テニス肘(外側上顆炎)


- 家事や仕事で重いものを持つことが多い
- 物を持ち上げる、タオルを絞るような操作で肘の外側が痛い
- 赤ちゃんの抱っこで腕や肘の外側に痛みがでる
- デスクワークでパソコンや細かく指を動かす事が多い
- テニスをやっている
肘の外側が痛い…それ、「テニス肘」かもしれません
肘の外側にチクッとした痛みや、物を持ち上げるときの違和感を感じたことはありませんか?
「スポーツをしていないから、まさか自分が“テニス肘”なんて…」と思われるかもしれませんが、実はこの症状、誰にでも起こりうる身近な障害なのです。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とは、肘の外側にある「腱」の付着部が、繰り返しの動作や使いすぎによって炎症や変性を起こし、痛み・違和感・筋力低下などを引き起こす状態を指します。
テニス肘は“テニスをしていない人”にも多い
名称からスポーツ障害のイメージが強い「テニス肘」ですが、実際には以下のような日常生活の何気ない動作でも発症します。
テニス肘になりやすい動作の例
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フライパンや鍋などを持ち上げる
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洗濯物を干す・絞る動作
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パソコン作業で長時間マウスを操作する
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DIYやガーデニングなどで手首を繰り返し使う
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子どもやペットを抱き上げる
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楽器(ギター、バイオリンなど)演奏
このように、「テニス」という名前とは裏腹に、日常的な負担の積み重ねが原因であることが多いのです。
スポーツ整骨院にも多い「テニス肘」の相談
当スポーツ整骨院では、肘の外側の痛みで来院される患者さまの多くが、この「テニス肘」の症状を抱えています。
特に以下のような方がよくご相談に来られます。
来院されることが多い患者さまの特徴
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30代~50代の方(男女問わず)
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家事や介護で手首や肘を酷使している方
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テニス・ゴルフ・バドミントン・卓球などの愛好者
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長時間パソコン・スマートフォンを使うビジネスパーソン
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最近、急に腕を使う仕事や趣味を始めた方
これらの方に共通しているのは、「前腕(ひじ〜手首)を酷使している」という点です。
この記事でわかること
本記事では、次のような疑問に答えていきます。
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そもそも「テニス肘」って何?
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どんな症状が出たら注意が必要?
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放っておくとどうなる?
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原因やリスクにはどんなものがある?
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スポーツ整骨院ではどういった施術をするの?
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自分でできるケア・予防法はある?
専門的な内容も、わかりやすく丁寧に解説していきますので、肘の痛みにお悩みの方はもちろん、まだ痛みが出ていない方にも、予防の参考としてぜひお読みいただきたい内容です。
まずはお気軽にご相談ください
痛みが軽いうちは、つい「そのうち治るかな?」と放置しがちですが、テニス肘は早期の対処が何より重要です。慢性化すると回復までに時間がかかり、日常生活にも大きな支障が出ることもあります。
「肘の外側が痛む」「物を持つときに違和感がある」
そんな症状に心当たりがあれば、お早めにご相談ください。
当スポーツ整骨院では、原因の見極めから根本改善・再発防止までをしっかりサポートいたします。
テニス肘とは?正式名称とその特徴を解説
「テニス肘」とは、医学的には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつ がいそくじょうかえん)」と呼ばれる疾患です。
その名の通り、肘の外側(=上腕骨外側上顆)に炎症や痛みが生じる状態で、前腕の使いすぎによって起こる「腱障害」の一種です。
特に、手首を反らす・ひねる・繰り返し使うといった動作を日常的に行っている方に多く見られます。
上腕骨外側上顆炎とは?
