後十字靭帯損傷(PCL損傷)


- 膝にぐらつきや不安定感を感じる
- 膝を深く曲げたときに違和感や痛みが出る
- 階段の上り下りで踏ん張りにくい
- 長時間の運動後に膝の奥が重だるく感じる
- 踏ん張ると違和感がある
スポーツ中に転倒したり、相手と衝突したりしたあと、「膝の後ろがズキッと痛い」「踏ん張ると違和感がある」と感じたことはありませんか?
その症状、もしかすると**後十字靭帯損傷(PCL損傷)**かもしれません。
後十字靭帯は、膝の安定性を支える4本の主要靭帯のうちの1本で、すねの骨(脛骨)が後方にズレるのを防ぐ重要な役割を担っています。
損傷すると膝がぐらついたり、力が入りづらくなったりと、スポーツパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
■ スポーツ中に起こりやすい原因
後十字靭帯損傷(PCL損傷)は、以下のようなシーンで発生しやすいスポーツ外傷です。
- サッカーやバスケットボールなどで相手と衝突して膝を強打したとき
- ラグビーやアメフトなどのコンタクトプレーで膝に直接力が加わったとき
- スキーやスノーボードで転倒し、すねを強く打ったとき
- 自転車やバイクの転倒で膝を地面や車体にぶつけたとき
特に、膝を曲げた状態で後方から衝撃を受けると靭帯が伸ばされ、部分断裂や完全断裂に至ります。
■ 見逃されやすい「静かな損傷」
PCL損傷は、前十字靭帯損傷(ACL損傷)ほど腫れや強い痛みが出ないケースが多く、「少し痛いけど動けるから大丈夫」と思って放置してしまう人も少なくありません。しかし、以下のような症状が続く場合は注意が必要です。
- 膝にぐらつきや不安定感を感じる
- 膝を深く曲げたときに違和感や痛みが出る
- 階段の上り下りで踏ん張りにくい
- 長時間の運動後に膝の奥が重だるく感じる
これらはすべて、後十字靭帯が損傷して膝の安定性が低下しているサインです。放置すると、関節軟骨への負担増加 → 変形性膝関節症の進行につながることもあります。
■ 早期対応の重要性
後十字靭帯損傷は、
- 整形外科での正確な診断(MRI・X線など)
- 整骨院でのリハビリ・再発予防トレーニング
上記の両輪でケアすることが理想的です。
江東区エリアにはスポーツ外傷に強い医療機関がいくつかありますが、その中でも**「サモーナスポーツ整骨院(大島駅・住吉駅)」**は、競技復帰を目指すアスリートや学生を対象に、機能回復・動作改善・再発防止を目的としたサポートを行っています。
後十字靭帯損傷(PCL損傷)とは? ― 構造と発生メカニズム
後十字靭帯(Posterior Cruciate Ligament:PCL)は、膝関節の中央部に位置する強靭な靭帯で、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)を後方で結んでいます。
「十字靭帯」という名前の通り、前十字靭帯(ACL)と交差するように走行しており、膝の前後方向の安定性を支える非常に重要な構造です。
この靭帯の主な役割は、膝を曲げたときにすねの骨が後方へズレるのを防ぐことです。特に、階段を下りる・しゃがむ・ジャンプの着地などの動作では、膝に大きな負担がかかります。
その際、PCLがしっかりと働くことで膝が安定し、スムーズな動作が可能になります。もしこの靭帯が損傷すると、膝が不安定になり「踏ん張れない」「ぐらつく」といった感覚が現れるのです。
■ 損傷が起こるメカニズム
PCL損傷は、膝が曲がった状態で後方から強い力を受けたときに発生します。代表的なシーンとしては、以下のようなものが挙げられます。
- サッカーやバスケットボールで相手と衝突し、すねを打ちつけたとき
