マレットフィンガー(槌指)


- 指が自分の意思でまっすぐ伸びない
- ボールを受け損ねた
- 指先に強い衝撃を受けた
- 指先が常に下に垂れたような形になる
指先をぶつけたり、ボールが当たった拍子に「指が曲がったまま伸びない」と感じたことはありませんか?
それは**マレットフィンガー(槌指)**と呼ばれるケガの可能性があります。特に以下のような方に多く見られます。
- バスケットボールやバレーボールでボールを受け損ねた
- 野球やドッジボールで指先に強い衝撃を受けた
- 家事や日常生活の中でドアや家具に指をぶつけた
一見「軽いつき指」のように見えることがありますが、実際には腱や骨の断裂を伴うこともある深刻な損傷です。初期対応を誤ると、関節が変形したまま固まり、指がまっすぐ伸ばせなくなる「変形治癒」を起こす危険があります。
江東区・大島駅・住吉駅周辺でも、
- 部活動中の学生
- スポーツ愛好者
- 手仕事を行う社会人
から「指が伸びない」「突き指が治らない」といった相談を多くいただきます。
サモーナスポーツ整骨院では、
- 正確な徒手検査・評価
- 専用スプリント(固定具)による早期安静
- 適切なリハビリ指導による再発予防
といった一連のサポートを通して、早期回復と再発防止を目指しています。この記事では以下のポイントを中心に解説していきます。
- マレットフィンガーの正しい知識と原因
- 整骨院・医療機関での治療の流れ
- 自宅でのケアと再発予防の方法
指の違和感を放置せず、まずは専門家にご相談ください。早期対応が「元通りに動く指」への第一歩です。
マレットフィンガーは、指の腱や骨の損傷により伸ばせなくなるケガ。江東区・大島駅・住吉駅のサモーナスポーツ整骨院が、原因から治療・予防まで専門的にサポートします。
マレットフィンガー(槌指)とはどんな症状?つき指との違いは?
「マレットフィンガー」とは、指の先端関節(DIP関節)を伸ばす腱が切れる、または腱が付着している骨の一部が剥がれることで起こるケガです。
主に**第2〜第5指(人差し指〜小指)**に起こりやすく、特にスポーツ中の衝撃がきっかけになることが多いです。
🔹 マレットフィンガーの特徴
- 指先が自分の意思でまっすぐ伸びない
- 指の先が常に下に垂れたような形になる
- 痛みや腫れは軽度〜中等度で、「突き指かな?」と思う程度
- しかし放置すると関節が変形し、見た目や機能に支障が残る
「突き指」と「マレットフィンガー」は似ていますが、決定的な違いがあります。突き指は関節の捻挫や靭帯損傷が多く、腱自体は保たれるケースが一般的。
一方、マレットフィンガーは腱が断裂しているため自力で伸展できない点が大きな違いです。
🔹 よくある発生シーン
- バスケットボールでボールをキャッチした瞬間に指先を強打
- 野球のキャッチ時にボールが指先を直撃
- バレーボールのブロックで指に反るような力が加わる
- 家事中に指をドアに挟む
スポーツ選手だけでなく、日常生活でも十分に起こり得るため、「痛いけど動くから大丈夫」と放置するのは危険です。
腱が切れた状態で時間が経つと、組織が再接着しにくくなり、後遺症として指が伸びないまま残ることもあります。
🔹 応急対応の基本
- 無理に動かさず、まっすぐな状態で固定
- 冷却(アイシング)を行い、腫れや炎症を抑える
- なるべく早く整形外科や整骨院で評価を受ける
マレットフィンガーは初期対応が何より重要です。早期に正しい固定を行えば、ほとんどのケースで手術せずに回復可能です。
マレットフィンガーは、指先を伸ばす腱や骨の損傷によって指が下に垂れたままになるケガで、突き指とは異なり腱断裂を伴う。早期の固定が回復の鍵となります。
なぜマレットフィンガーは起こる?スポーツや日常生活の中での原因とは?
