サモーナスポーツ整骨院スタッフ スポーツ整体×骨盤矯正で痛みの根本から改善へ!

【スポーツ障害】テニスや階段の踏み込みで左股関節が痛む|股関節前方インピンジメントの症例

2026年09月21日

階段を上るときや、スポーツで足を踏み込んだときに、股関節の前側に痛みや詰まり感を覚えることはありませんか?

今回は、階段やテニスの踏み込み動作で左股関節に痛みが出ていた、30代男性の症例をご紹介します。

患者様の概要

30代男性。主な悩みは、階段などの段差で左足を踏み込んだときや、テニス中に踏み込んだ際に感じる左股関節の痛みでした。

来院時の痛みは、ペインスケールで「P.S.3」。日常生活やテニスの動作で、股関節の前方に痛みと詰まり感が出ていました。

今回の評価では、股関節前方インピンジメントが疑われる状態として、股関節だけでなく骨盤や下肢の動き、筋力、姿勢を確認しました。

股関節前方インピンジメントとは

股関節前方インピンジメントとは、股関節を曲げたり、内側へ寄せたり、内向きにひねったりする動作で、股関節の前方に痛みや詰まり感が出る状態を指します。

特に、階段の上り下り、スポーツでの踏み込み、しゃがむ動作、方向転換などで症状が出やすいことがあります。

ただし、股関節周辺の痛みは、関節以外にも筋肉や腱、骨盤、腰部、膝、足部などの状態が関係している場合があります。そのため、痛みのある場所だけでなく、全身の動きや姿勢を確認することが重要です。

身体の評価

立位・動作評価

立位で前屈した際に、骨盤の前傾が十分に出ていない状態が確認されました。

骨盤が前後に適切に動かない場合、股関節や腰部、下肢の一部に負担が集中し、踏み込み動作などで股関節周辺にストレスがかかる可能性があります。

また、歪みの検査では、右肩と右骨盤が下がっており、身体全体に左右差が見られました。

理学検査

  • パトリックテスト(股関節を曲げて外側へ開く動きで状態を確認する検査):+−

  • 股関節屈曲・内転・内旋で疼痛(+)

股関節を曲げ、内側へ寄せ、内向きにひねる動作では、左股関節前方に痛みが出現しました。

この動きは、股関節前方の状態を確認する際に用いられる評価動作の一つです。ただし、検査結果だけで原因を確定することはできないため、姿勢や可動域、筋力、実際の動作と合わせて判断します。

可動域・柔軟性

  • 前屈:指先が下腿中央付近

  • 股関節内旋:右側が左側より大きい

  • 股関節外旋:右側が左側より大きい

左右を比較すると、左股関節の内旋・外旋の可動域が低下していました。

筋力評価

  • 腸腰筋:右4、左3

  • 中臀筋:右4、左3

  • 大腿四頭筋:右5、左4+

左側では、股関節を持ち上げる腸腰筋、骨盤を安定させる中臀筋、膝を伸ばす大腿四頭筋の筋力が右側より低下していました。

特に、テニスや階段で左足を踏み込む場面では、股関節周囲の筋肉が身体を支え、骨盤や下肢を安定させる必要があります。左側の支持力が低下していることで、踏み込み時に股関節へ負担が集中していた可能性が考えられます。

施術内容

今回の施術では、左股関節だけでなく、骨盤や下肢全体の動きを整えることを目的に、以下の施術を行いました。

  • 骨盤矯正

  • 腸腰筋へのHV(ハイボルト)