- ラグビーや柔道で転倒し、膝を地面に強くぶつけたとき
- バイクや自転車の事故で、膝を曲げたままダッシュボードや路面に当てたとき
- スキーやスノーボードで後方に転倒し、足首が固定された状態で膝がねじれたとき
これらの衝撃によって、脛骨が大腿骨に対して後方へ押し出され、後十字靭帯が過度に伸ばされた結果、部分断裂や完全断裂が生じます。
■ ACL損傷との違いと見逃されやすさ
PCL損傷は、前十字靭帯(ACL)損傷と比べると発生頻度が低いものの、痛みや腫れが軽い傾向があるため、気づかないうちに悪化することが多いスポーツ障害です。
ACL損傷が「着地や方向転換の際のねじれ」で発生するのに対し、PCL損傷は「曲げた膝に後方から力が加わる」ことで起こります。
そのため、受傷直後に歩けるケースも多く、選手自身が「少し打っただけ」と判断してプレーを続けてしまうことがあります。
しかし、PCLは膝の後方安定性を唯一支える靭帯であるため、これを損傷すると、膝全体の動きのバランスが崩れやすくなります。結果として、時間の経過とともに関節軟骨への負担が増し、変形性膝関節症の発症リスクが高まることもあります。
■ スポーツ選手に多い受傷パターン
スポーツ別に見ると、PCL損傷が起こりやすい競技には以下の傾向があります。
- サッカー選手:スライディングやタックルで膝を地面に打つことが多い
- ラグビー選手:タックル・スクラムで体重が一点に集中する
- バスケットボール選手:ジャンプの着地姿勢が崩れたときの衝撃
- スキー・スノーボード選手:後方転倒時に足首固定による膝のねじれ
これらの競技に共通するのは、膝を深く曲げた状態で強い力がかかる動作が多いという点です。
さらに、大腿四頭筋(前もも)の筋力に対してハムストリングス(もも裏)の筋力が強すぎる場合、膝を後方に引っ張る力が増し、PCLに負担をかけやすくなることも知られています。
■ 損傷を防ぐための理解が大切
後十字靭帯損傷は、一度起こると長期的なリハビリが必要になる場合があります。したがって、単に「ケガを治す」という視点だけでなく、発生の仕組みを理解して予防・再発防止に取り組むことが非常に重要です。
膝の構造や動作の特徴を知ることで、プレー中の姿勢や筋力バランスを意識でき、ケガのリスクを大きく減らすことができます。
次章では、このPCL損傷によって現れる具体的な症状と、日常生活・競技への影響について詳しく解説します。
後十字靭帯損傷(PCL損傷)の主な症状と日常生活・スポーツへの影響
後十字靭帯損傷(PCL損傷)は、受傷直後の痛みが比較的軽いことが多く、見逃されやすい靭帯損傷です。
しかし、膝の安定性を支える重要な組織が損なわれているため、時間の経過とともに不安定感・筋力低下・動作の異常が現れてきます。ここでは、典型的な症状と、日常生活やスポーツ動作への影響を整理してみましょう。
■ 代表的な症状
後十字靭帯損傷の症状は、損傷の程度(軽度〜完全断裂)によって異なりますが、多くの人に共通して次のような特徴が見られます。
- 膝の奥の痛みや重だるさ:膝裏や関節の深部に鈍い痛みを感じることが多い
- 膝のぐらつき(不安定感):階段や坂道を下るときに「膝が抜ける」ような感覚がある
- 踏ん張りにくさ・力の入りにくさ:片足で体重を支えたときに不安定になりやすい
- 腫れや熱感:受傷直後に関節内で出血が起きると膝が腫れることがある
- 可動域の制限:膝を深く曲げると痛みや違和感が出て、動かしにくくなる
これらの症状は、特に「しゃがむ」「立ち上がる」「階段を下りる」といった動作で強く感じられます。
また、安静時には痛みが少なくても、運動後や長時間歩行後に膝の奥が重く感じることもあります。
