胸トレで肩・胸が痛い、脚トレ後に膝前面からすねが痛い原因とは?|江東区大島駅前サモーナスポーツ整骨院の症例報告
2026年06月20日

こんにちは。
江東区大島駅前のサモーナスポーツ整骨院です。
今回は、トレーニング中に左膝前面からすね上部を痛め、その後、左肩から胸筋上部にも痛みや張り感が出てきた20代男性の症例をご紹介します。
「レッグエクステンションで膝の前側を痛めた」
「ベンチプレスやフライで肩や胸の付け根が張る」
「痛みは少し落ち着いたけれど、トレーニングに戻るのが不安」
「フォームが悪いのか、身体の使い方が悪いのかわからない」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
トレーニング中の痛みは、痛みが出ている部位だけに原因があるとは限りません。
肩の痛みでも骨盤や股関節の影響を受けていることがありますし、膝の痛みでも太ももの筋肉の硬さや股関節周囲の筋力低下が関係していることがあります。
今回の症例では、左肩から胸筋上部の張り感、左膝前面から脛骨上部の痛みに対して、患部だけでなく、骨盤・股関節・肩甲骨・広背筋など全身のつながりを確認しながら施術を行いました。
同じように、筋トレ中の肩や膝の痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
胸トレと脚トレで痛みが出た20代男性のご相談
今回ご来院されたのは、20代男性の患者様です。
1か月前、脚トレ後半に行ったレッグエクステンションで左脚を負傷し、その後も左膝前面から脛骨上部に痛みが残っている状態でした。
また、左肩から胸筋上部にかけては、1年前に一度損傷した既往がありました。しばらく大きな問題はなかったものの、2週間前から再び痛みや張り感が出始めたとのことでした。
特に気になっていたのは、胸のトレーニングでプレス動作やフライ動作を行う際の左肩から胸筋上部にかけての張り感です。
胸を鍛えたいのに、肩や胸の付け根に違和感が出る。
脚を鍛えたいのに、膝前面やすね上部に痛みが残っている。
このような状態では、思い切ってトレーニングを再開することが難しくなります。
患者様のゴールは、単に痛みを軽くすることではなく、
・痛みなくトレーニングへ復帰したい
・胸トレや脚トレのフォームを修正したい
・再発しにくい身体の使い方を身につけたい
というものでした。
サモーナスポーツ整骨院では、痛みのある場所を確認するだけでなく、その痛みがなぜ起きたのか、どの動作で負担がかかるのか、トレーニング復帰に向けて何を改善すべきかまで確認していきます。
検査で確認した左肩・左膝・全身バランスの問題
まず、立位姿勢と動作評価を行いました。
前屈動作ではFFD(立位での前屈動作・指先と床までの距離)陽性がみられ、ハムストリングスや背部の柔軟性低下、脊柱の柔軟性の低下、腰椎骨盤リズムの乱れが疑われました。
理学検査では、神経症状や肩関節の状態を確認しました。
FNS、SLRはいずれも陰性で、神経由来の強い症状を疑う所見はみられませんでした。
肩の検査では、ニアーテスト、ホーキンステスト、ペインフルアークはいずれも陰性でした。
そのため、明らかな肩関節のインピンジメント所見が強く出ている状態ではありませんでした。
一方で、HBD(踵と臀部までの距離)は陽性でした。
HBDは主に大腿直筋の硬さを確認する検査で、太ももの前側の筋肉が硬くなっている可能性が考えられます。
膝周囲では、脛骨上部に圧痛があり、特に上部に痛みが強く出ていました。
さらにタイトネステストでは、
・腸腰筋
・大腿直筋
・広背筋
・ハムストリングス
に硬さがみられました。
筋力検査では、腸腰筋と中殿筋がMMT3レベルでした。
これは、股関節周囲の筋肉が十分に働きにくくなっている状態が疑われます。
また、ハムストリングスと大腿四頭筋の筋力にも左右差があり、左脚の出力や安定性に課題がみられました。
歪み検査では、右短下肢傾向と左肩下がりが確認されました。
骨盤や肩甲帯のバランスに左右差があることで、トレーニング動作中に一部の関節や筋肉へ負担が集中しやすくなっていた可能性があります。
レッグエクステンション後に膝前面からすねが痛くなる理由
レッグエクステンションは、大腿四頭筋を集中的に鍛える代表的な種目です。
太ももの前側を鍛えるには有効なトレーニングですが、フォームや負荷設定、疲労状態によっては、膝前面や脛骨上部に負担がかかりやすくなります。
特に今回のように、脚トレの後半で痛めたケースでは、疲労によるフォームの乱れも考えられます。
トレーニング前半では問題なく動作できていても、後半になると股関節や体幹の安定性が低下し、膝周囲に負担が集中しやすくなります。
今回の検査では、大腿直筋の硬さ、腸腰筋の出力低下、中殿筋の筋力低下、ハムストリングスと大腿四頭筋の左右差がみられました。
これらが重なると、膝関節の動きがスムーズに行えず、膝前面や脛骨上部にストレスがかかりやすくなります。
膝の痛みというと、膝だけが悪いと考えがちです。
しかし、実際には股関節がうまく使えていない、骨盤が安定していない、太ももの前後(大腿四頭筋とハムストリングスの筋力)バランスが崩れているといった問題が背景にあることもあります。
痛みが残っている状態で無理にレッグエクステンションやスクワットを再開すると、痛みが長引いたり、再受傷につながったりする可能性もあります。
そのため、単に休むだけではなく、なぜ膝に負担が集中したのかを評価することが大切です。