テニス肘の原因となる「上腕骨外側上顆」とは、肘の外側にある骨の突起部分のことです。
この部分には、前腕の筋肉を動かす複数の腱が付着しており、物を握る・手首を動かすなどの動作で常に負荷がかかります。
長期間にわたり過度な負荷が加わると、次のような変化が起きます。
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腱に微細な損傷が繰り返される
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損傷が修復される前にさらに負荷がかかる
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炎症や腱の変性が進行し、痛みとして現れる
こうした過程を経て、テニス肘が発症します。
テニスをしていなくても発症する理由
「テニス肘」という呼び名は、テニスプレイヤーに多く発症することから名付けられました。
しかし、現在では以下のような動作が原因で発症するケースが増えており、スポーツ経験の有無にかかわらず誰にでも起こる障害として知られています。
発症要因の一例
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パソコン作業や事務作業でのマウスやキーボード操作
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家事や介護で手首を使う動作(掃除、洗濯、調理など)
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育児やペットの抱き上げ
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楽器演奏、職人作業、細かい手作業
つまり、「テニス肘」は生活習慣や仕事、趣味が原因となることが非常に多いのです。
江東区エリアでも増えているテニス肘のご相談
近年、当スポーツ整骨院(江東区大島・住吉)にも、テニス肘の症状でご来院される患者さまが増えています。特に、江東区内でデスクワークをされている方や、家事・育児に日々忙しい主婦層からのご相談が多い傾向にあります。
サモーナスポーツ整骨院では、大島・住吉エリアに根ざした整骨院として、地域住民の肘や肩の痛みを数多くサポートしてきた実績があります。
当スポーツ整骨院に来院される患者さまの中にも、「昔から肘に違和感があったが、最近になって痛みが増してきた」という声が非常に多く寄せられています。
テニス肘の放置は危険です
初期のテニス肘は、違和感や軽い痛み程度であることが多く、つい放置してしまいがちです。
しかし、適切な対処をせずに動作を繰り返してしまうと、炎症が慢性化し、治りにくい状態へ進行する恐れがあります。
こんな症状がある方は、なるべく早めにご相談ください。
テニス肘が疑われる初期症状
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肘の外側を押すと痛みがある
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手のひらを下に向けて物を持つと痛む
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ドアノブを回す・フライパンを振るといった動作で痛む
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朝起きたときに肘にこわばりを感じる
痛みが慢性化すると、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、完治までの期間が長引いてしまうことも少なくありません。
江東区でテニス肘にお悩みの方へ
江東区大島・住吉周辺で「肘の痛みが気になる」「整形外科では様子見と言われたが、なかなか治らない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、当スポーツ整骨院へご相談ください。
私たちは、症状の根本的な原因を見極め、患者さま一人ひとりに最適な施術プランをご提案いたします。地域密着型の整骨院として、江東区で働く方・暮らす方の健康をしっかりとサポートいたします。
テニス肘の主な症状とは?日常で現れる痛みのサインを詳しく解説
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の初期症状は、軽い違和感や一時的な痛みから始まることが多く、自覚しにくい場合もあります。
しかし放置することで、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みへと進行するケースも少なくありません。
ここでは、テニス肘に典型的な症状をわかりやすく整理しながら、実際によくある場面での痛みの特徴をご紹介します。
テニス肘の代表的な症状
テニス肘では、以下のような症状がみられます。
1. 肘の外側に押すと痛みがある
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肘の「外側の骨の出っ張り(外側上顆)」を軽く押しただけで痛みがある
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押すとピンポイントで鋭い痛みが出る
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触れるだけでも不快感や重だるさを感じる
2. 手首の動きに連動して痛みが出る
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手のひらを下に向けて物を持ち上げるときに痛む
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重たい荷物を持つと肘に響くような痛みが走る
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手首を反らす・ひねると肘に違和感が出る
3. 握力が落ちたように感じる
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ペットボトルのキャップが開けにくい
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バッグの持ち手が持ちにくい、落としそうになる
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ゴルフクラブやラケットをしっかり握れない
日常のこんな動作で痛みが出たら要注意
テニス肘は「動かすと痛む」「特定の動作だけ痛い」ことが特徴です。
以下のような日常動作で痛みを感じるようであれば、テニス肘の可能性があります。
痛みを感じやすい動作の一例
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フライパンを持ち上げた瞬間にズキッと痛む
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洗濯物を絞るときに肘の外側に響く
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子どもを抱っこしたときに手首〜肘が痛む