■ 日常生活での影響
PCL損傷は、日常の何気ない動作にも少しずつ支障をきたします。初期の段階では軽い不便さに感じても、放置すると膝の使い方にクセがつき、二次的な障害を招くおそれがあります。
たとえば次のような影響がよく見られます。
- 階段の下り動作が怖い・不安定
- 長時間の立ち仕事や移動で膝が重だるい
- しゃがみ姿勢が取りづらい・膝裏が突っ張る
- 正座ができない、膝を深く曲げると痛む
- スポーツ後に膝が腫れやすくなる
このような状態を放置すると、膝をかばう動作が習慣化し、太もも(大腿四頭筋)やお尻(殿筋)の筋力低下につながります。筋肉のバランスが崩れることで、さらに関節への負担が増し、悪循環に陥ってしまうのです。
■ スポーツパフォーマンスへの影響
PCL損傷はスポーツ選手にとって、競技復帰までの大きな壁となります。膝の安定性が損なわれることで、瞬発的な動きや方向転換の精度が低下し、パフォーマンスが落ちるだけでなく、再受傷のリスクも高まります。
具体的な影響としては、
- サッカー・ラグビーなどでの切り返しや踏み込みの遅れ
- バスケットボールやバレーでのジャンプ着地時のバランス不良
- スキーやスノーボードでの後方転倒リスクの増加
- 陸上競技でのスタートダッシュ時の力の伝達低下
などが挙げられます。
PCL損傷は痛みよりも「動作の不安定さ」が問題になることが多く、正しいリハビリを行わないまま復帰すると、膝全体の動作パターンが乱れて再発を繰り返すケースもあります。
■ 放置による長期的リスク
後十字靭帯が断裂したまま放置すると、膝の骨の位置関係がわずかにずれたまま動くようになり、関節軟骨への摩擦が増えます。
長期間の放置により、変形性膝関節症や半月板損傷を併発するリスクが高くなるため、早期の正確な診断とリハビリ介入が重要です。
PCL損傷は「痛みが少ないから軽症」とは限りません。膝の奥に違和感が続く場合は、まず整形外科で正確な検査を受け、症状に応じたリハビリを始めることが大切です。
次章では、整形外科で実際に行われる診断・治療の流れについて詳しく見ていきます。
整形外科でできること ― 診断と治療の流れ
後十字靭帯損傷(PCL損傷)は、外見上の変化が少ないため、自己判断では正確な状態を把握できません。
「少し膝を打っただけ」と思って放置すると、関節のズレや筋力低下が進み、長期的な機能障害につながることもあります。
まずは整形外科で正確な診断と適切な治療方針の判断を受けることが、早期回復への第一歩です。
■ 診断の流れ
整形外科では、問診・視診・触診を通じてケガの経緯や痛みの場所を確認したうえで、次のような検査を行います。
- 徒手検査(後方引き出しテスト):
膝を曲げた状態で脛骨を後方に押し、どの程度動くかを確認する検査。PCL損傷の有無を推測します。 - X線検査(レントゲン):
骨の位置関係を確認し、骨折や脱臼を伴っていないかをチェックします。 - MRI検査:
靭帯や半月板などの軟部組織を詳細に観察でき、損傷の程度(部分断裂・完全断裂)を正確に把握します。 - 超音波検査(エコー):
リアルタイムで靭帯の状態や関節液の溜まり具合を確認する際に用いられることもあります。
これらの検査結果をもとに、整形外科医が損傷の重症度を判定し、治療方針を決定します。
■ 保存療法(手術をしない治療)
PCL損傷の多くは、**保存療法(非手術的治療)**で改善を目指します。
特に部分断裂や軽度の損傷の場合、膝周囲の筋肉を鍛えることで安定性を取り戻すことが可能です。
保存療法の主な内容は以下の通りです。
- 安静・固定:受傷直後は炎症を抑えるため、サポーターや装具で膝を固定
