【症例報告】立ち上がりやベッドから起きる時に右腰が痛む60代女性|江東区大島駅の整骨院
2026年08月3日

「椅子から立ち上がる時に腰が痛い」
「朝、ベッドから身体を起こす時に右腰へ痛みが走る」
「痛みを気にせず、散歩や旅行を楽しめる身体をつくりたい」
このようなお悩みはありませんか?
立ち上がりや起き上がりで腰が痛む場合、腰そのものだけではなく、姿勢や股関節の動き、体幹やお尻の筋力、下半身の柔軟性などが関係していることがあります。
今回は、江東区の大島駅前サモーナスポーツ整骨院へ来院された、立ち上がりやベッドからの起き上がりで右寄りの腰に痛みを感じていた60代女性の症例をご紹介します。
スポーツや散歩、旅行をこれからも楽しみたいという目標に向けて、どのように身体を評価し、施術や運動をご提案したのかをお伝えします。
※本記事は一症例の経過をご紹介するものであり、すべての方に同様の変化を保証するものではありません。
立ち上がる時に右腰が痛い|来院時のお悩み
患者さんは、半年前から腰痛を感じるようになり、来院の2週間ほど前から痛みが強くなっていました。
特につらかったのが、次のような動作です。
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椅子から立ち上がる
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ベッドから身体を起こす
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長く同じ姿勢をとったあとに動き出す
痛みは腰の中央ではなく、やや右側に出ていました。
また、数年前から左肩の後ろ側にも痛みがあり、左肩を下にして寝た時や朝起きた時、左腕を後方へ動かした時に痛みを感じていました。
患者さんの希望は、目の前の痛みを軽くすることだけではありません。
「スポーツや散歩を痛みなく楽しみたい」
「年齢を重ねても、旅行へ行ける身体でいたい」
このような将来の目標を踏まえ、腰だけではなく、姿勢や身体全体の動きを確認していきました。
腰だけを見ないことが大切|姿勢と身体のバランスを評価
腰痛があると、痛みを感じている腰だけに原因があると思われがちです。
しかし、立ち上がりや起き上がりでは、腰だけでなく、股関節や骨盤、腹部、お尻、太ももなどが連動して身体を動かします。
今回、立った姿勢や身体の左右差を確認したところ、次のような特徴がみられました。
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背中が丸く、腰が反りやすい姿勢
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骨盤が前方へ移動している
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左肩が下がっている
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左右の脚の長さに差がみられる
背中が丸く腰が反った姿勢では、身体の重心が前後にずれやすくなります。
その状態で立ち上がろうとすると、股関節やお尻の筋肉を十分に使えず、腰部へ負担が集中することがあります。
そのため今回は、腰の痛みだけを確認するのではなく、骨盤の位置や下半身の使い方まで含めて評価しました。
立ち上がり動作を支える股関節と体幹の筋力を確認
筋力検査では、股関節を曲げる腸腰筋と、骨盤を横から支える中殿筋の筋力低下が左右ともにみられました。
腸腰筋は、脚を持ち上げるだけではなく、歩行や立ち上がりの際に股関節を安定させる働きがあります。
中殿筋は、歩く時や片脚に体重を乗せた時に、骨盤が大きく傾かないよう支える筋肉です。
これらの筋肉が十分に働いていないと、立ち上がる際に股関節や骨盤を安定させにくくなり、腰部へ負担がかかりやすくなる可能性があります。
今回の腰痛にも、体幹や股関節周囲の筋力低下が影響していると考え、施術だけでなく運動も取り入れる方針としました。
太ももやお尻の硬さも腰への負担につながる可能性
柔軟性を確認したところ、次の筋肉に硬さがみられました。
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大腿四頭筋
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ハムストリングス
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殿筋群
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左側を中心とした肩や胸郭周囲
太ももの前側や後ろ側、お尻の筋肉が硬くなると、股関節をスムーズに動かしにくくなります。
股関節の動きが小さくなると、その動きを補うために腰を必要以上に反らしたり、身体をひねったりすることがあります。
立ち上がりやベッドからの起き上がりで痛みが出ていたことからも、腰部だけでなく、股関節や骨盤周囲の柔軟性を整えることが重要だと考えました。
脚のしびれにつながる神経症状がないかも確認
腰痛では、筋肉や関節の問題だけでなく、腰部の神経が刺激されて症状が出ている場合もあります。
