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【症例報告】ランニング後の右膝外側痛・ハムストリングス痛・右肩痛|江東区大島駅・住吉駅のサモーナスポーツ整骨院

2026年07月1日

こんにちは。
江東区の大島駅前・住吉駅前にあるサモーナスポーツ整骨院です。

今回は、ランニング後に右膝の外側へ痛みが出る腸脛靭帯炎、テニス中に負傷した右ハムストリングス痛、さらに以前から続く右肩痛でご来院された40代男性の症例をご紹介します。

ランニングやテニスなどのスポーツで痛みが出た場合、多くの方は「痛い場所そのもの」に原因があると考えがちです。

しかし実際には、膝が痛くても原因が膝だけにあるとは限りません。

股関節の柔軟性、骨盤の安定性、体幹の筋力、足関節の動き、姿勢のクセなどが複雑に関係し、結果として膝や太もも裏、肩などに負担が集中しているケースもあります。

今回の患者様も、膝そのものには明らかな異常所見が認められなかった一方で、股関節周囲の柔軟性低下や筋力低下、反り腰姿勢、しゃがみ込み動作の制限がみられました。

そのため、痛みのある部位だけを見るのではなく、スポーツ復帰と再発予防を見据えて、身体全体の機能改善を目的に施術とリハビリを行いました。

ご来院時のお悩み|ランニング後の膝外側痛・ハムストリングス痛・肩痛

患者様は40代男性です。

1年前から、ランニング後に右膝の外側へ痛みが出るようになり、整形外科にて腸脛靭帯炎と診断されました。

腸脛靭帯炎は「ランナー膝」とも呼ばれ、ランニングをする方に多くみられるスポーツ障害の一つです。特に、膝の外側に痛みが出ることが特徴です。

今回の患者様の場合、ランニング中に強い痛みが出るわけではなく、ランニング後に右膝外側へ痛みが出るという状態でした。

ご来院時には、膝の強い再現痛は認めませんでしたが、今後もランニングを継続したいという希望があり、再発予防と競技復帰に向けたリハビリを目的にご相談いただきました。

さらに、5月20日にテニス中、リターン動作で右足を踏み込んだ際に、右ハムストリングス近位部を負傷。

ハムストリングス近位部とは、太ももの裏側の筋肉のうち、お尻に近い部分を指します。ダッシュ、踏み込み、方向転換、前屈動作などで負担がかかりやすい部位です。

来院時には、前屈動作などで右ハムストリングスにつっぱり感が残っていました。

また、2年前から右肩痛もあり、最近になって痛みが増強。整形外科では石灰沈着を指摘され、注射後に痛みは軽減したものの、肩の可動域制限が残っている状態でした。

つまり今回の症例では、

・ランニング後の右膝外側痛
・テニス中に負傷した右ハムストリングス痛
・以前から続く右肩痛と可動域制限

という複数の問題が重なっていました。

お身体の状態|反り腰・柔軟性低下・しゃがみ込み動作の制限

まず、立位姿勢や基本的な動作を確認しました。

評価では、以下のような特徴がみられました。

・FFD+10cm
・反り腰
・右短下肢傾向
・しゃがみ込み動作が困難

FFDとは、立った状態で前屈したときに、指先が床からどの程度離れているかを確認する評価です。

今回は床まで手が届かず、床から約10cm離れている状態でした。これは、ハムストリングス、殿筋、腰背部などの柔軟性低下が関係している可能性があります。

また、しゃがみ込み動作が困難であったことから、股関節や足関節の可動域、骨盤のコントロール、下肢全体の連動性にも課題があると考えられました。

ランニングもテニスも、片脚で身体を支える場面が多いスポーツです。

そのため、前屈やしゃがみ込みのような基本動作に制限があると、走る、踏み込む、切り返すといった動作の中で、膝やハムストリングスに負担が集中しやすくなります。

膝の理学検査|靭帯・半月板の明らかな異常所見はなし

膝の状態を確認するため、理学検査も行いました。

実施した検査では、

・内反ストレステスト
・外反ストレステスト
・マックマレーテスト
・アプレーテスト

はいずれも陰性でした。

これらの検査では、膝の靭帯や半月板に明らかな問題がないかを確認します。

今回の評価では、靭帯損傷や半月板損傷を強く疑う所見は認めませんでした。

一方で、

・トーマステスト陽性
・オーバーテスト陽性
・グラスピングテスト±

という結果がみられました。

トーマステストは、股関節前面や大腿四頭筋、腸腰筋などの硬さを確認する評価です。

オーバーテストは、腸脛靭帯や大腿筋膜張筋の柔軟性を確認する検査です。

これらが陽性であったことから、膝そのものよりも、股関節前面や腸脛靭帯周囲の柔軟性低下が、膝外側への負担につながっている可能性が考えられました。

筋力評価|腸腰筋・中殿筋の筋力低下がみられました

筋力評価では、股関節を安定させる筋肉に弱さがみられました。

特に、腸腰筋は左右ともに3〜3.5、中殿筋は左3、右3.5という評価でした。

腸腰筋は、股関節を曲げる働きだけでなく、骨盤や腰椎の安定にも関係する重要な筋肉です。

中殿筋は、片脚立ちやランニング時の着地動作で骨盤を安定させる筋肉です。

中殿筋がうまく働かないと、ランニング時に骨盤が左右へブレやすくなったり、膝が内側へ入りやすくなったりします。

その結果、膝の外側にある腸脛靭帯へストレスがかかりやすくなります。

また、テニスのリターン動作のように、急な踏み込みや方向転換が必要な場面では、股関節や体幹で身体を支えきれないと、ハムストリングスが過剰に働きやすくなります。

今回のハムストリングス痛も、単に太もも裏の筋肉だけの問題ではなく、股関節や骨盤の安定性低下が背景にあった可能性があります。

柔軟性評価|ハムストリングス・殿筋・大腿四頭筋・広背筋に硬さ

柔軟性の評価では、以下の筋肉にタイトネスがみられました。

・ハムストリングス
・大腿四頭筋
・殿筋
・広背筋

ハムストリングスや殿筋の硬さは、前屈動作や股関節の動きに影響します。

大腿四頭筋や股関節前面の硬さは、反り腰姿勢や骨盤の前傾を強める要因になることがあります。

さらに、広背筋の硬さも認められました。

広背筋は背中から骨盤、腕にかけて広く付着する大きな筋肉です。硬くなると、肩の可動域制限だけでなく、反り腰姿勢や体幹の動きにも影響することがあります。

そのため、今回の症例では、膝・ハムストリングス・肩の問題が別々に起きているというよりも、姿勢や柔軟性、体幹機能の低下が複合的に関係している可能性がありました。

総合評価|膝だけでなく股関節・骨盤機能の低下が関係

今回の症例では、膝関節そのものの理学検査で、靭帯や半月板の明らかな異常所見は認めませんでした。

しかし、股関節周囲の柔軟性低下、腸腰筋・中殿筋の筋力低下、反り腰姿勢、しゃがみ込み動作の制限がみられました。

そのため、ランニングやテニス時に股関節で衝撃を吸収しきれず、骨盤の安定性も低下していることで、右膝外側の腸脛靭帯や右ハムストリングスへ負担が集中していた可能性が高いと考えました。