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ドアノブを回す・ネジを締める動作で違和感
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キーボードやマウスを長時間使った後に痛みが出る
これらの痛みは、動作をやめれば一時的に収まることがあるため、「疲れかな」と思って見過ごされがちです。しかし、痛みが繰り返される・悪化するようであれば、早期の対応が必要です。
テニス肘のセルフチェック
症状の進行具合を知るための簡単なセルフチェック方法を紹介します。
テニス肘セルフチェック項目
- 肘の外側(外側上顆)を押すと痛みがある
- 手のひらを下に向けた状態で物を持ち上げると痛む
- 中指を立て、他の手でその中指を押し下げると肘が痛む(Thomsenテスト)
- 荷物や買い物袋を持つときに、以前よりも不安定に感じる
- 日に日に痛みが強くなっている、または動作範囲が狭まっている
一つでも該当する項目があれば、テニス肘の初期〜中期の症状が出ている可能性があります。
痛みを軽く見ないで、早めの対策を
テニス肘は、初期であれば保存療法(休息・物理療法・手技など)で十分に改善することが多い一方で、放っておくと慢性化し、日常生活にまで影響を及ぼすことがあります。
当スポーツ整骨院(江東区大島・住吉)にも、
「最初はちょっとした違和感だったのに、数週間で痛くて物が持てなくなった」
「病院で湿布をもらったけど良くならなかった」
といったお悩みで来院される方が多数いらっしゃいます。
肘の違和感を感じた段階で、早めに対応することが改善への近道です。
なぜテニス肘になるのか?スポーツ動作に潜む原因を徹底解説
「肘が痛い=肘に原因がある」と思われがちですが、実際にはテニス肘の原因は肘単体ではなく、全身のバランスや運動連鎖にまで及ぶことが多くあります。
この章では、テニスやゴルフなどスポーツに取り組む方がテニス肘になる本当の理由を、整骨院の視点から詳しく解説します。
単なる「使いすぎ」ではない。テニス肘の本質的な原因
確かに、ラケットやクラブを何度も振るような反復動作により、前腕の伸筋群(特に短橈側手根伸筋)に過度な負担がかかることは、テニス肘の直接的な原因です。
しかし、同じように練習していても痛くなる人とならない人がいるのはなぜでしょうか?
そこには以下のような「身体の使い方の違い」が深く関わっています。
テニス肘を引き起こす根本的な要因
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スイング時に手首(リスト)に頼りすぎている
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肩関節や肩甲骨の可動性が悪く、肘に負荷が集中している
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体幹や股関節がうまく使えておらず、腕で力を出している
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ストロークのフォロースルーが不十分で、振り抜きが止まってしまっている
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ラケットのグリップが強すぎる・長時間同じフォームでプレーしている
つまり、肘に痛みが出ている場合でも、身体全体の「連動性」や「柔軟性の不足」が大きく影響しているのです。
スポーツ動作における運動連鎖の乱れが招くテニス肘
スポーツにおけるスイングやショットは、次のような**連続した運動連鎖(キネティックチェーン)**によって成り立っています。
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足部の接地・踏み込み
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下肢(股関節、膝、足首)の回旋
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体幹・骨盤の捻転
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肩甲骨・肩関節の可動
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上腕・前腕の連動
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手首・指の制御とインパクト
このどこか一つでもスムーズに動かない箇所があると、その負荷が肘や手首といった末端に集中し、結果としてテニス肘の発症リスクが高まるのです。
特に、以下のような状態がある方は注意が必要です。
運動連鎖が崩れているサイン
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フォアハンドやバックハンド時に肩が詰まる感覚がある
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腰や股関節の動きが固く、上半身だけでスイングしている
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片足体重でのバランスが取りにくい
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ボールを打つ際に、力の逃げ場がない(インパクト時のブレーキ動作)
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練習終わりに肘や手首が極端に疲労する
関節可動域の低下もテニス肘の原因に
フォームの問題や連鎖の乱れに加えて、各関節の柔軟性の不足も大きなリスク要因となります。
例えば以下のような可動域制限があると、肘周辺への負荷は一層大きくなります。
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肩関節の外旋・挙上制限
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肩甲骨の内転・下制の不足
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手関節の背屈制限(手首を反らす動作)
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胸椎の回旋可動域の低下
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股関節の内外旋の硬さ
これらがある状態で無理にプレーを続けていると、筋肉の緊張が持続し、やがて腱の炎症や変性を引き起こします。
江東区で部活動・クラブスポーツをしている方へ
当スポーツ整骨院(江東区大島・住吉)には、テニス部やソフトテニス、ゴルフ、卓球、バドミントンなどに取り組む中高生・社会人の方が多く来院されています。
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「フォームは習ってきたけど、体の使い方まで見てもらったことがない」
