膝の外側が痛いのは股関節の硬さが原因?つながりと改善方法を解説|大島駅・住吉駅のスポーツ整骨院
2026年04月24日
「膝の外側が痛い」と聞くと、ランナー膝(腸脛靭帯炎)を思い浮かべる方は多いかもしれません。実際に、走ると痛い、階段の上り下りで違和感がある、長く歩くと膝の外側が張るといった症状では、ランナー膝が関係していることもあります。
しかし、膝の外側の痛みは、必ずしも膝だけに原因があるとは限りません。なかなかの“現場監督気質”で、股関節がうまく働かない分を膝が代わりに頑張ってしまっているケースも少なくないのです。
特に注目したいのが、股関節の硬さや動きの悪さです。股関節は、歩く・走る・しゃがむ・片脚で立つといった動作の中で、膝にかかる負担を左右する大切な関節です。ここが硬くなっていたり、支える筋肉がうまく使えていなかったりすると、膝の動きに無理が生じ、結果として膝の外側に負担が集中しやすくなります。
そのため、膝の外側が痛いからといって、痛い部分だけを揉んだり、湿布だけで様子を見たりしても、なかなか改善しないことがあります。大切なのは、なぜ膝の外側に負担がかかっているのかを全体の動きから見極めることです。特に、股関節・骨盤・足首・体幹まで含めて確認することで、痛みの本当の原因が見えてくることも少なくありません。
この記事では、膝の外側の痛みと股関節の硬さがどのように関係しているのかをわかりやすく解説しながら、よくある原因、確認したいポイント、改善の考え方についてお伝えします。
「ストレッチをしても繰り返す」「ランナー膝と言われたけれどよくならない」「膝だけでなく身体全体を見て改善したい」――そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
膝の外側が痛いのに、なぜ股関節が関係するのか?
膝の外側に痛みが出ると、「痛いのは膝だから、原因も膝にあるはず」と考える方は少なくありません。もちろん、膝の外側そのものに炎症や負担が起きている場合はあります。
しかし実際には、膝だけが単独で悪くなっているとは限らず、股関節の硬さや機能低下が影響していることも多いです。
特に、次のような症状がある方は、膝だけでなく股関節の状態も確認したいところです。
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走ると膝の外側が痛い
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階段の上り下りで違和感がある
-
長く歩くと膝の外側が張る
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ストレッチしても何度も繰り返す
-
膝だけをケアしても改善しない
膝の外側の痛みを改善するためには、痛い部分だけを見るのではなく、なぜそこに負担が集まっているのかを全体から考えることが大切です。
股関節は下半身の動きの土台になる関節
股関節は、骨盤と太ももをつなぐ大きな関節です。
歩く、走る、しゃがむ、片脚で立つといった日常動作やスポーツ動作では、股関節がスムーズに動くことで下半身全体のバランスが保たれやすくなります。
股関節には、次のような重要な役割があります。
-
脚を前後左右に動かす
-
体重を支える
-
骨盤を安定させる
-
歩行や走行時の衝撃を分散する
-
膝や足首への負担を調整する
つまり、股関節の動きが良ければ、膝にかかる負担も分散しやすくなります。
反対に、股関節が硬かったり、うまく使えていなかったりすると、そのしわ寄せが膝に集まりやすくなるのです。
膝はねじれやぶれに強くない関節
膝関節は、主に曲げ伸ばしをする関節です。
そのため、前後の動きには対応しやすい一方で、ねじれや左右のぶれにはあまり強くありません。
たとえば、股関節の動きが悪い状態では、
-
しゃがむときに膝が内側に入りやすい
-
走るときに脚の着地が不安定になる
-
片脚で立ったときに骨盤がぐらつく
-
足を出すたびに膝へ余計なねじれが加わる
といったことが起こりやすくなります。
このような状態が続くと、本来は股関節やお尻の筋肉で受け止めたい負担を膝が代わりに受けることになり、膝の外側にストレスが集中しやすくなります。
股関節の硬さが膝の外側に負担をかける理由
股関節が硬いと聞くと、「脚が開きにくい」「前屈しづらい」といった柔軟性の問題をイメージする方が多いかもしれません。
しかし実際には、股関節の硬さは単なる柔軟性の低下だけではなく、動作の質そのものを崩す要因になります。
股関節が硬いと膝が代わりに頑張りすぎる
股関節の動きが足りない状態では、身体は別の場所を使って動作を補おうとします。
その代表が膝です。
たとえば、以下のような場面では股関節の影響が出やすくなります。
-
走るときに股関節が十分に伸びない
-
階段を下りるときにお尻の筋肉が使えない
-
片脚で踏ん張ると膝がぶれる
-
しゃがむときに股関節ではなく膝ばかり使ってしまう
こうした状態では、膝が必要以上に頑張ることになり、外側の組織に負担がかかりやすくなります。
お尻の筋肉が働きにくいと膝の位置が安定しにくい
股関節の硬さや機能低下と深く関係しているのが、お尻の筋肉です。
特に中殿筋や大殿筋といった筋肉は、片脚で立つときや歩行・走行時に骨盤と脚を安定させる役割があります。
これらの筋肉がうまく働かないと、
-
膝が内側に入りやすくなる
-
太ももの外側ばかり張りやすくなる
-
着地のたびに膝がぐらつく
-
ランニングフォームが崩れやすくなる
といった状態になり、結果として膝の外側への負担が大きくなります。
つまり、膝の外側が痛いからといって、膝だけを揉んだり温めたりするだけでは十分でないこともあります。
原因が股関節やお尻の機能低下にある場合は、そこにも目を向ける必要があります。