胸トレで肩や胸筋上部が張る原因は肩だけではない
胸のトレーニングで肩や胸筋上部に痛み・張り感が出る場合、肩関節そのものに問題があるケースもあります。
しかし、今回の症例では、ニアーテスト、ホーキンステスト、ペインフルアークが陰性でした。
そのため、明らかな肩関節の挟み込みによる痛みというよりも、フォームや筋肉のタイトネス、肩甲骨の動き、体幹の安定性が関係している可能性を考えました。
胸トレでは、ベンチプレス、ダンベルプレス、フライなどの動作で肩甲骨や胸郭・骨盤を安定させる必要があります。
本来であれば、肩甲骨を適切に寄せて下げ、胸郭を安定させた状態で大胸筋に負荷をかけていきます。
しかし、広背筋や小胸筋が硬くなっていると、肩甲骨の位置が崩れやすくなります。
さらに、骨盤や体幹が安定していないと、胸椎の伸展がうまく出ず、肩が前に出た状態でプレスやフライを行いやすくなります。
その結果、鍛えたい大胸筋ではなく、肩の前側や胸筋上部に負担が集中し、痛みや張り感につながることがあります。
今回の患者様も、左肩から胸筋上部に張り感がありましたが、骨盤矯正後に座位でのプレス・フライ動作の張り感が減少しました。
これは、肩の症状に対しても骨盤や体幹、股関節を含めた全身の評価が必要であることを示す変化でした。
今回の施術方針|痛みのある部位だけでなく全身の連動を整える
今回の施術では、左肩や左膝だけを局所的に施術するのではなく、トレーニング動作で負担がかかりにくい身体の状態をつくることを重視しました。
実施した内容は、
・骨盤矯正
・ハイボルト施術
・広背筋リリース
です。
まず骨盤矯正を行い、骨盤と股関節のバランスを整えました。
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ土台です。
骨盤の傾きや左右差があると、下半身では膝への負担、上半身では肩甲骨や胸郭の動きに影響が出ることがあります。
骨盤矯正後に、座位でプレス動作とフライ動作を確認したところ、左肩から胸筋上部にかけての張り感が減少しました。
その後、腸腰筋と小胸筋に対してハイボルト施術を行いました。
腸腰筋は股関節の動きだけでなく、骨盤や体幹の安定にも関わります。
小胸筋は肩甲骨の位置に影響しやすく、硬くなると巻き肩や肩の前方変位につながることがあります。
ハイボルト施術後には、張り感がさらに減少しました。
最後に広背筋のリリースを行いました。
広背筋は背中の大きな筋肉で、肩関節や肩甲骨、腰背部にも関係します。
広背筋の硬さがあると、胸トレ時に肩甲骨の動きが制限され、肩や胸に負担がかかりやすくなります。
リリース後にはCATも陰性となり、胸椎や肩甲帯の動きにも改善がみられました。
施術後の変化|プレス・フライ動作で張り感が軽減
今回の症例で特徴的だったのは、骨盤矯正後に座位でのプレス動作やフライ動作における張り感が減少したことです。
肩や胸の痛みがある場合、肩周囲だけを施術するイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、実際のトレーニング動作では、骨盤、股関節、体幹、胸椎、肩甲骨、肩関節が連動しています。
骨盤や体幹の安定性が低下していると、肩甲骨を正しい位置に保ちにくくなります。
その結果、胸トレ中に肩がすくむ、肩が前に出る、胸ではなく肩に効いてしまうといったフォームの崩れが起きやすくなります。
今回、腸腰筋や小胸筋へのハイボルト、広背筋リリースによってさらに張り感が減少したことからも、筋肉のタイトネスや出力低下が症状に関係していたと考えられます。
痛みを取ることはもちろん大切です。
しかし、トレーニング復帰を目指す場合は、痛みが消えたかどうかだけで判断するのではなく、実際の動作で負担が減っているかを確認する必要があります。
トレーニング復帰で大切なのは「痛みがない」だけではない
筋トレ中に痛みが出た場合、多くの方は数日から数週間休んで、痛みが落ち着いたら再開しようと考えます。
もちろん、急性期に無理をしないことは大切です。
しかし、痛みが落ち着いただけで元の重量や種目に戻すと、同じ場所を再び痛めることがあります。
なぜなら、痛みの原因となったフォームの崩れや筋力低下、柔軟性の問題が残っている可能性があるからです。
今回の患者様も、左肩から胸筋上部の張り感と、左膝前面から脛骨上部の痛みがありましたが、背景には腸腰筋・中殿筋の出力低下、広背筋・大腿直筋・ハムストリングスのタイトネス、骨盤や肩の左右差がみられました。
これらを改善しないままトレーニングへ戻ると、また同じ負担がかかる可能性があります。
トレーニング復帰では、
・痛みの程度
・関節可動域
・筋出力
・左右差
・フォーム
・種目選択
・重量設定
・トレーニングボリューム
を段階的に確認することが重要です。
特に、ベンチプレスやフライ、レッグエクステンションなど、同じ関節に繰り返し負荷がかかる種目では、復帰のタイミングとフォーム修正が大切になります。
同じ症状でお悩みの方へ|痛みを我慢せず原因を確認しましょう
胸トレ中の肩や胸の痛み、脚トレ後の膝前面やすね上部の痛みは、トレーニングをしている方にとって非常にストレスの大きい悩みです。
「少し痛いけど我慢すればできる」
「フォームが悪い気がするけど、何が悪いかわからない」
「休めば治ると思っていたけど、再開するとまた痛い」
このような状態を繰り返している場合、痛みが出ている部位だけでなく、全身の動きや筋肉のバランスを確認する必要があります。