そのため、脚へ伸びる神経や腰椎周囲の状態を確認する検査を行いました。
今回、SLRテストとFNSテストは陰性で、検査時に脚へ広がるしびれや強い神経症状は認められませんでした。
ただし、腰痛の原因は検査結果だけで判断できるものではありません。
痛みの出方や経過、日常生活での動作なども含めて、総合的に身体の状態を確認することが大切です。
左肩の痛みも同時に確認|腕を後ろへ動かすと痛む状態
今回の患者さんは、腰痛だけでなく、数年前から左肩の後面にも痛みがありました。
左肩を下にして寝る時や、朝起きた時、左腕を後ろへ動かす動作で痛みを感じていました。
肩周囲の筋肉や腱の働きを確認するため、フルカンテスト、エンプティカンテスト、リフトオフテストを実施したところ、左肩で痛みが認められました。
これらの検査結果だけで、肩の病名や傷んでいる組織を断定することはできません。
肩関節周囲の筋肉や腱に負担がかかっている可能性を考えながら、痛みが強くなる場合や、夜間痛が続く場合、腕が上がりにくくなる場合には、整形外科での画像検査も検討する必要があります。
骨盤矯正とハイボルトで動きやすい状態を目指す
今回の施術では、立ち上がり動作で腰部にかかる負担を軽減するため、骨盤周囲への施術を行いました。
骨盤周囲の動きを整える施術
骨盤や股関節周囲の動きを確認しながら、左右差や筋肉の緊張に配慮して施術を行いました。
骨盤矯正という名称だけを見ると、骨を強く動かす施術を想像される方もいますが、当院では身体の状態に合わせて刺激量を調整します。
無理に力を加えるのではなく、立ち上がりや歩行で身体を使いやすくすることを目的に施術を行っています。
ハイボルト施術
腰部周囲の筋肉や、動作時に痛みが出る部位を確認しながら、電気刺激を用いたハイボルト施術を行いました。
痛みを感じている部分だけではなく、腰部への負担に関係している可能性がある股関節や骨盤周囲の状態も確認しています。
中殿筋を鍛えるクラムシェルを運動療法として実施
施術に加えて、骨盤を支える中殿筋の働きを高めるため、クラムシェルという運動を行いました。
クラムシェルは、横向きに寝た状態で両膝を曲げ、かかとを合わせたまま上側の膝を開く運動です。
見た目は簡単ですが、骨盤が後ろへ倒れたり、身体が大きくねじれたりすると、目的とする筋肉をうまく使えません。
そのため、回数を増やすことよりも、正しい姿勢で丁寧に行うことを重視しました。
自宅でも無理のない範囲で継続していただけるよう、身体の位置や力の入れ方もお伝えしています。
施術後は立ち上がり時の腰痛が軽減
施術前に痛みが出ていた立ち上がり動作を、施術後にもう一度確認しました。
その結果、立ち上がった時に感じていた右寄りの腰痛が軽減しました。
ただし、施術直後に痛みが軽くなったからといって、腰痛の原因となる可能性がある身体機能がすべて改善したわけではありません。
今回の患者さんには、股関節や体幹周囲の筋力低下、下半身の柔軟性低下、姿勢や身体の使い方など、継続して取り組む必要がある課題がみられました。
そのため、今後は身体の変化を確認しながら、施術と運動療法を段階的に進めていくことをご提案しました。
痛みを繰り返さないために体幹と股関節を強化
今後は、腰痛の軽減だけでなく、再び痛みが出にくい身体を目指して、次のような取り組みを進めていきます。
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腸腰筋や中殿筋など股関節周囲の筋力強化
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体幹を安定させる筋肉の機能改善
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太ももやお尻の柔軟性向上
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立ち上がりや起き上がり動作の改善
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歩行やスポーツ時の身体の使い方の見直し
患者さんの目標は、単に腰痛を軽くすることではありません。
「スポーツや散歩を痛みなく楽しむこと」
「いつまでも旅行へ行ける身体をつくること」
この目標に向けて、痛みの状態だけではなく、身体を支える力や日常生活での動き方も確認しながらサポートしていきます。
立ち上がりや起き上がりで腰が痛む方へ
椅子から立ち上がる時やベッドから起きる時に腰が痛む場合、痛みを感じている腰だけに問題があるとは限りません。
股関節周囲の筋力低下、太ももやお尻の柔軟性、姿勢、骨盤の位置、日常生活での身体の使い方など、複数の要素が重なっていることがあります。
痛みのある部分を揉むだけでは、一時的に楽になっても、同じ動作で痛みを繰り返してしまうことがあります。
大島駅前サモーナスポーツ整骨院では、痛みが出ている場所だけではなく、姿勢や動作、筋力、柔軟性を確認し、一人ひとりの生活や目標に合わせて施術と運動をご提案しています。
「立ち上がる時の腰痛が気になる」
「散歩や旅行を安心して楽しみたい」
「腰痛を繰り返さないために運動も始めたい」
このようなお悩みがある方は、一度身体の状態をご相談ください。
