手をついたら手首が痛くなってしまった・・・骨折してないのになぜ?
2024年11月6日
スポーツや日常生活で手首を痛めることは珍しくありません。
今回は、手をついて転倒した際に右手関節を捻挫し、月状骨の位置異常がみられた10代男性の治療症例を紹介します。整形外科にて骨折や脱臼などの所見は見られなかったため、当整骨院で治療をさせていただくことになりました。
整骨院での施術によって症状が改善され、スポーツに復帰するまでの流れを具体的に解説します!
手首の痛みの症例概要|江東区大島、住吉のサモーナスポーツ整骨ん
患者様情報
- 年齢:10代
- 性別:男性
- 主訴:2週間前に手をついた際に痛め、骨折はないが掌屈(手首を内側に曲げる動作)や背屈(手首を反らす動作)で違和感(痛み)が残っている。
お身体の状態
- |江東k理学検査(目立った所見なし)
- スウェイバック姿勢(腰が後方に引かれた姿勢)
- 掌屈、背屈でのつまり感
- タイトネステスト(筋肉の柔軟性チェック)
- ハムストリング、広背筋、大胸筋、小胸筋に緊張あり
- MMT(徒手筋力テスト)
- 腸腰筋の筋力低下(3)
- スティッフネス(筋肉の硬さ)
- 前腕屈筋群
- 前腕伸筋群
手首の症状と施術|江東区大島、住吉のサモーナスポーツ整骨院
症状について
今回の患者様は、転倒時に手をついた際、右手関節が過剰に背屈し、月状骨の位置が少しずれている状態でした。
手首を動かすときに関節が不安定になると、骨が正しい位置に収まらず、動作のたびに違和感や痛みを感じやすくなります。
特に月状骨は手関節の重要な部位であり、位置異常が起きると手首の安定性が損なわれ、スポーツや日常生活に支障をきたします。
治療方針
この患者さんの場合、月状骨の位置を正しい場所に戻す「月状骨入れ込み」と、痛みや違和感を軽減するための「ハイボルト治療」を施しました。
また、手関節サポーターを使用し、患部を安定させることで、治療の効果を長持ちさせることを目指しました。
施術内容と今後の治療方針|江東区大島、住吉サモーナスポーツ整骨院
1. 月状骨入れ込み
月状骨の位置を調整することで、違和感のレベルが10から3まで大幅に改善しました。
月状骨が正しい位置に戻ることで、掌屈や背屈の動作でのつまり感がほぼ消失しました。これにより、手関節を自由に動かせるようになり、違和感が減少しました。
2. ハイボルト治療
次に、遠位橈尺関節(手首の内側の関節)にハイボルト療法を行いました。ハイボルト治療は高電圧の電流を用いることで、筋肉や関節周囲の深部にアプローチし、痛みや違和感を即座に緩和させる効果があります。
この施術によって、残っていた違和感がさらに軽減し、ほとんどの動作で気にならないレベルまで改善されました。
3. 手関節サポーターの使用
最後に、患者様が持っていた手関節サポーターで患部を保持し、手首が安定するようサポートしました。
サポーターは、関節が再びずれることを防ぎ、日常生活や軽い運動の中でも手首にかかる負担を軽減する役割を果たします。
手関節の捻挫や違和感を放置するとどうなるか?
「骨折していないから大丈夫」と思ってしまいがちな捻挫ですが、放置していると関節や筋肉に不安定さが残り、違和感や痛みが長引くことが多くあります。
特に手首や足首といった頻繁に使う関節は、不安定な状態が続くと日常生活でも症状が悪化する恐れがあります。
放置することのリスク
- 慢性的な痛み:関節が不安定なまま使い続けると、周囲の筋肉や靭帯に負担がかかり、痛みが慢性化する恐れがあります。
- 動作の制限:手首を動かすたびに痛みや違和感があると、スポーツや家事、仕事などで支障が出やすくなります。
- 二次的な障害:不安定な関節をかばうように動かすことで、肩や肘など他の部位にまで負担がかかることがあります。
整骨院で行う関節の調整が重要な理由
関節がズレてしまった場合、痛みを感じなくなったとしても、関節が正しい位置に戻っていないと、慢性的な痛みの原因となりやすいです。そのため、整骨院での関節の調整や固定が必要です。プロの施術者による適切な施術を受けることで、再発予防が期待できます。
脱臼はしていなくても、若干の関節のずれがあることは少なくありません。少しの関節のアンバランスでも、関節の動きに支障をきたすので早めにご相談ください。
同じ症状でお悩みの方へ
手や足の関節は、不安定になりやすい部位です。特に手首は、日常生活やスポーツで頻繁に使うため、違和感や痛みが残ると生活の質が低下してしまいます。
骨折や脱臼がない場合でも、「違和感が抜けない」「手を動かすと引っかかる感じがする」という方は、放置せずに専門の施術を受けることが重要です。
整骨院でできること
- 関節の調整:ズレてしまった月状骨やその他の骨を適切な位置に戻し、痛みや違和感を改善します。
- 固定とサポート:サポーターやテーピングで、患部を安定させ、再発予防を行います。
- 再発防止のアドバイス:日常生活で気をつけるべきことや、筋力強化の方法など、再発防止のアドバイスも提供しています。
「骨折や脱臼していないから安心」と思わず、早期の適切な治療を受けて、安心してスポーツや仕事に取り組める身体を取り戻しましょう。
患者さんのゴール:部活動への早期復帰
こちらの患者様の目標は、部活動への早期復帰です。
整骨院での治療を継続することで、手首の違和感がほぼ解消され、自信を持ってスポーツに復帰することができます。
江東区・大島・住吉で手首の痛みや違和感でお悩みの方へ
江東区や大島、住吉エリアで手首の痛みや捻挫の治療をお探しの方は、ぜひサモーナスポーツ整骨院にご相談ください。
スポーツや日常生活でのケガや不調に対して、一人ひとりに合わせた丁寧な施術を行い、根本的な改善を目指しています。
執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹
江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!江東区大島、住吉のサモーナスポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。
江東区大島、住吉エリアの地域の健康増進に貢献させていただきます!!
当スポーツ整骨院の強みであるスポーツ整体で、お身体のお悩みを根本改善させていただければ幸いです。皆様の健康に全力で貢献させていただきます。
江東区大島サモーナスポーツ整骨院
院長 山田祐樹(整骨院勤務 8年以上)
保有国家資格:
柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html)
鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/)