ラグビーで多い怪我とその対処法 〜整骨院でできる治療とは?〜
2025年02月20日
ラグビーは、激しいコンタクトプレーが多く、体に強い衝撃が加わるため、怪我のリスクが高いスポーツです。プロ選手はもちろん、アマチュアや学生ラグビーでも、怪我を経験する選手は少なくありません。
しかし、「病院でレントゲンやMRIを撮っても異常がないと言われたのに、痛みが続いている」というケースも多いのではないでしょうか? 実は、こうした痛みの多くは「筋肉の硬さ・筋肉のアンバランス」や「筋力の低下」が原因となっている可能性があります。
この記事では、ラグビーでよく起こる怪我と、その治療法、そして整骨院でできるケアについて詳しく解説します。怪我をした後の適切な処置や、早期回復のための方法を知ることで、長くラグビーを楽しむためのヒントにしてください。
1. ラグビーでよくある怪我とその原因
ラグビーの怪我は、大きく分けて ①接触による怪我 と ②非接触での怪我 に分類できます。それぞれの代表的な症状と原因を見ていきましょう。
① 接触による怪我(タックル・スクラムなど)
(1) 肩関節の脱臼・肩鎖関節の損傷
🏉 原因:
- タックル時に相手選手と強くぶつかる
- 地面に肩から落ちる
- スクラムの衝撃
💡 症状:
- 肩の関節が外れてしまう(脱臼)
- 肩を動かすと痛みが強くなる
- 肩の骨が出っ張って見える(肩鎖関節損傷)
🔹 整骨院でできる治療:
- 脱臼後のリハビリ(筋力トレーニング・可動域改善)
- 筋肉の緊張を緩和する施術(手技療法・電気治療)
- 再発予防のためのテーピング・ストレッチ指導
👉 ポイント!
肩関節の脱臼は、一度起こすとクセになりやすいため、整骨院での適切なリハビリが重要です。脱臼は、紹介の応急処置としての整復や固定は整骨院で対応できますが、必ず整形外科で診察を受ける必要があります。
江東区大島駅、住吉駅のサモーナスポーツ整骨院においても、脱臼が見られた際は適切な処置を行い提携している整形外科をご紹介させていただいております。
(2) ひざの靭帯損傷(前十字靭帯・内側側副靭帯)
🏉 原因:
- タックルを受けて膝がねじれる
- ステップやジャンプの着地時に膝をひねる
💡 症状:
- 急に膝がガクッと崩れる
- 膝が腫れて熱を持つ
- 歩くと膝が不安定になる
🔹 整骨院でできる治療:
- アイシングや電気治療で炎症を抑える
- 膝周りの筋力トレーニング(大腿四頭筋・ハムストリング)
- 膝の負担を軽減するテーピング
- 患部以外のリハビリ、筋力強化
👉 ポイント!
膝の靭帯損傷は手術が必要な場合もありますが、軽度な場合は整骨院でのリハビリで回復を早めることが可能です。
また、膝の靱帯を痛めてしまった場合は、完全に安静にするよりも「できるリハビリ・筋力強化を可能間限り早く開始する」ことが重要です。
痛めた膝に関しては、安静にすることが必須ですが、股関節や体幹、肩関節など強化できる部分は可能な限り強化しておくことで、スムーズな競技復帰が可能になります。
(3) 脳震盪(のうしんとう)
🏉 原因:
- タックル時の衝撃で頭を強打する
- 地面や相手選手に頭をぶつける
💡 症状:
- 頭痛やめまい、吐き気
- 一時的な記憶喪失
- ぼんやりした意識
🔹 整骨院でできるケア:
- 頚椎(首)の調整で頭痛を軽減
- 自律神経を整える施術
- 頭部への衝撃を軽減する筋力強化トレーニング
👉 ポイント!
脳震盪の症状がある場合は、まず病院で精密検査を受けることが最優先ですが、その後の回復をサポートする施術が整骨院で可能です。
脳震盪自体の対応は「必ず病院」で行う必要がありますが、その後の首回りの痛みや肩周囲のこり感などは整骨院で対応できるます。
② 非接触での怪我(筋肉・関節の使いすぎ)
(4) 肉離れ(ハムストリング・ふくらはぎ)
🏉 原因:
- 突然のダッシュやストップ動作
- ウォームアップ不足
💡 症状:
- ふくらはぎや太ももに激しい痛み
- 筋肉の部分的な腫れや内出血
🔹 整骨院でできる治療:
- ハイボルト治療で炎症を抑える
- 手技療法、筋膜リリースで筋肉の柔軟性を回復
- リハビリ・ストレッチ・筋力トレーニング指導
2. 「レントゲンやMRIで異常なし」でも痛みが出る理由
「検査では異常がない」と言われたのに痛みが続くケースは、筋肉の硬さや筋力低下が原因になっている可能性があります。
筋肉の硬さが痛みを引き起こす理由
✅ 硬くなった筋肉が血管や神経を圧迫し、痛みを引き起こす
✅ 血流が悪くなり、酸素や栄養が届かず、回復が遅れる
筋力低下による痛みのメカニズム
✅ 筋力が落ちると、関節や靭帯に負担が集中する
✅ 体のバランスが崩れ、無意識に別の部位に負担がかかる
👉 こうした症状は、整骨院の施術で改善が可能です!
3. 整骨院でできるケアと治療法
✅ 筋肉の調整(手技療法・ストレッチ)
✅ ハイボルト治療で深部の炎症を軽減
✅ 骨格矯正で体のバランスを整える
✅ テーピングで関節のサポートと安定性向上
4. まとめ 〜ラグビーの怪我と整骨院の活用〜
ラグビーは怪我の多いスポーツですが、適切なケアを行えば、早期回復や再発予防が可能です。レントゲンやMRIで異常がなくても、筋肉や関節の問題による痛みは整骨院で治療できます。
怪我をしたときは、整骨院での施術を活用し、コンディションを整えながら安全にプレーを続けていきましょう!