サモーナスポーツ整骨院スタッフ スポーツ整体×骨盤矯正で痛みの根本から改善へ!

【スポーツ障害】サッカーをしたら太ももの裏(裏もも)に痛みが出た

2024年07月23日

江東区大島駅、住吉駅のサモーナスポーツ整骨院です。今回の記事では、サッカーにおける肉離れについて記事を書かせていただきました。実際の肉離れの症例をご紹介しつつ、肉離れを根本的に改善するための方法も解説させていただきます。

肉離れになってしまった方、肉離れを予防したい方、肉離れをしてから長期間痛みが改善しない方は是非こちらの記事を参考にしてください。

肉離れの状態とお悩み|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

【年齢・性別】

10代(小学生)・女性

【肉離れによるお悩み】

1ヶ月前にサッカーをしている際に裏ももに痛みが出た。その時に整形外科に行き診察をしてもらい、軽い肉離れと診断された。『2〜3週間安瀬にしていれば復帰してもいいよ』と医師に言われ、復帰してみるも裏ももの痛みが改善されていなかった。

日常生活では、そこまで痛みはないが、走ったり、ボールを蹴る際に裏ももに痛みが出てしまい、全力でサッカーの練習ができない。

このように、整形外科で軽い肉離れと診断を受けても、痛みが改善しないケースは少なくありません。スポーツをする場合は、どんなに軽い肉離れでも適切なリハビリを行わないと、痛みが長期間残存することがあります。

一度、損傷をすると痛めた部分を庇うような動作が増えてしまいます。そのような状態になると、肉離れで損傷した筋肉の柔軟性の低下や筋力の低下により、スポーツを行う際の特定の動作で痛みが出ることがあります。多くの場合は、適切な治療やリハビリを行うことで早期に痛みは軽減します。

身体の状態|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

痛みが長期的に続いているとのことだったので、保護者の方とご相談させていただき、肉離れが生じた患部だけでなく、姿勢や筋力、関節の柔軟性など全身のバランスを検査、評価させていただくことになりました。

こちらの章では、検査した内容とその評価について記載させていただきます。

【姿勢評価】

ー反り腰、骨盤前傾
⇨骨盤が過度に前傾しており、その結果腰の弯曲が正常な状態よりも強く出ている状態でした。骨盤の前傾が強いと腰だけでなく、骨盤に付着する筋肉が正常な機能を果たさなくなる可能性があります。今回の症例では裏腿の肉離れでしたが、裏ももの筋肉であるハムストリングスは、骨盤の坐骨結節という部分に付着しており、骨盤が前傾している状態だと引き伸ばされてしまいます。その結果、通常の筋肉の長さよりも引き伸ばされた状態でスポーツを行うことになるので、肉離れなどの怪我のリスクが高くなると言われています。

【タイトネステスト】

ー所見なし
関節の柔軟性を検査した結果、独断可動域制限は見られませんでした。むしろ、各関節の柔軟性が高かったです。

【筋力検査】

ーハムストリングス、中殿筋、腹筋群の筋力低下あり
上記の筋群に顕著な筋力低下が認められた。特にハムストリングスに関しては、肉離れ後に適切なリハビリを行わないとスポーツに復帰後、肉離れ以外のトラブルも増えるリスクがあります。痛みがなくなり、復帰をしたとしても局所的な筋力は回復しないケースもあるので必ずリハビリが必要になります。

施術内容とアプローチ方法|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

本人が痛みを訴える部分に、圧痛(圧迫した際の痛み)は特になく、腫れや熱感もない状態でした。また、ストレッチ痛や収縮時の痛みもなかったため、筋肉の短縮性の収縮と遠心性の修復のサイクルに問題が生じ、サッカーをしている際の痛みが出ていると判断し、筋収縮のサイクルを再構築するためのリハビリを実施しました。

その後、実際にサッカーにおいて痛みが出現する動作を再現してもらった結果、痛みは再現されず本人的にも軽い感じがすると言っていたので、今後はリハビリを中心としたアプローチを行なっていきます。

また、関節の運動連鎖に問題があるので、体幹の機能改善と合わせて運動連鎖の再構築を行なっていこうと考えています。