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変形性膝関節症と肥満は関係あるの?肥満が変形の原因?

2024年07月23日

変形性膝関節症ですね。体重落としてしっかり筋肉つけてくださいね〜と整形外科で言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

江東区大島駅、住吉駅のサモーナスポーツ整骨院には、変形背膝関節症でお悩みの方が毎日のようにお越しになっています。医師による診断は非常に重要です。診断してもらった結果、体重と運動に関して指摘された場合は、十分にサモーナスポーツ整骨院でも対応できるのでご安心ください。

実は、変形性膝関節症と肥満には密接な関係があります。

今回の記事では、変形性膝関節症と肥満にどのような関係があるのか、なぜ変形性膝関節症の症状に対して運動が大切なのかについて解説させていただきます!

二足歩行になった弊害・・・|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

人間は進化の過程で『二足歩行』になりました。その結果として、膝関節に負担がかかりやすい構造になってしまいました。

ひざ関節は、太ももの骨(大腿骨=だいたいこつ)とすねの骨(脛骨=けいこつ)をつなぐ関節です。機能的には『安定性の関節』に分類され、自由度が低く、体重や外力が加わっても高い安定性のもと動かすことができる関節です。

また、ひざ関節は、『立つ、座る、歩く、走る』など日常生活のなかで、何気なく繰り返される動作にとって非常に重要な働きをしている関節です。特に、隣り合った股関節や足関節と連携して働くことで、関節に負担の少ない機能的な動きをすることができます。

しかし、どんなに機能的な働きをしても、長年に渡って反復される負担が加わり、曲げ伸ばしを繰り返すと、膝にはどしても負担がかかってしまいます。

特に、二足歩行に進化した人間は、立っているだけでもひざ関節に負担がかかってしまいます。立っている状態を安定させるために、ひざ関節周囲の筋肉が引っ張り合い、大きな負担がかかります。さらに歩いているだけでも体重の2〜4倍の負担がかかり、階段の昇降時には体重の6〜7倍の負担がかかると言われています。

『立つ』という複雑性を解説|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院が解説!

人間が立つことができるメカニズムは、骨格、筋肉、神経系の複雑な連携によって成り立っています。以下にその基本的なプロセスをこちらの章で解説させていただきます。

1. 骨格系

  • :立つためには、特に脊柱、骨盤、大腿骨、脛骨などの骨が重要です。これらの骨は体重を支える役割を果たします。
  • 関節:膝関節、足関節、股関節などが柔軟に動くことで、立つことが可能になります。

2. 筋肉系

  • 筋肉:大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)、臀筋(おしりの筋肉)などが、立つために必要な筋力を提供します。
  • 筋膜:筋肉を包む膜で、筋肉の動きを滑らかにし、力を効率的に伝えます。

3. 神経系

  • 中枢神経系:脳と脊髄が、立つための指令を出します。
  • 末梢神経系:筋肉や関節に指令を伝える神経です。これにより、適切な筋肉が収縮し、バランスを取ります。

立つプロセスのステップ

  1. 視覚情報の処理:目からの情報が脳に伝えられ、体の位置と環境を把握します。
  2. 前庭系の働き:内耳の前庭系がバランス感覚を司り、体の傾きや加速度を感知します。
  3. 脳からの指令:脳(特に小脳と大脳皮質)が立ち上がるための計画を立て、筋肉に指令を送ります。
  4. 筋肉の収縮とリラックス:必要な筋肉が収縮し、不要な筋肉がリラックスすることで、体が立ち上がります。
  5. フィードバックループ:体がバランスを保てるように、視覚、前庭系、筋肉からのフィードバックが脳に戻り、微調整が行われます。

バランスの維持

  • 重心の調整:体の重心を足の上に保つことが、バランスを維持するために重要です。
  • 足の感覚:足裏の感覚受容器が地面の状態を感知し、脳に情報を送ります。

このように、立つという動作は非常に複雑で、多くの身体システムが協力して行われるものです。なので、立つという動作のなかで、どこかしらのステップにエラーが生じることで、ひざにかかる負荷が増大し、膝に痛みや変形を引き起こす可能性があります。

肥満に要注意!|たったの数kgが膝にとっては大きな負担になり得る!

変形性膝関節症(OA)は、膝関節の軟骨が摩耗し、痛みや機能障害を引き起こす疾患です。変形性膝関節症と体重には密接な関係があります。

体重と変形性膝関節症の関係

  1. 体重の増加が膝関節に与える影響

    • 負荷の増加:体重が増加すると、膝関節にかかる負荷が増大します。特に歩行時や階段の上り下りなどの動作で、膝にかかる負荷は体重の2~4倍になるとされています。
    • 軟骨の摩耗:膝関節にかかる過剰な負荷は、関節軟骨の摩耗を促進し、変形性膝関節症の進行を早めます。
  2. 肥満の影響

    • 炎症の促進:肥満は単に体重の増加だけでなく、脂肪細胞から分泌される炎症性サイトカインが関節内での炎症を引き起こし、軟骨の損傷をさらに悪化させることが分かっています。
    • 代謝の影響:肥満は代謝性疾患(例えば糖尿病や高血圧)と関連しており、これらの疾患も変形性膝関節症のリスクを高める要因とされています。
  3. 予防と管理

    • 体重管理:適切な体重を維持することは、変形性膝関節症の予防と進行抑制に非常に重要です。体重を減少させることで、膝関節にかかる負荷を軽減し、症状の改善が期待できます。
    • 運動療法:筋力を強化し、関節の安定性を高める運動療法が推奨されます。ただし、膝に過度な負担をかけないように注意する必要があります。
    • 食事療法:バランスの取れた食事を心がけ、過剰なカロリー摂取を避けることが重要です。また、抗炎症作用のある食材(例えばオメガ-3脂肪酸を含む魚類)を取り入れることも有益です。

変形性膝関節症の方に最適な運動方法は?|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

軽い痛みであれば、ウォーキングやヨガといった負荷の少ない運動がおすすめですが、自身の身体に最適な方法で行わないと、膝の痛みが悪化する可能性があります。歩くだけでも痛みが出ている場合はヨガやピラティスを無理に行うことで、関節や筋肉に負担がかかり症状を悪化させるケースも少なくありません。

特に、グループレッスンなどでは、自分の関節の柔軟性や筋力に最適なプログラムが組まれているわけではないので、その場のペースに流され、自分の体力以上のメニューを無理をして行なってしまうこともあります。

なので、少しでも痛みがある場合は、パーソナルトレーニングで自分に合った方法で体力の土台を作ることをお勧めいたします。

最後に|変形性膝関節症でお悩みの皆様へ・・・

膝は健康的でアクティブな生活を送るためび欠かせない関節です。日頃から運動や食事の習慣を整え、ひざのケアをすることが大切です。運動、食事、体重管理を行うことで変形性膝関節症による痛みを改善するだけでなく、予防にもつながります!

↓治療だけでなくパーソナルトレーニングで膝の痛みの予防軽減をしたい方↓

江東区大島駅、住吉駅のサモーナスポーツ整骨院に併設されているパーソナルトレーニングジム