【首、肩から背中の痛み】起床時に首や背中に急に痛みが広がった・・・寝違え？

2024年02月20日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です！今回は、『首、肩から背中にかけて広がる痛み』に関する症例報告をさせていただきます。

起床時にふと首を動かしたら、肩や背中に痛みが広がった・・・という症状に対する評価とアプローチ内容、そしてその効果に関してご紹介させていただきます。同じような症状でお悩みの方は参考にしてください。

もしかして『寝違え？』症状とお悩み｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院が寝違えに関して解説！

朝起床時に急に首や肩、背中にかけてピリつくような痛みが広がった。数日安静にしていれば痛みが治ると自己判断をし安静にしていても痛みが軽減しないため、当スポーツ整骨院にお越しになりました。

首を少しでも動かすと痛みが肩や背中に広がるため、日常生活や仕事においても非常に不便。作業に集中できずにストレスが溜まっている。

先述したような状態でお悩みの方がお越しになりました。

このような状態はいわゆる『寝違え』の可能性が高いです。頚椎のヘルニアなどの可能性も否定できないため、全体的な検査や鑑別を行わせていただくことになりました。

頚椎のヘルニアの可能性が高いものは、整形外科にて検査を行い、診断を受けた上で整骨院で施術を受けないと悪化するリスクがあるため、丁寧な問診や検査が必要になります。

検査と評価｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院における『寝違え』の検査・評価

この章では『寝違え』の可能性のある症状に対する検査や評価に関して記載させていただきます。江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、首や肩、背中に広がる痛みの原因が何なのかを正確に判断するために、丁寧に検査と評価を行います。

『首が痛いんですね・・・では首の治療をしましょう』では、痛みが改善しにくくなる可能性が高く、場合によっては痛みが悪化する可能性があるので注意が必要です。

【年齢・性別】
30代・女性

【立位評価】
立位の評価では、『姿勢や体幹のバランス』などを総合的に評価します。

前屈：FFD 15cm（床と指先の距離。理想は0cm）
⇨骨盤と背骨の動きのバランスや前屈動作時の体幹の傾きなどを評価することができます。また、股関節の柔軟性、体幹の筋力、股関節周囲の筋力なども評価することができます。筋力やバランスが崩れている状態だと、首や肩に負担をかける可能性が高くなります。
後屈：首の痛みによって困難だったため省略
⇨痛みによって首の動きだけでなく、骨盤や背骨の動きにエラーが生じる可能性があるため、痛みが生じる動作は行わない方がいい。一度痛みが出る動作を自覚すると確認のため、痛みを誘発する動作を繰り返す傾向がある。痛みを誘発する動作を繰り返すと症状が改善しにくくなる。
回旋動作：左右差が顕著
⇨左の体幹回旋動作と比較し、右の体幹の回旋動作が明らかに制限されている。この評価では、骨盤と背骨の動きのバランスや、骨盤や股関節を安定させてくれる筋肉の機能を評価することができる。動きが制限されている側の股関節周囲の筋力、反対側の股関節の柔軟性の低下、背骨の柔軟性の低下、体幹の機能など様々な問題を抽出することができる。この評価を基準にさらに状態を深掘りすることで、首に痛みを引き起こしている根本的な問題を見つけられる可能性が高い。
アッパークロスシンドローム（上位交差性症候群）
⇨首や肩、背中や胸周囲の筋肉の硬さや筋力低下によって引き起こされる姿勢のこと。アッパークロスシンドロームの状態は、ただ単にマッサージなどで筋肉を緩めるだけでなく、正しく筋力を強化する必要がある。
◯弱っている可能性が高い筋肉
僧帽筋下部、菱形筋、前鋸筋、小円筋、棘下筋、頚長筋、最長筋、上肢伸筋、回外筋
◯硬くなっていると予想される筋肉
大胸筋、小胸筋、肩甲下筋、僧帽筋上部、肩甲挙筋、斜角筋、広背筋、上肢屈筋、回内筋、胸鎖乳突筋

【理学検査】

ジャクソンテスト、スパーリングテスト：陰性
ライトテスト：小胸筋症候群の可能性が高い

【タイトネステスト】

大胸筋
小胸筋
広背筋
大円筋
棘下筋
ハムストリングス
殿筋群

【骨盤の歪み検査】

右短下肢
右股関節内旋可動域低下
右上前腸骨棘下方変移
右腰方形筋短縮
右坐骨下方変移
頚椎C5

上記のような問題が見られたため、首だけの問題ではなく、全身のバランスの崩れによって首に負担がかかっている可能性が高い。スポーツ整体によって全体的にアプローチさせていただくことになりました。

施術内容とその効果｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院

まずは骨盤矯正を行い、骨盤の歪みや背骨の状態など全体的なバランスを整えました。歪みがある状態でストレッチやマッサージをしても筋肉の緊張が緩和しにくいため、まずは骨盤矯正を実施します。

その後、柔軟性低下が見られた筋肉に対してストレッチを行い、深部の筋肉の硬さが見られた部分にハイボルト治療と鍼治療を実施。

最終的に来院時に感じていた痛みが消失。

正し、一時的に整った状態なので、姿勢を維持するための筋力強化や日常的いストレッチを行っていただく必要がある。その旨も伝えさせていただきました。

執筆者：江東区大島サモーナスポーツ整骨院　院長　山田祐樹

院長　山田祐樹｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院｜江東区大島駅徒歩1分｜柔道整復師｜鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です！当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。