腰痛で早めに医療機関を受診した方がよい症状
腰痛の多くは、筋肉や関節、身体の使い方などが関係しています。
一方で、次のような症状がある場合は、整骨院での施術より先に、整形外科などの医療機関へ相談してください。
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転倒や事故のあとから強い痛みが続いている
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脚のしびれや力の入りにくさが強くなっている
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安静にしていても強い痛みが続く
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夜間に痛みで何度も目が覚める
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発熱や体調不良を伴っている
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排尿や排便に異常がある
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原因不明の体重減少がある
症状によっては、画像検査や医師による診察が必要になることがあります。
当スポーツ整骨院でも、身体の状態を確認したうえで、医療機関での検査が必要と考えられる場合には受診をご案内しています。
立ち上がり時の腰痛に関するよくある質問
Q. 立ち上がる時だけ腰が痛むのはなぜですか?
立ち上がる時は、腰だけでなく、股関節、骨盤、太もも、お尻、体幹の筋肉を使います。
股関節周囲の筋力低下や柔軟性不足、立ち上がる時の身体の使い方によって、腰部へ負担が集中している可能性があります。
ただし、腰痛の原因は一人ひとり異なるため、実際の姿勢や動作を確認することが大切です。
Q. 朝、ベッドから起きる時に腰が痛むのはなぜですか?
睡眠中に長時間同じ姿勢が続くことで、腰や股関節周囲の筋肉が動きにくくなっている可能性があります。
また、腹部や股関節の筋肉をうまく使えず、腰をひねりながら起き上がっている場合にも痛みが出ることがあります。
横向きになり、腕を使いながらゆっくり起き上がると、腰への負担を減らせることがあります。
Q. 腰痛と肩の痛みを同時に相談できますか?
腰痛と肩痛を同時に確認することは可能です。
ただし、強い夜間痛やしびれ、筋力低下、腕が上がらないなどの症状がある場合には、整形外科での画像検査をご案内することがあります。
Q. 何回くらい通えばよくなりますか?
必要な通院回数は、症状が続いている期間、身体の状態、生活習慣、筋力、目標などによって異なります。
初回に姿勢や動作、筋力、柔軟性を確認し、その結果をもとに施術や運動の進め方をご説明します。
江東区大島駅で腰痛にお悩みの方はご相談ください
大島駅前サモーナスポーツ整骨院では、腰痛のある場所だけを見るのではなく、姿勢、股関節、骨盤、体幹、日常動作まで含めて身体の状態を確認しています。
施術だけに頼るのではなく、必要に応じてセルフケアや運動療法を取り入れながら、痛みを繰り返しにくい身体づくりを目指します。
腰痛を気にせず散歩やスポーツを楽しみたい方、将来も元気に旅行へ行ける身体をつくりたい方は、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)
保有資格:
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柔道整復師(国家資格)
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NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
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NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)
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中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
プロフィール:
スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。
これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。
施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。
現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。
区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。
「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。