マレットフィンガー(槌指)は、指先に強い衝撃や過度な伸展力(そり返しの力)が加わることで発生します。特に、ボールや物体が指先に直撃するスポーツや、思わぬ事故の際に多く見られます。
🔹 スポーツでの原因例
スポーツ現場では、以下のような場面で起こることが多いです。
- バスケットボール:パスを受け損ねて指先にボールが当たる
- バレーボール:ブロックやレシーブ時にボールが指を反らせる
- 野球・ソフトボール:キャッチ時にボールが爪先に衝突する
- ハンドボールやドッジボール:勢いのあるボールが指先を押し込む
- ラグビー・アメフト:相手との接触や転倒時に手をつく
特に伸展中の指先に瞬間的な衝撃が加わると、腱が断裂しやすくなります。
このとき、腱が骨から剥がれたり、小さな骨片ごと引きちぎられるような「骨性マレットフィンガー」になる場合もあります。
🔹 日常生活での原因例
スポーツ以外でも、ちょっとした動作が引き金になることがあります。
- ドアに指先を挟んだ
- 布団や洗濯物を引っ張るときに過度な力が加わった
- スマートフォンやリモコンを落とした際に指でキャッチし損ねた
- 子どもやペットに突然引っ張られた
どれも「たった一瞬」の出来事ですが、その瞬間の力が腱を切断するのに十分な負荷になるのです。
🔹 年齢や生活習慣による影響
- 加齢による腱の脆弱化:中高年では腱や関節周囲組織の弾力が低下し、軽い力でも損傷しやすくなります。
- 慢性的な使いすぎ(オーバーユース):手作業・パソコン作業・楽器演奏など、細かい動作の繰り返しが背景にあることも。
🔹 予防のためのポイント
- スポーツ時はテーピングやサポーターで保護する
- 指を反らせるような動きはウォームアップで可動域を確認
- 手指を酷使する作業後はストレッチや冷却を行う
マレットフィンガーは、「誰にでも起こりうる日常的なケガ」である一方、早期に見抜ければ後遺症を防げるケガでもあります。
マレットフィンガーは、指先に強い衝撃が加わることで腱や骨が損傷するケガ。スポーツだけでなく、日常の動作や加齢による腱の弱化でも起こることがあります。
マレットフィンガーの症状は?どうやって診断されるの?
マレットフィンガー(槌指)は、「軽いつき指」と見分けがつきにくいため、正確な診断がとても重要です。見た目の痛みが軽くても、腱が断裂している場合は早期に適切な治療を行わないと指が変形したまま戻らなくなることがあります。
🔹 主な症状
マレットフィンガーでは、以下のような特徴的な症状が現れます。
- 指先(DIP関節)が下に垂れたまま伸ばせない
- 自力で伸ばそうとしてもピクリとも動かない
- 指先に軽い腫れや痛みがある
- 痛みは数日で軽くなることもあるが、動きは戻らない
- 放置すると指が湾曲したまま固まる(槌状変形)
このような状態が続いている場合、単なる突き指ではなく、腱や骨の損傷を疑うべきです。
🔹 医療機関での診断方法
整形外科や整骨院では、以下のような手順でマレットフィンガーを診断します。
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視診・触診
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指先の角度、変形、腫れ、熱感をチェック
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指を自力で動かせるかどうかを確認
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徒手検査
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手技でDIP関節の伸展力を確認
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他の関節(PIP・MP関節)との連動を観察
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X線(レントゲン)検査
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骨に付着した腱が剥がれていないかを確認
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骨折を伴う「骨性マレットフィンガー」かどうかを判断
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エコー(超音波)検査(整骨院や提携医療機関で実施可能)
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腱断裂の有無や炎症の範囲をリアルタイムで確認
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このような診察を通じて、腱性損傷か骨性損傷かを明確に区別することが治療方針を決める第一歩です。
🔹 自己判断の危険性
- 痛みが少ないため「自然に治る」と思い込んで放置してしまう
- 関節が変形したまま固まり、後からでは矯正が難しくなる
- 関節可動域が狭まり、日常生活の動作に支障をきたす
サモーナスポーツ整骨院では、こうした初期評価を丁寧に行い、必要に応じて整形外科への紹介や医療連携を行っています。正確な診断こそ、再発を防ぎ・後遺症を残さない第一歩です。
マレットフィンガーでは指先が垂れ下がり自力で伸ばせなくなる。診断には視診・X線・エコー検査が重要で、自己判断で放置すると変形が残る危険があります。
マレットフィンガーはどう治す?整骨院でできるサポートとは?
