骨盤矯正にダイエット効果はあるの?

2023年03月22日

骨盤矯正?ダイエット?を掲げている整体院や整骨院を多く見かけます。しかし、本当に骨盤矯正にダイエットの効果があるのでしょうか?今回の記事では、そんな疑問にお答えしたいと思います。

結論からお伝えすると・・・骨盤矯正によるダイエット効果は明確な科学的根拠は存在しないので、確実にダイエットをして、健康的な身体を手に入れたいのであれば、運動習慣や食事習慣を整えることがいちばんの方法です。

そのことを踏まえてこちらの記事を参考にしてください。

骨盤の歪みが改善すると代謝が上がる?

骨盤を矯正しただけでは、ダイエット効果が得られるレベルで代謝は上がりません。

骨盤を整えることで、周囲の筋肉の緊張が緩和し、関節を動かしやすくなった結果として、運動しやすくなり活動時間が増加して、代謝が上がりダイエットの効果が期待できます。

なので、骨盤を矯正し、筋肉や骨格が正しくなったからといってダイエットできるわけではありません。

内蔵の働きが改善する?

基礎代謝のうちほとんどが内臓の活動によって使われるエネルギーです。なので、内臓の機能が活発になればなるほど、基礎代謝がアップします。

しかし、骨盤の矯正をしたからといって、内臓の位置関係が整い、内臓の働きが改善するという明確なエビデンスは存在しません。

骨盤を矯正したとしても、骨盤を正しい位置に保つための筋肉がなければ姿勢は整いません。

姿勢が悪くなることで、内臓を圧迫し内臓の機能が低下するという報告はありますが、結局のところただ単に、骨盤矯正や姿勢矯正を行なっても、姿勢を保つための筋力が強化されないことにはいい状態に保つことは困難です。

脚やお腹の引き締め効果があある?

骨盤が歪んでいるからといって、脂肪が蓄えやっすくなるといったことはないです。基本的に無駄な体脂肪は、摂取エネルギーと消費エネルギーの収支が釣り合っていないから生じるものです。

骨盤が後継していると、お腹に皺がより太って見えますし、逆に過度に前傾して入ればぽっこりお腹に見える場合があります。

しかし、骨盤が傾斜や左右の回旋の差などで、下半身の筋肉が上手に使えなくなり、外腿が張り出てしまったり、内腿の筋肉が弛んでしまったり、お尻や裏腿の筋肉の機能が低下し、脂肪で構成された不健康な下半身になるリスクがあります。

太ももが外に張り出てしまっている状態は、一部の筋肉に日常的に過度な負担が加わっている可能性があり、長期的な視点で考えると股関節や膝関節を痛めるリスクがあります。

骨盤矯正を行い、関節を動かしやすくした状態で筋トレを行いことで、下半身全体の筋肉を効率的に使え利用になるので、結果として引き締まった下半身を手に入れられます。

なので、脂肪が蓄えやすい、燃焼しやすいなどといった曖昧な効果は、骨盤矯正にはありません。

最後に

骨盤矯正にはあ、直接的なダイエット効果はありません。しかし、骨盤の位置関係を正しく矯正した状態で、トレーニングや運動習慣が身につくことで、効率的に運動をすることができるので、結果としてバランスのいいダイエットができるかもしれません。

ダイエットで筋トレをしたいのに関節が痛い・・・身体が動かしにくいなどの状態の方は、筋トレや運動習慣と並行して骨盤矯正を取り入れることで、健康的なダイエットができる可能性があります。

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