胸トレで肩や胸筋上部に痛みが出る場合は、筋肉のタイトネス、インナーマッスルの出力低下、肩甲骨の動き、胸椎の伸展不足、骨盤の安定性などが関係していることがあります。
脚トレで膝前面や脛骨上部に痛みが出る場合は、大腿直筋の硬さ、腸腰筋や中殿筋の筋力低下、ハムストリングスとのバランス、フォームの乱れ、疲労による代償動作などが関係していることがあります。
サモーナスポーツ整骨院では、痛みを一時的に軽減するだけでなく、トレーニング復帰やフォーム修正までサポートしています。
トレーニングを長く楽しむためには、痛みをごまかすのではなく、原因を確認し、再発しにくい身体の使い方を身につけることが大切です。
よくある質問
Q. 胸トレで肩が痛い場合、トレーニングは休んだ方がいいですか?
痛みの程度によりますが、痛みを我慢して同じ種目を続けることはおすすめできません。
特にベンチプレスやフライで肩や胸の付け根に痛みが出る場合、フォームの崩れや肩甲骨の動きの問題が隠れていることがあります。
一度痛みが出る動作を避け、身体の状態やフォームを確認したうえで段階的に復帰することが大切です。
Q. レッグエクステンションで膝前面が痛くなるのはなぜですか?
レッグエクステンションは大腿四頭筋に強く負荷がかかる種目です。
負荷が強すぎる、疲労でフォームが崩れている、大腿直筋が硬い、股関節周囲の筋力が弱いといった要因があると、膝前面や脛骨上部にストレスが集中することがあります。
痛みが続く場合は、膝だけでなく股関節や骨盤の状態も確認することが重要です。
Q. 肩の痛みなのに骨盤矯正をするのはなぜですか?
肩の動きは、肩関節だけでなく、肩甲骨、胸椎、体幹、骨盤の影響を受けます。
骨盤や体幹が安定していないと、胸トレ中に肩甲骨の位置が崩れ、肩や胸筋上部に負担がかかりやすくなります。
今回の症例でも、骨盤矯正後にプレスやフライ動作での張り感が減少しました。
Q. 痛みがなくなればすぐに元の重量へ戻してもいいですか?
痛みがなくなったからといって、すぐに元の重量へ戻すのは注意が必要です。
筋力や柔軟性、フォームの問題が残っていると、再び痛みが出る可能性があります。
まずは軽い重量や可動域を制限した動作から始め、痛みの有無やフォームを確認しながら段階的に戻すことが大切です。
Q. 整骨院でフォーム修正まで相談できますか?
サモーナスポーツ整骨院では、痛みの施術だけでなく、トレーニング復帰やフォーム修正のサポートも行っています。
痛みが出た原因を身体の評価から確認し、どのような動作で負担がかかっているのかを一緒に確認していきます。
筋トレを継続したい方、再発を防ぎたい方はぜひご相談ください。
江東区大島駅前で筋トレ中の肩・膝の痛みにお悩みの方へ
江東区大島駅前のサモーナスポーツ整骨院では、スポーツやトレーニングによる痛みに対して、患部だけでなく全身のバランスや動作を確認しながら施術を行っています。
胸トレで肩や胸筋上部が痛い方、脚トレ後に膝前面やすね上部の痛みが続いている方は、無理に我慢せず一度ご相談ください。
当整骨院では、骨盤矯正、ハイボルト施術、筋肉のリリース、動作評価などを組み合わせ、痛みの改善とトレーニング復帰をサポートします。
痛みなくトレーニングを楽しむためには、身体の状態を正しく評価し、再発しにくいフォームを身につけることが大切です。
「また痛めるのが怖い」
「胸トレで肩ばかりに効いてしまう」
「脚トレ後の膝の痛みが不安」
「フォームを見直して安全に復帰したい」
このようなお悩みがある方は、江東区大島駅前のサモーナスポーツ整骨院までお気軽にご相談ください。
この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)
保有資格:
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柔道整復師(国家資格)
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NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
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NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)
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中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
プロフィール:
スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。
これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。
施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。
現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。
区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。
「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。