マレットフィンガーの治療は、**損傷の程度(腱性か骨性か)によって方針が変わります。多くの場合は保存療法(手術をしない治療)**で改善しますが、適切な固定とリハビリを行うことが回復の鍵です。
🔹 保存療法(スプリント固定)
最も一般的な治療法は、「スプリント」と呼ばれる専用の固定具で指先をまっすぐに保つ方法です。目的は、切れた腱や剥離した骨片が自然に再接着する時間を確保すること。
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固定期間:おおよそ6〜8週間、24時間外さず装着
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固定姿勢:DIP関節を完全伸展(まっすぐ)にした状態
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注意点:
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少しでも曲げると再損傷の恐れ
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清潔を保つために入浴時は防水対策を行う
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テープの締めすぎで血行を妨げないよう注意
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治療中は「指を曲げない努力」が非常に重要です。少しのミスで治癒が遅れることもあるため、医師や整骨院スタッフの指導を守ることが最優先です。
🔹 手術療法
以下のようなケースでは、整形外科での手術が検討されます。
- 骨が大きく剥離して関節がずれている
- 保存療法で改善がみられない
- 関節内骨折や脱臼を伴っている
手術では、ワイヤー固定やピン固定を行い、安定した状態を作ってからリハビリへ移行します。
🔹 サモーナスポーツ整骨院でのサポート
江東区・大島駅・住吉駅にあるサモーナスポーツ整骨院では、整形外科と連携しながら以下のようなサポートを行います。
- 初期評価・整形外科との連携(骨折の有無を正確に判断)
- オーダーメイドのスプリント固定で早期回復を促進
- 経過観察と再損傷予防指導
- リハビリフェーズでの関節可動域回復トレーニング
- スポーツ復帰に向けた筋機能再教育(再発防止プログラム)
腱や骨が安定するまでは慎重に、しかしリハビリ段階に入れば積極的に動かして回復を目指します。「動かす・休める・支える」をバランスよく行うのが、整骨院ならではの強みです。
マレットフィンガーはスプリント固定による保存療法が基本。サモーナスポーツ整骨院では、整形外科と連携しながら固定・経過観察・リハビリ支援を行い、再発を防ぎます。
マレットフィンガーの回復期間はどれくらい?整骨院で行うリハビリ内容は?
マレットフィンガー(槌指)の治療は、腱や骨の再接着を待つため長期間の固定が必要です。その後、固定解除後のリハビリを適切に行うことで、再発を防ぎつつ元の動きを取り戻すことができます。
🔹 回復までのおおよその期間
回復には個人差がありますが、一般的な目安は次の通りです。
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軽度の腱性損傷:約6〜8週間の固定+2〜4週間のリハビリ
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骨性マレットフィンガー(剥離骨折あり):8〜10週間の固定+リハビリ期間延長
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手術後のケース:医師の指示のもとで段階的にリハビリ開始
ポイントは、固定が外れてもすぐに完全回復ではないということ。固定中に関節や筋肉が硬くなるため、指を伸ばす・握るといった基本動作を慎重に再学習する期間が必要になります。
🔹 リハビリの目的
リハビリの目的は、単に指を動かすことではなく、
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関節の可動域を回復する
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腱の再断裂を防ぐ
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指の筋力・握力を徐々に戻す
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スポーツ動作(ボールキャッチや打撃など)への復帰準備を行う
ことにあります。
🔹 サモーナスポーツ整骨院でのリハビリサポート
サモーナスポーツ整骨院では、医師の診断結果をもとに安全な範囲でリハビリを進めます。主な内容は以下の通りです。
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**徒手療法(軽いマッサージ・関節モビライゼーション)**で拘縮を防ぐ
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温熱療法や超音波治療で血流を促進し、治癒をサポート
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ストレッチ・自動運動の指導により可動域を回復
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**トレーニング指導(芝トレ・筋再教育)**で実動作に近い負荷をかける
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スポーツ復帰プログラムで再発防止とパフォーマンス回復を両立
また、固定解除後の「動かしすぎ」や「早すぎるスポーツ復帰」を防ぐために、患者様一人ひとりの生活・競技レベルに合わせた段階的リハビリプランを提案しています。
🔹 回復のカギは「焦らないこと」
指先は非常に繊細な構造です。痛みがなくても腱はまだ完全に強くなっていない場合があります。焦って動かすことで再断裂する例もあるため、専門家の指導のもとでリハビリを継続することが重要です。
マレットフィンガーの回復には約2〜3か月を要し、固定後のリハビリが重要。サモーナスポーツ整骨院では徒手療法・温熱療法・筋再教育を行い、安全なスポーツ復帰を支援します。
マレットフィンガーの再発を防ぐには?日常で気をつけるポイントは?
