【症例報告】長時間座った後に立ち上がると両臀部に痛みとしびれが出る60代男性のケース|江東区大島駅・住吉駅のサモーナスポーツ整骨院
2026年06月24日

こんにちは。江東区の大島駅前・住吉駅前にあるサモーナスポーツ整骨院です。
今回は、デスクワーク中の長時間座位が続いた後、立ち上がる際に両臀部、特に梨状筋周辺に痛みとしびれを感じて来院された60代男性の症例についてご紹介します。
臀部の痛みというと「お尻の筋肉が硬いだけ」と考えられがちですが、実際には骨盤の傾き、股関節の柔軟性、腸腰筋や中殿筋などの筋力低下、姿勢保持能力の低下が関係していることがあります。
今回のケースでも、痛みが出ている臀部だけを見るのではなく、立ち姿勢・立ち上がり動作・股関節の可動域・筋力の左右差を確認したうえで、施術と運動指導を行いました。
※本記事は実際の来院例をもとに、個人が特定されないよう一部内容を調整して掲載しています。症状の感じ方や改善までの経過には個人差があります。
来院時のお悩み
60代男性の方で、主なお悩みは「長時間座った後に立ち上がると、両方のお尻に痛みとしびれが出る」というものでした。
普段はデスクワークが多く、仕事中に長時間座っている時間が続くとのことでした。症状は約1ヶ月前から出始め、来院の3日前から痛みとしびれが強くなったため、江東区住吉駅前のサモーナスポーツ整骨院へご相談いただきました。
特に気にされていたのは、日常生活での立ち上がり時の痛みだけでなく、今後もランニングを続けたいという点です。
患者さんのゴールは、
- 臀部の痛みをなくしたい
- 立ち上がり時の不安を減らしたい
- ランニングのタイムを良くしたい
というものでした。
痛みを取るだけでなく、「また走れる身体」「より良く動ける身体」を目指したいという前向きな目標をお持ちでした。
お身体の状態|姿勢・動作・柔軟性・筋力を評価

サモーナスポーツ整骨院では、痛みが出ている場所だけでなく、なぜその場所に負担がかかっているのかを確認するために、姿勢評価・動作評価・理学検査・筋力評価を行います。
今回の患者さんでは、立位評価と動作評価において、腰の反りが強くなりやすいカイホロードシス傾向がみられました。
また、立ち上がる際に左側へ体重が乗りやすく、左右均等に身体を使えていない状態も確認できました。
検査では、SLRは70度。トーマステストは陽性で、股関節前面、特に腸腰筋周辺の硬さが疑われました。HBDでは拳2個分の制限があり、太もも前面から股関節周辺の柔軟性低下もみられました。
筋力評価では、腸腰筋がMMT3レベルで、股関節を曲げる際に上半身が倒れやすい状態でした。中殿筋は右が4、左が3で、左側の股関節を支える力が弱くなっていることが確認できました。
骨盤の歪み検査では左下がりの傾向があり、骨盤の左右差も臀部や股関節まわりへの負担に関係している可能性がありました。
今回の評価から、単純に「梨状筋が硬いから痛い」というよりも、以下のような複数の要素が関係していると考えられました。
- 長時間座位による臀部・背部の硬さ
- 腸腰筋の柔軟性低下
- 股関節前面の硬さ
- 中殿筋の筋力低下と左右差
- 骨盤の傾き・左右差
- 姿勢保持に必要なインナーマッスルの弱さ
- 立ち上がり時の左荷重
臀部に痛みが出ていても、原因が臀部だけにあるとは限りません。今回のように、股関節・骨盤・体幹の機能低下が重なり、梨状筋周辺へ負担が集中しているケースもあります。
施術内容|骨盤・股関節・筋力バランスにアプローチ

今回の施術では、臀部の痛みやしびれを軽減することだけを目的にするのではなく、痛みが出にくい姿勢と動作をつくることを重視しました。
実施した内容は以下の通りです。
- 骨盤矯正
- ハイボルト施術
- 手技療法
- 腸腰筋ストレッチ
- ヒップローテーション
骨盤矯正では、左下がりの傾向がみられた骨盤のバランスを整え、立ち上がり時や歩行時に左右均等に体重を乗せやすい状態を目指しました。
ハイボルト施術では、腸腰筋と中殿筋に対してアプローチを行いました。腸腰筋は股関節を曲げる働きだけでなく、骨盤や腰椎の安定にも関係します。中殿筋は片脚で身体を支える際に重要な筋肉で、歩行やランニング時の骨盤の安定に大きく関わります。
手技療法では、背部・臀部まわりの硬さを確認しながら、過度に緊張している部位を中心に施術しました。
さらに、腸腰筋ストレッチとヒップローテーションを行い、股関節の動きが出やすい状態を目指しました。
臀部の痛みがある場合、痛い部分だけを揉みほぐすと一時的に楽になることがあります。しかし、股関節の可動域や骨盤の安定性が改善されないままだと、再び同じ場所へ負担がかかりやすくなります。
そのため当整骨院では、症状が出ている部位への施術とあわせて、原因と考えられる身体の使い方や筋力バランスにもアプローチしています。
施術後の変化
今回の施術後、長時間座位をしていないタイミングではあったため、来院時点で強い痛みの再現はありませんでした。
そのため、痛みそのものの変化だけでなく、歩行や姿勢の変化を確認しました。
施術後には、
- 歩幅が広くなった
- 1歩目が出しやすくなった
- 姿勢が良くなった感覚がある
- 身体の使いやすさを実感できた
という変化がみられました。
特に患者さんご自身が「歩行のスライドが広くなった」「1歩が出しやすくなった」と感じられた点は、今後のランニング動作にもつながる大切な変化です。
今回のケースでは、痛みが強く出ている場面をその場で完全に再現できたわけではありませんでした。しかし、評価を通じて筋力の弱さや左右差を自覚していただくことができ、今後の改善に向けた方向性を共有できました。
今回の症状で考えられる原因