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「柔軟性や姿勢が影響してるなんて思わなかった」
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「肘だけじゃなく、体幹も含めてみてもらって改善した」
こうしたお声も多数いただいています。
スポーツに真剣に取り組んでいる方にこそ、“肘だけを診る”のではなく、“体全体の使い方”に目を向けることが大切です。
スポーツパフォーマンスを維持しながらケガを防ぐために
痛みを我慢しながらプレーを続けると、肘だけでなく肩・手首・背中にも影響が波及する可能性があります。
当スポーツ整骨院では、江東区エリアで活動するアスリートや学生アスリートの方に対して、
- 原因分析(フォーム・可動域・筋力バランス)
- 再発予防のためのストレッチ・トレーニング指導
- プレーパフォーマンスを落とさない施術プラン
など、現場復帰・競技継続を第一に考えたサポートを行っています。
放っておくとどうなる?テニス肘を軽視してはいけない理由
テニス肘は、初期の段階では「ちょっと痛むだけ」「使いすぎたかな」と見過ごされやすい症状です。
しかし、適切な処置をせずに放置すると、慢性化して治りにくくなり、競技や仕事に支障をきたすリスクが高まります。
ここでは、テニス肘を放置した場合に起こり得る影響を、段階別に解説していきます。
初期段階:違和感や軽い痛み
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肘の外側にピリピリとした違和感や重だるさがある
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ラケットや道具を握ると痛むが、しばらくすると治まる
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「疲労かな」と自己判断して放置しがち
この段階では、痛みは一時的で、使用をやめれば改善するように見えるため、自己判断で様子を見てしまう方が多くいます。
中期段階:痛みが強くなり、回復が遅れる
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軽い荷物でも肘が痛むようになる
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安静にしても痛みが完全には引かない
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握力が落ちてきたように感じる
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日常動作(タオルを絞る・ドアノブを回すなど)に支障が出てくる
この時点で無理に練習や仕事を続けていると、**腱組織の変性(=構造的な損傷)**が進行し、自然治癒が困難になるリスクがあります。
慢性化:テニス肘が長期化するリスク
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痛みが3か月以上続く
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肘の周囲に筋肉の緊張やこわばりが広がる
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肘だけでなく、肩や手首に負担が波及する
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痛みのためにフォームが崩れ、パフォーマンスが低下する
慢性化したテニス肘は、患部の炎症だけでなく、姿勢や動作そのものに悪影響を与えるようになります。結果として、肘の治療だけではなく、全身のコンディショニングが必要になることもあります。
競技やトレーニングへの影響
スポーツをしている方にとって、テニス肘を放置する最大のリスクは、競技復帰に時間がかかることです。
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痛みのせいで練習に制限がかかる
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フォームが崩れ、別の部位(肩・腰・手首など)を痛める
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トレーニングを中断する期間が長引き、パフォーマンスが低下
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試合や大会を欠場せざるを得ないケースも
早期対応をしていれば1〜2週間で改善できたものが、放置することで数か月単位の離脱期間になることもあります。
二次的障害のリスク
肘の痛みをかばって無理に動かし続けると、以下のような別の部位に障害が発生するリスクも高まります。
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肘の可動域制限 → 肩関節のインピンジメント症候群
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前腕の過緊張 → 手首の腱鞘炎
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反対側の腕での代償動作 → 両肘の痛み
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全身のアライメント崩れ → 腰痛・猫背・骨盤の傾き
痛みを「一部の問題」ととらえず、全身のバランスや動作の質として捉える視点が重要です。
江東区大島・住吉エリアで早期改善をご希望の方へ
サモーナスポーツ整骨院(江東区大島・住吉)では、テニス肘のような競技生活に影響する痛みを「早期に的確に改善」するサポートを行っています。
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整形外科で湿布や安静指示しかなかった方
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試合や大会が控えていて練習を休めない方
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再発防止までしっかり見てもらいたい方
このようなお悩みをお持ちの方には、患部の治療だけでなく、姿勢やフォーム、柔軟性まで含めたアプローチをご提案しています。
肘の違和感や痛みを感じたら、どうかそのままにせず、一度ご相談ください。
特にテニスなどのラケットスポーツを行っている人に関しては、肘の痛みがなくなっても根本的な問題を改善しない限りは「再発するリスク」が高いです」。その根本的な問題に関しては、前の章でもご紹介したように「スポーツ動作に必要な各関節の柔軟性の低下/運動連鎖のアンバランス」です。
サモーナスポーツ整骨院でのテニス肘へのアプローチ
〜痛みの改善から「動ける身体づくり」まで〜
テニス肘の症状を改善するには、単に肘周辺の筋肉や腱をケアするだけでは十分とは言えません。
スポーツで繰り返し発生する障害の多くは、身体の使い方のクセ・柔軟性の不足・基礎動作の乱れといった根本的な要因が関係しています。