  • 下肢SET

  • 臀部・TFLへの施術

  • 股関節・内転筋のリリース

  • GRIDを用いた臀部・TFLへのアプローチ

股関節前方の痛みがある場合でも、腸腰筋や内転筋、臀部、TFL(大腿筋膜張筋)など、股関節周辺の筋肉の緊張が動作に影響していることがあります。

そのため、患部だけを施術するのではなく、骨盤や下肢の動きも確認しながら施術を行いました。

施術後の変化

施術後、以下の変化が確認されました。

  • 骨盤矯正後、患部が動かしやすくなった

  • 腸腰筋へのHV後、痛みがP.S.3からP.S.0になった

  • 手技後、股関節の詰まり感が解消した

  • 階段昇降時の痛みと違和感が消失した

今回の変化は施術直後のものであり、今後も状態を維持できるか、テニスや階段などの実際の動作で症状が再発しないかを確認していく必要があります。

症状が戻らない身体づくりに向けて

施術によって一時的に痛みが軽減しても、股関節を支える筋力や動作の使い方、日常の姿勢が変わらなければ、症状が再び出ることがあります。

今回の患者様は、症状の改善だけでなく、

  • 股関節の痛みを繰り返さない身体にしたい

  • テニスを痛みなく続けたい

  • 体を引き締めたい

という目標をお持ちでした。

そのため、今後は左側の腸腰筋や中臀筋などの筋力、骨盤の安定性、踏み込み動作を確認しながら、運動療法やトレーニングも含めた身体づくりを進めていく予定です。

次回は、身体を支える筋肉の状態を確認するため、楽トレの検査を予定しています。

同じような症状でお悩みの方へ

階段やスポーツで足を踏み込んだときに、股関節の前側に痛みや詰まり感がある場合、股関節の可動域だけでなく、骨盤や下肢の筋力、姿勢、動作の癖などが関係している可能性があります。

痛みのある場所だけを確認するのではなく、

  • 股関節の動きに左右差がないか

  • 片脚で身体を支えられているか

  • 骨盤が安定しているか

  • 腸腰筋や中臀筋が適切に働いているか

  • スポーツ動作や階段動作で身体がどのように動いているか

を確認することが大切です。

強い痛みが続く場合、歩くことが難しい場合、外傷後から症状が続いている場合、痛みが徐々に悪化している場合は、整形外科などの医療機関での検査を優先してください。

江東区・住吉周辺で股関節の痛みやスポーツ動作のお悩みがある方は、住吉駅前サモーナスポーツ整骨院へご相談ください。身体の状態を確認し、症状や目標に合わせた施術・運動プランをご提案します。

※本記事は、実際の症例情報をもとに構成しています。施術後の変化には個人差があり、すべての方に同じ結果が出るものではありません。

よくある質問(FAQ)

Q1. 股関節前方インピンジメントでは、どのような症状が出ますか?

股関節の前側に痛みや詰まり感が出ることがあります。階段の上り下り、しゃがむ動作、スポーツでの踏み込み、方向転換などで症状が強くなる場合があります。

Q2. 股関節の前側が痛い場合、すべてインピンジメントなのでしょうか?

いいえ。股関節前方の痛みは、関節だけでなく、腸腰筋や内転筋、臀部などの筋肉・腱、骨盤や腰部の状態が関係している場合もあります。症状だけで判断せず、必要に応じて医療機関で検査を受けることが大切です。

Q3. 痛みがあるときもテニスを続けてよいですか?

痛みが強い場合や、踏み込み・方向転換で痛みが増す場合は、無理に続けないようにしてください。運動量を減らしたり、痛みが出る動作を控えたりしながら、専門家に状態を確認してもらうことをおすすめします。

Q4. 施術を受けるとすぐに痛みは改善しますか?

施術後に痛みや動かしやすさが改善する場合もありますが、変化には個人差があります。また、施術直後に症状が軽減しても、筋力や動作の改善には継続的なケアや運動が必要になることがあります。

Q5. 自宅でできる対策はありますか?

痛みが出ない範囲で、股関節や骨盤周辺を軽く動かすこと、長時間同じ姿勢を避けること、痛みが出る深いしゃがみ込みや強い踏み込みを控えることなどが対策になります。ただし、痛みが強い場合や症状が続く場合は、自己判断で運動を続けず、専門家へご相談ください。

Q6. どのような場合に整形外科を受診すべきですか?

強い痛みが続く場合、歩行が難しい場合、転倒や衝突などの外傷後から痛みがある場合、股関節の動かせる範囲が急に狭くなった場合、症状が徐々に悪化している場合は、整形外科などの医療機関を受診してください。

この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)

保有資格:

  • 柔道整復師(国家資格)

  • NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

  • NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)

プロフィール:

スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。

これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。

施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。

現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。

区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。

「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。

この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)

保有資格:

  • 柔道整復師(国家資格)
  • 鍼灸師(国家資格)
  • あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
  • JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
  • NASMフィットネスエデュケーター

プロフィール:

メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。

スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。

現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。