- アイシング・圧迫・挙上(RICE処置):痛みや腫れを軽減する初期対応
- 理学療法(リハビリ):関節可動域の回復、太もも(大腿四頭筋)やお尻(殿筋)の筋力強化を目的とした運動療法を実施
- 装具療法:後方へのズレを防ぐ専用のPCL装具を使用し、靭帯の自然治癒をサポートします
この段階で重要なのは、「痛みが引いた=治った」と思わないことです。PCLは自然修復力が比較的高い靭帯ですが、筋力バランスが整わないまま復帰すると再発リスクが高まるため、医師や理学療法士の指導のもとで慎重に進める必要があります。
■ 手術療法が検討されるケース
完全断裂や他の靭帯損傷を合併している場合、手術療法が検討されます。PCL再建術では、自己腱(ハムストリングス腱など)や人工靭帯を用いて損傷した靭帯を再構築し、関節の安定性を回復させます。
手術後は、段階的なリハビリ期間(約6〜9か月)を経て競技復帰を目指すのが一般的です。
■ 整形外科でのフォローアップの重要性
PCL損傷は、受傷から数週間〜数か月後に膝の不安定感や筋力低下が顕著になるケースも多いため、定期的な経過観察が欠かせません。
整形外科では、MRIなどを再度用いて回復具合を確認しながら、装具の調整・リハビリ内容の更新・競技復帰時期の判断を行います。
整形外科での治療は、靭帯そのものの回復や膝の安定性の確保を目的とした「医学的アプローチ」です。
しかし、実際に競技や日常動作に復帰するためには、動きのクセを修正し、再発を防ぐための「機能的リハビリ」が必要です。
次章では、江東区大島駅・住吉駅近くのサモーナスポーツ整骨院で行われている、スポーツ選手向けの具体的なリハビリ・ケア内容をご紹介します。
サモーナスポーツ整骨院でできること ― リハビリと再発予防
後十字靭帯損傷(PCL損傷)は、整形外科での診断と治療で痛みや炎症が落ち着いた後、リハビリによる機能回復と再発防止が非常に重要になります。
江東区の「サモーナスポーツ整骨院(大島駅・住吉駅)」では、スポーツ障害や靭帯損傷に特化した施術とリハビリを通じて、患者一人ひとりの状態に合わせた総合的なサポートを行っています。
■ サモーナスポーツ整骨院の特徴
サモーナスポーツ整骨院は、スポーツ選手や学生アスリートの来院が多く、競技復帰を視野に入れた実践的なリハビリテーションを得意としています。
整形外科と連携しながら、医療的治療の次段階として「動作改善」「筋力再教育」「フォーム修正」などを中心にアプローチしていく点が特徴です。
主な取り組みは以下の通りです。
- 関節可動域の回復:炎症後に硬くなった関節を、徒手療法やストレッチで安全に動かしていく。
- 筋力バランスの再構築:大腿四頭筋とハムストリングスのバランスを整え、膝への負担を軽減。
- 姿勢・フォームの改善:競技中の動作分析を行い、再発リスクを高める癖を修正。
- 神経‐筋再教育トレーニング:身体の反応速度や安定性を高め、実践動作への適応を促す。
- 再発予防のセルフケア指導:ストレッチ・体幹トレーニング・ホームエクササイズを丁寧に指導。
これらのアプローチによって、単に「痛みを取る」だけではなく、動ける身体を取り戻すための根本的な機能回復を目指しています。
■ リハビリの進め方
サモーナスポーツ整骨院では、段階的に回復を促すプログラムを組み立てます。
リハビリは大きく3つのフェーズに分かれます。
- 初期(安静〜可動域回復)
腫れや痛みを抑え、膝の可動域を確保する時期。電気療法・温熱療法・軽いストレッチを中心に行います。 - 中期(筋力強化・安定化)
大腿四頭筋や殿筋群を中心に筋トレを行い、膝の安定性を回復させます。自重・チューブ・バランストレーニングなどを段階的に実施。 - 後期(競技復帰・再発予防)