当スポーツ整骨院(江東区大島・住吉)では、痛みのケアはもちろんのこと、「再発しない体」「スポーツパフォーマンスを支える動作」の再構築までを一貫してサポートしています。
痛みの根本を探る動作分析と問診
はじめに、丁寧なカウンセリングと全身の動作チェックを行い、テニス肘の本当の原因を探ります。単に患部だけを見るのではなく、フォーム・姿勢・連動性・可動域・筋力のバランスまで確認します。
主なチェック内容
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ラケットやクラブの振り方、スイング時のフォーム
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肘だけでなく、肩・肩甲骨・股関節の動き
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スクワット・体幹の安定性など基礎動作の状態
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筋力の左右差・柔軟性の不足部位
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足部の接地〜体幹〜上肢にかけての運動連鎖
この評価をもとに、**「なぜ肘に負担が集中したのか」**という構造的な問題を特定し、治療計画を立てます。
テニス肘改善 × 柔軟性改善 × 基礎動作構築
当スポーツ整骨院では、痛みの解消と並行して、スポーツを安全に続けるための身体づくりに取り組みます。
柔軟性の再獲得
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肩甲骨や胸椎、股関節など、スイングやストロークに重要な関節の可動性を改善
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手首・肘周辺の硬さが出ている部位に対し、筋膜リリースやストレッチを実施
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日々のトレーニング・練習に取り入れられる動的・静的ストレッチも指導
基礎動作の再教育
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スクワット・ランジ・ヒップヒンジなど、全スポーツ動作の基盤となる動作を正確に指導
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インナーマッスルの活性化や姿勢保持能力の向上
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下半身から上半身への力の伝達(キネティックチェーン)を強化
スポーツ動作への応用
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テニスのサーブ・ストローク時の力の流れを見直し、無理のないフォームを習得
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練習再開後にフォームを崩さずパフォーマンスを維持するための運動指導
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パーソナルなトレーニングメニューの提案(希望者対象)
肘の痛みは「体の使い方のサイン」
テニス肘は、ただの局所的なトラブルではなく、**「体全体を使えていない」「力のロスがどこかにある」**というサインでもあります。
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肘が痛むことでスイングに迷いが出ていないか
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無理なフォームが周囲の関節や筋肉に負担をかけていないか
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可動域の制限がパフォーマンスを制限していないか
こうした点を多角的に見直すことが、ケガを繰り返さないためのカギになります。
江東区でスポーツに取り組むすべての方へ
サモーナスポーツ整骨院(江東区大島・住吉)では、痛みを早期に和らげることにとどまらず、「スポーツを継続できる身体」を一緒に作り上げていくことを大切にしています。
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大会や試合前でなるべく早く復帰したい
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フォームや動きの質を根本から見直したい
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ストレッチや筋トレの正しいやり方も知りたい
そういったご希望がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。柔軟性の改善、基礎動作の獲得、パフォーマンス向上までを一貫してサポートいたします。
テニス肘のセルフチェックと日常生活・練習中の注意点
「肘が少し痛むけど、これってテニス肘?」「プレーはできるけど、このまま続けて大丈夫?」そう感じている方に向けて、この章では、テニス肘のセルフチェック方法と日常・競技中の注意点をまとめました。
テニス肘は初期段階での見極めとケアが非常に重要です。早期に気づき、適切な対応をすることで、重症化や長期離脱を防ぐことが可能です。
自分でできるテニス肘のセルフチェック方法
以下のチェック項目を試し、1つでも当てはまる場合は、テニス肘の疑いがあります。
肘の痛みチェックリスト
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肘の外側を押すと鋭い痛みがある
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ラケットや荷物を持ち上げたときに肘の外側に違和感が出る
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ペットボトルのキャップを開ける動作が痛い
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ドアノブを回す、タオルを絞るといった動きがつらい
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中指に抵抗をかけて持ち上げたときに肘が痛む(Thomsenテスト)
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練習後に肘がジンジンと熱を持つ、だるくなる
体の使い方チェック(スポーツ動作向け)
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手首の動きだけでスイングしていると感じる
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ストロークやサーブで肩や体幹の連動がうまく使えていない
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肩甲骨や胸郭が硬く、スイング時に詰まるような感覚がある