マレットフィンガーは、治療後の経過が良好でも再発リスクが高いケガのひとつです。特に固定期間中に指を曲げてしまったり、リハビリを急いで再開してしまうと、再断裂や関節変形を引き起こす可能性があります。
回復後も「もう大丈夫」と油断せず、正しいケアと予防意識を持つことが大切です。
🔹 日常生活で気をつけるポイント
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重い荷物を持つ際は指先に力をかけすぎない
→ 荷物は手のひら全体で支え、DIP関節への負担を軽減します。 -
掃除・洗濯・料理などで手を使うときは慎重に
→ 指先を反らせるような動作(布を強く絞る・ふたをひねる)を避ける。 -
パソコンやスマートフォンの操作時間を短くする
→ 長時間の細かい動作は腱の炎症を再び引き起こすことがあります。 -
冷え対策を意識する
→ 指の血流を保つことで腱の柔軟性を維持し、再発防止につながります。
🔹 ストレッチと軽い運動の習慣化
腱や関節の柔軟性を維持するためには、軽いストレッチと可動域運動を継続することが重要です。整骨院で指導される範囲内で、以下のような運動を日課にしましょう。
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温めた後に、指先をゆっくり曲げ伸ばしする
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ゴムボールやスポンジを軽く握る練習を行う
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手首・肘・肩までの連動性を意識して動かす
これにより、再発防止だけでなく、手全体のパフォーマンス向上にもつながります。
🔹 スポーツ復帰時の注意
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完全な可動域と筋力が戻るまでは無理をしない
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復帰初期はテーピングやフィンガーガードを使用
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練習後は必ず冷却とストレッチを実施
サモーナスポーツ整骨院では、競技復帰を目指す方に向けてスポーツ別の復帰プランを提案しています。
「痛みが消えた=完治」ではなく、「再発を防げる状態」までを目標としたリハビリを重視しています。
🔹 指を守る意識が再発を防ぐ
再発防止の最大のポイントは、無理をしないことと、早めに相談すること。少しの違和感でも放置せず、再評価を受けることで大きなトラブルを防げます。
マレットフィンガーは治療後も再発しやすいため、日常生活での負担軽減・ストレッチ・冷却が重要。サモーナスポーツ整骨院では、再発防止とスポーツ復帰に向けた個別指導を行っています。
マレットフィンガーに関する疑問を専門家がわかりやすく回答!
❓Q1. マレットフィンガーと「つき指」はどう違うのですか?
👉 一見似ていますが、損傷部位が異なります。
つき指は関節や靭帯の捻挫であることが多いのに対し、マレットフィンガーは指を伸ばす腱(伸筋腱)の断裂または剥離骨折が原因です。
そのため、マレットフィンガーでは自力で指を伸ばせなくなるのが特徴です。
❓Q2. 放っておくと自然に治りますか?
👉 残念ながら自然治癒はほとんど期待できません。
放置すると、関節が「曲がったまま」固まり、見た目にも機能的にも問題が残ります。
早期の固定治療が何より重要で、時間が経つほど回復が難しくなります。
❓Q3. 治療にはどのくらい時間がかかりますか?
👉 一般的には、6〜8週間の固定+リハビリ2〜4週間が目安です。
ただし、損傷の程度や生活動作によって差があります。固定を外すタイミングや復帰時期は、医師・整骨院の指導に従うことが最も確実です。
❓Q4. 手術になるケースはありますか?
👉 はい、あります。
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骨が大きく剥がれて関節がずれている
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保存療法で改善が見られない
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関節内骨折や脱臼を伴う
といった場合には、整形外科でのワイヤー固定やピン固定術が行われることがあります。
サモーナスポーツ整骨院では整形外科と提携し、検査〜術後リハビリまで一貫サポートしています。
❓Q5. スポーツ復帰はいつからできますか?
👉 回復状況によりますが、指の可動域・筋力・安定性が戻った段階で復帰可能です。
多くの方が、治療開始から約3か月前後で段階的に練習に復帰しています。
復帰初期は、テーピングやガードの使用を推奨します。
❓Q6. 再発を防ぐ方法はありますか?
👉 再発予防には、以下のようなポイントが有効です。
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スポーツ時のテーピングや保護具の着用
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固定解除後も段階的リハビリの継続
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指先のストレッチ・血流促進
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痛みや違和感を感じたらすぐに専門家へ相談
これらを継続することで、再断裂や変形治癒を防ぐことができます。
❓Q7. サモーナスポーツ整骨院ではどんなサポートが受けられますか?
👉 当スポーツ整骨院では、江東区・大島駅・住吉駅エリアの患者様に向けて、次のようなサポートを行っています。
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初期評価と医療機関との連携による安心の診断体制
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スプリント固定や物理療法による早期回復サポート
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腱の再教育・機能回復トレーニング(芝トレ)
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スポーツ復帰プログラムと再発防止ケア
「突き指だと思っていたら、指が伸びなくなった」そんなときは、迷わずご相談ください。
マレットフィンガーは自然治癒せず、6〜8週間の固定とリハビリが必要。サモーナスポーツ整骨院では、整形外科連携・固定・リハビリ・再発予防まで一貫サポートを提供しています。