ジャンプ・方向転換・ダッシュなど、スポーツ特有の動作を取り入れたアスレティックリハビリを実施。フォームチェックやビデオ分析を行い、競技復帰後も再発しにくい身体づくりを支援します。
このように、サモーナスポーツ整骨院では**「整形外科治療の次のステップ」としての機能回復リハビリ**を重視しています。
■ 地域密着型のサポート体制
サモーナスポーツ整骨院は、江東区の大島駅・住吉駅からアクセスしやすい立地にあり、学生アスリートから社会人スポーツ愛好家まで幅広い層が通院しています。
地域の整形外科と連携しながら、診断→治療→リハビリ→競技復帰までを一貫してサポートできるのが大きな強みです。
また、PCL損傷以外にも、前十字靭帯損傷・半月板損傷・肉離れ・足首の捻挫など、あらゆるスポーツ外傷に対応しています。
リハビリの専門知識を持つスタッフが常駐しており、症状や競技特性に合わせたパーソナルケアを受けることが可能です。
■ 再発を防ぐために大切なこと
PCL損傷の回復過程で最も重要なのは、「痛みがなくなった=完治」ではないという意識です。
痛みが引いても、膝周囲の筋力や動作バランスが不十分なまま競技に戻ると、再受傷のリスクが高まります。
サモーナスポーツ整骨院では、競技復帰時期の判断も含め、安全で持続的な復帰を最優先にサポートしています。
整形外科での治療と、サモーナスポーツ整骨院での機能的リハビリを組み合わせることで、
後十字靭帯損傷からの回復はより確実なものになります。
次章では、こうした医療機関と整骨院を上手に活用するための受診の目安と活用アドバイスをお伝えします。
受診の目安と医療機関・整骨院の活用法(まとめ)
後十字靭帯損傷(PCL損傷)は、見た目の変化や痛みが軽い場合でも、膝の内部では確実にダメージが進行しています。
「少しぶつけただけ」「動けるから大丈夫」と自己判断して放置すると、関節のズレや筋力低下が進み、慢性的な膝の不安定感に悩まされることもあります。
そのため、違和感を感じた時点で医療機関を受診することが、早期回復のために最も大切なステップです。
■ 受診を検討すべきサイン
以下のような症状がある場合は、整形外科での検査をおすすめします。
- 膝の奥や裏側に重だるさや痛みを感じる
- 階段を下りるときに膝が抜けるような不安定感がある
- スポーツ後に膝が腫れたり熱をもったりする
- しゃがむ・正座をすると膝裏に違和感がある
- 動作中に力が入りづらい、踏ん張れない感覚がある
これらのサインは、後十字靭帯や膝周囲の安定機構に異常がある可能性を示しています。
早期にMRIなどの画像検査を受けることで、軽度の損傷でも正確に判断し、悪化を防ぐことができます。
■ 整形外科と整骨院の上手な使い分け
PCL損傷の回復には、「整形外科」と「整骨院」の両方を上手に活用することがポイントです。
それぞれの役割を理解し、適切なタイミングで併用することで、治療効果を最大化できます。
- 整形外科の役割
→ MRIやX線などによる正確な診断と、損傷の程度に応じた治療方針の決定(保存療法・手術療法)。
→ 痛みや炎症を抑える医学的治療を中心に行います。 - 整骨院の役割
→ 痛みが落ち着いた後のリハビリテーションや動作改善・筋力再教育を実施。
→ スポーツ現場に近い視点で、再発を防ぐ身体づくりをサポートします。
特に、江東区の**サモーナスポーツ整骨院(大島駅・住吉駅)**は、整形外科での治療を終えた患者の「その先」を支える施設として、医療機関との連携にも力を入れています。
■ 早期リハビリの重要性
PCL損傷のリハビリは、「痛みがある時期を過ぎてから始めるもの」と思われがちですが、実際にはできる範囲で早期から始めることが理想的です。