特にランニングは、片脚支持の連続です。

一歩ごとに片脚で身体を支え、衝撃を吸収し、次の一歩へつなげる必要があります。

このとき中殿筋や腸腰筋がうまく働かないと、骨盤が安定せず、膝外側へ負担がかかりやすくなります。

またテニスでは、リターン動作や切り返し動作など、瞬間的に大きな力を発揮する場面があります。

股関節や体幹で身体を支えられない状態では、ハムストリングスに過剰な負担がかかり、痛みやつっぱり感につながることがあります。

そのため、今回の施術では、痛みのある膝やハムストリングスだけではなく、骨盤、股関節、体幹、下肢全体の連動性を改善していくことを重視しました。

施術内容|骨盤・股関節・下肢全体のバランスを調整

今回の施術では、痛みの軽減だけでなく、再発予防とスポーツ復帰を見据えて、身体全体のバランス改善を目的にアプローチしました。

実施した内容は以下の通りです。

・骨盤矯正
・ハイボルト療法
・ストレッチ指導
・リハビリ指導

骨盤矯正では、反り腰姿勢や骨盤の傾きに対してアプローチし、股関節や膝へ負担がかかりにくい状態を目指しました。

骨盤の位置が崩れると、股関節の動きが悪くなったり、膝や足首への負担が増えたりすることがあります。

そのため、膝の痛みであっても、骨盤や股関節の状態を確認することが大切です。

ハイボルト療法では、右ハムストリングスのつっぱり感や筋緊張に対してアプローチしました。

ハイボルト療法は、筋肉や神経の興奮を抑え、痛みの軽減や動きやすさの改善を目的として行う施術です。

また、ご自宅でも取り組めるように、股関節周囲、ハムストリングス、殿筋、大腿四頭筋に対するストレッチ指導も行いました。

施術だけで一時的に楽になっても、柔軟性や筋力、動作の問題が残っていると、スポーツ再開後に再び痛みが出る可能性があります。

そのため、サモーナスポーツ整骨院では、施術とあわせてセルフケアやリハビリ指導も重視しています。

施術後の変化|前屈時のハムストリングスのつっぱり感が軽減

施術後は、前屈時に感じていた右ハムストリングスのつっぱり感が軽減しました。

ただし、今回の症例では、1回の施術だけで完全な競技復帰を目指す段階ではありません。

腸脛靭帯炎やハムストリングス痛は、痛みが一時的に軽減しても、柔軟性や筋力、動作の問題が残っていると再発しやすいスポーツ障害です。

今後は、整体施術の中でストレッチやリハビリを継続しながら、身体の使い方を改善していく方針です。

また、楽トレ検査を実施し、体幹の筋力やインナーマッスルの状態も確認していく予定です。

必要に応じて芝トレも導入し、股関節・足関節の可動域向上や、ランニング・テニスに必要な動作改善を段階的に進めていきます。

患者様の目標|テニス・ランニング再開からハーフマラソン、フルマラソンへ

今回の患者様の目標は、以下の通りです。

・7月からテニス、ランニングを再開する
・10月にハーフマラソンへ出場する
・来年フルマラソンへ出場する

スポーツ復帰では、痛みが落ち着いたからといって、すぐに以前と同じ運動量へ戻すことはおすすめできません。

特に、腸脛靭帯炎やハムストリングス痛は、再発しやすい症状です。

柔軟性や筋力、フォーム、体幹の安定性が不十分なまま運動量を戻してしまうと、再び痛みが出る可能性があります。

そのため、まずは痛みの状態を確認しながら、軽い運動から再開し、徐々にランニング距離やテニスの強度を上げていくことが大切です。

サモーナスポーツ整骨院では、痛みの改善だけでなく、競技復帰、再発予防、パフォーマンス向上まで見据えてサポートしています。

ランニング後に膝の外側が痛くなる方へ

ランニング後に膝の外側が痛くなる場合、腸脛靭帯炎が関係していることがあります。

腸脛靭帯炎は、ランナー膝とも呼ばれ、ランニングをする方に多くみられるスポーツ障害です。

ただし、膝の外側が痛いからといって、膝だけをケアすればよいとは限りません。

次のような問題が隠れていることもあります。

・股関節の柔軟性低下
・中殿筋の筋力低下
・腸腰筋の機能低下
・骨盤の不安定性
・反り腰姿勢
・足関節の硬さ
・ランニングフォームの乱れ
・体幹の安定性低下

これらの問題があると、ランニング時の着地や蹴り出しの動作で膝外側に負担が集中しやすくなります。

また、テニスやサッカー、バスケットボールのように、踏み込みや切り返しが多いスポーツでは、ハムストリングスや股関節周囲にも負担がかかりやすくなります。

痛みが一時的に落ち着いていても、身体の使い方が変わっていなければ、運動を再開した際に再び痛みが出ることがあります。

そのため、早い段階で身体全体の状態を確認し、原因に合わせた施術やリハビリを行うことが大切です。

