子どもがスポーツでケガをする前に|親が知っておくべきリスクとメンテナンス

2024年07月9日

江東区大島駅、住吉駅前のサモーナスポーツ整骨院です。今回の記事では、子どものスポーツにおいてケガをする前に知っておくべきことをご紹介させていただきます。

子を持つ親の心理として、誰もが安全にケガなくスポーツをしてほしいと思っているのではないでしょうか。また、少しの痛みだからといって放置してしまうケースも少なくありません。

『偏った運動ばかりを行うと身体の成長に悪影響なのでは?』『スクールに任せたままでいいのか?』『自宅でどのようなケアをすればいいのか?』『万が一ゲガをした場合はどうしたらいいのか?』など疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?

子どものスポーツおけるケガに関して|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

子どもに限らずスポーツにおけるケガには、大きく分けてスポーツ外傷とスポーツ障害の2種類ありましう。

スポーツ外傷とは強い外からの力が加わって生じる身体の異常のことを指します。つまり、誰かがぶつかってきたり、何かに衝突したりなどいわゆるアクシデントによって起きることが多いです。

それに対してスポーツ障害は、同じ部位に小さなストレスが繰り返し加わり生じる身体の異常のことを指します。そして、結果として積み重なったストレスにより突然痛みが生じます。疲労骨折や、関節炎、椎間板ヘルニア、ジャンパー膝、ランナー膝、野球肩、野球肘、シンスプリントなどがスポーツ障害に該当します。

子どもにどんなどんなケガが多いのかは、スポーツの種目やポジションによって異なります。野球であれば肘や肩、サッカーであれば膝や足首などが多いです。当スポーツ整骨院にくる子どもで多い疾患は、オスグット(膝のお皿の下の痛み)やシンスプリント(脛の内側の痛み)、野球肩や野球肘、捻挫、肉離れといったスポーツ障害や外傷が多く見られます。

子どもの身体は常に成長過程にあるため、一つのスポーツをやり続けることで、同じ部位に繰り返し負担が加わるため、それが影響し身体の変形や痛みにつながるケースも考えられます。

明らかなスポーツ外傷の場合は、ケガの発生機序がわかりやすいのですが、スポーツ障害は気付きにくいことが多く、子どもの身体に痛みが生じて初めてわかるというケースが非常に多いので注意が必要です。

このような、繰り返しのストレスの蓄積によるスポーツ障害は、スポーツ外傷よりも厄介なので親御さんはより気をつけて子どもに接していく必要があります。『どうせ成長痛でしょ?』で絶対に済ませないでください。

スポーツ障害が生じる前に保護者が知っておくべきこと|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

お子さんがやっている競技スポーツにおいて、発生しやすいスポーツ障害について事例を知っておくことで、痛みが重症化するリスクを避けられる可能性があります。それを知っているだけで、お子さんの身体に違和感が生じた際に対応できる早さが変わってきます。

私の子どもであればサッカーをやっているので、膝の障害、足首の捻挫、シンスプリント、足底筋膜炎、股関節の痛みとして有名なグロウインペインなどがあります。検索をすればすぐにどう対処すればいいのかわかりますし、どの専門家に相談すればいいのかもすぐに判断することができます。(私も専門家ですが・・・笑)

後は、予防方法を知り、少しでもスポーツ障害は発生するリスクを減らすことも大切です。どんなスポーツにも共通して言えることは『運動前後のケア』です。ウォームアップやクールダウン、ストレッチがおろそかになる子どもが非常に多く、それによって痛みにつながるケースが多々あります。

スポーツ前後のケアを行うだけで、競技寿命を延ばすことにも、スポーツをすることの楽しさや上達にもつながります。スクールに任せきりという保護者の方は要注意です。指導者は競技に関する専門家かもしれませんが、適切なケアを指導できる専門家とは限りません。基本的には、自分の身体は自分でしっかりケアを行うことは忘れないようにしましょう!

当スポーツ整骨院にも、毎日のようにスポーツをする子どもたちがケアをしにきています。残念なことに、痛みが出てから来院して治療をしている子どもいますが・・・痛みの改善から予防までサポートする体制はしっかり整っています。

トップ選手になればなるほど、練習や試合のスケジュールがハードになりケガをするリスクが高くなるので、練習以外にもストレッチ指導やトレーニング指導を行います。

ケガの予防やパフォーマンスアップの土台となる能力はどのスポーツも同じなので、お子さんの競技力に合わせた対策を取ることが指導者や保護者の方に必要だと考えています。