整形外科での指示を受けながら、整骨院で可動域訓練や軽度の筋トレを進めることで、筋力低下を防ぎ、回復をスムーズにします。
特にスポーツ選手の場合、復帰の早さよりも正しい動作を取り戻すことが再発防止につながります。
焦らず、専門家のもとで段階的にリハビリを継続することが何より大切です。
■ まとめ ― 自分の膝を守るために
後十字靭帯損傷は、早期の診断と適切なリハビリによって多くのケースで改善が期待できます。
そのために、次の3つを意識しましょう。
- 違和感を感じたら早めに整形外科を受診する
- 痛みが落ち着いたら整骨院で機能回復と再発予防に取り組む
- 焦らず、段階的に競技復帰を目指す
江東区・大島駅、住吉駅近くのサモーナスポーツ整骨院は、整形外科と連携しながら、PCL損傷をはじめとしたスポーツ障害のリハビリをサポートしています。
膝に違和感がある方や、競技復帰を目指している方は、ぜひ早めに相談してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 後十字靭帯損傷(PCL損傷)は自然に治りますか?
A. 軽度の部分損傷であれば、安静やリハビリを中心とした保存療法で自然修復するケースもあります。
ただし、完全断裂や複数の靭帯を同時に損傷している場合は、手術を検討する必要があります。痛みが少なくても放置せず、整形外科で正確な診断を受けることが大切です。
Q2. 手術をしなくてもスポーツに復帰できますか?
A. 多くのPCL損傷は、リハビリによる筋力強化と動作改善によって競技復帰が可能です。
特に大腿四頭筋や殿筋を鍛えることで、膝の後方安定性を補うことができます。
サモーナスポーツ整骨院では、競技復帰に向けた段階的なプログラムを行い、再発防止までサポートしています。
Q3. 後十字靭帯損傷と前十字靭帯損傷はどう違うのですか?
A. 前十字靭帯(ACL)は「すねの骨が前に出るのを防ぐ」靭帯で、方向転換やジャンプ着地で損傷しやすいのが特徴です。
一方、後十字靭帯(PCL)は「すねの骨が後ろに下がるのを防ぐ」靭帯で、膝を曲げた状態で衝撃を受けたときに損傷します。
どちらも膝の安定性に関わる重要な靭帯で、損傷の放置は関節障害につながるおそれがあります。
Q4. 整形外科と整骨院、どちらに行けばいいですか?
A. まずは整形外科でMRIやX線による正確な診断を受けましょう。
その後、炎症や痛みが落ち着いた段階で、整骨院でリハビリや動作改善トレーニングを行うのが理想です。
江東区のサモーナスポーツ整骨院では、整形外科と連携してリハビリを進めることが可能です。
Q5. PCL損傷を予防するにはどうすればいいですか?
A. 予防には、以下のポイントを意識することが重要です。
- 太ももの前側(大腿四頭筋)を中心に筋力を強化する
- 膝を深く曲げた状態での衝撃を避ける
- ウォーミングアップ・ストレッチを十分に行う
- 正しいフォームでのジャンプ・着地を意識する
特に競技スポーツでは、姿勢や動作のクセがケガのリスクを高めるため、整骨院で定期的にフォームチェックを受けるのがおすすめです。
Q6. 江東区のサモーナスポーツ整骨院にはどんな人が通っていますか?
A. 学生アスリートから社会人ランナー、趣味でスポーツを楽しむ方まで幅広い層が通院しています。
「整形外科で治療を終えたけれど動きに不安が残る」「競技復帰に向けて体を整えたい」といった方が多く、専門的なリハビリと再発予防のトレーニングを受けるために来院されています。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。