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同じフォームで連続したプレーをすると肘だけが疲れる
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左右の股関節の柔軟性に大きな差がある
複数該当する場合、肘の負担だけでなく、全身の使い方・柔軟性の問題も関係している可能性が高くなります。
テニス肘の再発を防ぐための日常での注意点
症状が軽度のうちから、日常生活で以下のポイントを意識することで、肘への負担を減らし、回復を早めることができます。
1. 肘や手首の「繰り返し動作」を避ける
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パソコンやスマートフォンの長時間使用はこまめに休憩を
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重い荷物は片手で持たず、両手でバランスよく持つ
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手のひらを下にして物を持ち上げる動作は控える
2. 練習時は「痛みの出ない範囲」で調整する
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痛みが出る動作・フォームは一時的に中止または修正
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スイング数やラリー回数を制限し、身体の回復を最優先
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道具(ラケットやグリップ)の見直しも大切
3. 練習後のアイシングとストレッチを徹底する
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炎症反応が出ている場合は、練習後すぐにアイシング
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前腕伸筋・屈筋、肩回りのストレッチを重点的に行う
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ストレッチは呼吸を意識しながら20〜30秒かけて丁寧に実施
競技を続けながら改善を目指すには
テニスやゴルフなど、競技を休むことが難しいケースも多いと思います。その場合は、「プレーを続けながら治す」という発想が重要です。
当スポーツ整骨院(江東区大島・住吉)では、次のような対応を行っています。
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フォームや使い方の見直しを通じて「肘に負担のかからない動作」へ導く
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サポーターやテーピングによる保護で、プレー継続をサポート
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自主トレーニングの内容や頻度の調整も相談可能
無理をすれば一時的に動けても、長期的にはプレーを断念せざるを得ない状態になりかねません。**「違和感のうちに、早急に対処する」**ことが、競技継続の鍵です。
早期対応が「プレーを続ける力」になる
セルフチェックで気になる症状があった場合や、日常での負担が続いていると感じる場合は、
早めに専門家のサポートを受けることをおすすめします。
当スポーツ整骨院では、江東区内でスポーツに取り組む多くの方々に対し、「現場に戻れる体づくり」を重視した施術とアドバイスを提供しています。
テニス肘に関するよくある質問(FAQ)
Q1. テニスをしていなくても、テニス肘になることはありますか?
はい、十分にあります。
テニス肘は正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、前腕の筋肉や腱の使いすぎによって起こる障害です。
テニスのようなラケットスポーツだけでなく、パソコン作業・家事・重い荷物の持ち運び・DIY・楽器演奏など、手首や肘をよく使う生活をしている方全般に起こり得るため、誰でも発症する可能性があります。
Q2. テニス肘の痛みは、放っておけば自然に治りますか?
軽症の場合は自然に痛みが引くケースもありますが、多くは適切な処置をしなければ慢性化します。
「痛みが出たり引いたりを繰り返している」「物を持つと痛む」「練習後にジンジンする」などの症状が続く場合、自然回復を期待して放置するのはリスクが高いため、早めの対処が推奨されます。
Q3. テニス肘は整骨院で改善できますか?
はい。テニス肘は整骨院での対応が可能な代表的な症状の一つです。
当スポーツ整骨院では、患部の炎症軽減・筋緊張の緩和・動作改善・再発予防までを一貫してサポートしています。
整形外科では「安静」と言われるケースでも、競技や仕事を続けながら改善を図る施術計画を提案することができます。
Q4. テニス肘の治療期間はどれくらいかかりますか?
症状の重さや生活スタイルによって異なりますが、軽症であれば2~4週間程度で改善するケースもあります。
一方で、慢性化している場合やフォームの問題が根本にある場合は1〜3か月程度の継続的なアプローチが必要です。
当スポーツ整骨院では、初回の状態確認後に明確な目安期間と治療計画を提示いたします。
Q5. テニス肘の再発を防ぐにはどうすればいいですか?
再発防止には、以下のような複合的な対策が有効です。
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前腕・肩・肩甲骨・体幹を含めた柔軟性・可動域の改善
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正しいフォームの習得と体の連動性の強化(運動連鎖)
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道具の見直し(ラケットのグリップサイズやテンションなど)
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練習量と休養のバランス調整
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セルフケアの習慣化(ストレッチ・アイシングなど)
当スポーツ整骨院では、これらを患者ごとに合わせて指導し、**一時的な回復ではなく「再発しない体づくり」**をゴールとしています。
Q6. 江東区内で、スポーツ障害に強い整骨院を探しています。対応可能ですか?
はい。当スポーツ整骨院は、江東区大島・住吉の2拠点にて運営しており、地域密着型でスポーツ障害への対応を専門的に行っています。
部活動の学生から社会人アスリートまで、テニス・ゴルフ・卓球・バドミントンなどのラケットスポーツやスイング動作を伴う競技者の施術経験が豊富です。
フォームや柔軟性・筋力バランスなど、パフォーマンスとケガ予防の両面からサポートいたします。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。