江東区大島駅・住吉駅周辺で腸脛靭帯炎やスポーツ障害にお悩みの方へ

江東区大島駅・住吉駅周辺で、

・ランニング後に膝の外側が痛い
・腸脛靭帯炎と診断された
・ランナー膝を繰り返している
・テニス中にハムストリングスを痛めた
・スポーツ復帰に向けてリハビリをしたい
・肩の痛みや可動域制限も気になる
・痛みを繰り返さない身体づくりをしたい

このようなお悩みがある方は、サモーナスポーツ整骨院へご相談ください。

当院では、痛みのある部位だけを見るのではなく、姿勢、股関節、骨盤、体幹、足関節、動作まで確認し、スポーツ復帰と再発予防をサポートしています。

ランニングやテニスを長く楽しむためには、痛みを一時的に抑えるだけでなく、負担がかかりにくい身体の使い方を身につけることが大切です。

サモーナスポーツ整骨院では、整体施術、骨盤矯正、ハイボルト療法、ストレッチ、リハビリ、トレーニングを組み合わせながら、一人ひとりの状態に合わせたサポートを行っています。

ランニング後の膝外側痛、腸脛靭帯炎、ハムストリングス痛、スポーツ中の肩痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

今回の症例では、40代男性のランニング後の右膝外側痛、テニス中に負傷した右ハムストリングス痛、右肩痛に対して、身体全体の評価と施術を行いました。

膝の理学検査では、靭帯や半月板の明らかな異常所見は認めませんでした。

一方で、股関節周囲の柔軟性低下、腸腰筋・中殿筋の筋力低下、反り腰姿勢、しゃがみ込み動作の制限がみられました。

そのため、膝だけでなく、骨盤・股関節・体幹・下肢全体の機能改善が必要な状態と考えました。

施術後は、前屈時の右ハムストリングスのつっぱり感が軽減しました。

今後は、テニスやランニングの再開、ハーフマラソン、フルマラソン出場という目標に向けて、段階的にリハビリと動作改善を進めていく予定です。

膝の痛みやハムストリングス痛は、痛みのある部位だけをケアしても改善しきらないことがあります。

スポーツを長く続けるためには、身体全体のバランスを整え、再発しにくい動作を身につけることが重要です。

江東区大島駅・住吉駅周辺でスポーツによる膝痛やハムストリングス痛にお悩みの方は、サモーナスポーツ整骨院へご相談ください。

※症状の経過や改善には個人差があります。強い痛み、腫れ、しびれ、歩行困難、夜間痛などがある場合は、医療機関での検査が必要となる場合があります。

この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)

保有資格:

  • 柔道整復師(国家資格)

  • NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

  • NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)

プロフィール:

スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。

これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。

施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。

現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。

区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。

「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。

この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)

保有資格:

  • 柔道整復師(国家資格)
  • 鍼灸師(国家資格)
  • あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
  • JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
  • NASMフィットネスエデュケーター

プロフィール:

メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。

スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。

現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。