今回のように、長時間座った後に立ち上がると臀部に痛みやしびれが出る場合、いくつかの原因が考えられます。
ひとつは、長時間座ることで臀部の筋肉が圧迫され、梨状筋周辺が硬くなりやすいことです。梨状筋はお尻の深い部分にある筋肉で、股関節の動きに関わります。梨状筋周辺の緊張が高まると、臀部の痛みや坐骨神経痛のようなしびれ感につながることがあります。
ただし、臀部の痛みやしびれがすべて梨状筋だけで起こるわけではありません。腰椎由来の神経症状、股関節の可動域制限、骨盤の歪み、筋力低下なども関係することがあります。
今回の患者さんでは、腸腰筋の弱さ、股関節前面の硬さ、中殿筋の左右差、骨盤の左下がり、立ち上がり時の左荷重が確認されました。
つまり、臀部の痛みは「お尻だけの問題」ではなく、骨盤・股関節・体幹の機能低下が組み合わさって起きていた可能性があります。
特にデスクワークが多い方は、座っている時間が長くなることで股関節が曲がった姿勢が続きます。その結果、腸腰筋や太もも前面が硬くなり、立ち上がった時に骨盤や腰、臀部へ負担がかかりやすくなります。
同じような臀部の痛み・しびれでお悩みの方へ
江東区大島駅・住吉駅周辺で、次のようなお悩みはありませんか?
- 長時間座った後に立ち上がるとお尻が痛い
- デスクワーク後に臀部が重だるい
- お尻から太ももにかけてしびれる感じがある
- 坐骨神経痛と言われたが、原因がよくわからない
- ストレッチしてもすぐに戻ってしまう
- ランニング中に股関節や臀部が詰まる
- 片側だけに体重が乗りやすい
- 歩幅が狭くなってきた
このような症状がある場合、臀部の筋肉だけでなく、骨盤・股関節・体幹の機能を確認することが大切です。
身体が硬くなっていたり、姿勢が崩れていたりしても、自分ではなかなか気づけないことがあります。また、インナーマッスルが弱くなることで、良い姿勢を保てなくなり、結果的に臀部や腰に負担がかかっているケースもあります。
「痛いところを揉めば良くなる」と思っていた症状でも、実際には筋力の弱さや身体の使い方のクセが関係していることは少なくありません。
サモーナスポーツ整骨院では、施術だけでなく、姿勢・動作・筋力・柔軟性を確認しながら、痛みの根本原因を一緒に探していきます。
サモーナスポーツ整骨院で大切にしていること
当整骨院では、症状名だけで施術内容を決めるのではなく、お一人おひとりの身体の状態を評価したうえで施術方針を考えています。
同じ「臀部の痛み」でも、原因は人によって異なります。
梨状筋周辺の硬さが強い方もいれば、股関節の可動域不足が大きく関係している方もいます。中殿筋や腸腰筋などの筋力低下が原因になっている方もいれば、骨盤や姿勢の崩れが負担を増やしている方もいます。
今回の患者さんでは、筋力の弱さと左右差を自覚していただけたことが大きなポイントでした。
痛みが出ている時だけでなく、なぜその痛みが出たのかを理解することで、再発予防やパフォーマンス向上にもつながります。
今後は、楽トレ検査もご予約いただき、インナーマッスルの状態を確認しながら、姿勢保持能力やランニング動作の改善も視野に入れてサポートしていく予定です。
痛みを減らすだけでなく、「動きやすい身体」「疲れにくい身体」「ランニングを楽しめる身体」を目指していくことが、今回のゴールです。
まとめ|臀部の痛みはお尻だけでなく、骨盤・股関節・体幹の評価が大切です
今回の症例は、長時間のデスクワーク後に立ち上がると両臀部に痛みとしびれが出る60代男性のケースでした。
評価では、腸腰筋の筋力低下、股関節前面の硬さ、中殿筋の左右差、骨盤の左下がり、立ち上がり時の左荷重などが確認されました。
施術では、骨盤矯正、ハイボルト、手技療法、腸腰筋ストレッチ、ヒップローテーションを行い、施術後には歩幅の広がりや一歩目の出しやすさ、姿勢の変化を実感していただきました。
臀部の痛みやしびれは、梨状筋周辺の問題だけでなく、腰・骨盤・股関節・体幹の機能低下が関係していることがあります。
江東区大島駅・住吉駅周辺で、長時間座った後の臀部の痛み、坐骨神経痛のようなしびれ、ランニング時の股関節やお尻の違和感でお悩みの方は、サモーナスポーツ整骨院へご相談ください。
症状だけを見るのではなく、姿勢・動作・筋力・柔軟性を確認しながら、あなたの身体に合った施術と運動指導をご提案いたします。
この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)
保有資格:
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柔道整復師(国家資格)
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NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
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NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)
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中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
プロフィール:
スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。
これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。
施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。
現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。
区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。
「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。