ランナー膝でも、原因が膝だけとは限らない
膝の外側の痛みの代表例としてよく知られているのが、**ランナー膝(腸脛靭帯炎)**です。
ランニングをしている方に多い症状ですが、名前の印象だけで「走りすぎが原因」と決めつけてしまうのは少し早いかもしれません。
ランナー膝の背景には股関節の問題が隠れていることがある
ランナー膝では、膝の外側にある腸脛靭帯周辺に摩擦やストレスが加わり、痛みが出ることがあります。
ただし、その背景には次のような要因が隠れていることもあります。
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股関節の可動域が狭い
-
お尻の筋力が十分に使えていない
-
太ももの外側ばかりに負担が集中している
-
骨盤の安定性が低い
-
走り方や着地のクセがある
つまり、痛みが出ている場所は膝の外側でも、本当の原因は股関節やその周囲の使い方にある場合があるということです。
そのため、ランナー膝を繰り返している方ほど、
-
膝だけの治療で終わらせない
-
股関節の柔軟性を確認する
-
お尻の筋肉の働きを見る
-
走り方や身体の使い方まで見直す
といった視点が大切になります。
スポーツをしていなくても股関節は関係する
膝の外側の痛みは、ランニングやスポーツをしている方だけに起こるものではありません。
日常生活の中でも、股関節の硬さや身体の使い方のクセによって、膝の外側に負担がかかることがあります。
日常生活のクセが膝の外側の痛みにつながることもある
たとえば、以下のような習慣は股関節の動きを悪くしやすくなります。
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長時間座ることが多い
-
片脚に重心をかけて立つクセがある
-
足を組むことが多い
-
運動不足で股関節まわりが硬くなっている
-
歩き方に左右差がある
こうした状態が続くと、股関節が本来の役割を果たしにくくなり、歩行や階段動作のたびに膝へ余計な負担がかかりやすくなります。
そのため、「スポーツをしていないから関係ない」とは言えません。
むしろ日常の積み重ねが、膝の外側の痛みにつながっているケースも少なくないのです。
痛い場所だけでなく、負担が集まる理由を見ることが大切
膝の外側の痛みを改善するうえで大切なのは、痛い場所だけを追いかけないことです。
症状が出ている場所と、本当の原因が一致しているとは限らないためです。
改善のために確認したい視点
膝の外側が痛い場合は、次のような視点で全体を見ていくことが重要です。
-
股関節の硬さはないか
-
お尻の筋肉は使えているか
-
骨盤の安定性はあるか
-
足首の動きに制限はないか
-
歩き方や走り方にクセはないか
-
片脚立ちやしゃがむ動作でぶれがないか
このように全身のつながりを確認することで、膝の外側に負担がかかる本当の理由が見えやすくなります。
膝の外側の痛みを繰り返している方ほど、膝だけに注目するのではなく、股関節を含めた身体全体のバランスを確認することが改善への近道です。
股関節の硬さが膝の外側に負担をかける主なパターン
膝の外側の痛みといっても、すべて同じ負担のかかり方をしているわけではありません。
実際には、股関節の硬さや機能低下がどのように身体へ影響しているかによって、膝の外側に負担が集まるパターンはいくつかあります。
特に多いのは、次のようなケースです。
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お尻の筋肉がうまく使えない
-
太ももの外側ばかりが頑張っている
-
股関節の動きが悪く、膝がぶれやすい
-
骨盤の安定性が低下している
-
歩き方や走り方のクセが強くなっている
ここでは、股関節の硬さがどのような流れで膝の外側の痛みにつながるのか、代表的なパターンを整理していきます。
お尻の筋肉が使えず、太ももの外側に負担が集中するパターン
股関節まわりの動きを支えるうえで大切なのが、お尻の筋肉です。
特に中殿筋や大殿筋は、片脚で立つときや歩くとき、走るときに骨盤と脚を安定させる重要な役割を持っています。
しかし、股関節が硬かったり、お尻の筋肉がうまく働いていなかったりすると、その代わりに太ももの外側にある組織が頑張りすぎる状態になります。
その結果、次のようなことが起こりやすくなります。
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太ももの外側が張りやすくなる
-
大腿筋膜張筋が過剰に働く
-
腸脛靭帯にストレスがかかりやすくなる
-
膝の外側に摩擦や引っ張られる感覚が出やすくなる
このタイプの方は、膝の外側そのものよりも、
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お尻の横が使いにくい
-
太ももの外側ばかり疲れる
-
片脚立ちが不安定
-
走るとフォームが崩れやすい
といった特徴がみられることがあります。
膝が悪いというより、本来お尻で支えたい動作を太ももの外側で代償している状態と考えるとわかりやすいかもしれません。
股関節が硬く、膝が内側に入りやすくなるパターン
膝の外側が痛いというと、「膝が外に広がっているのでは」と思われることもありますが、実際には膝が内側に入る動きが背景にあることも少なくありません。
股関節には、脚の向きや骨盤との位置関係をコントロールする役割があります。
ところが、股関節の外旋や外転の動きがうまく出ないと、動作の中で膝の位置が安定しにくくなります。
特に次のような場面では、この影響が出やすくなります。
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スクワットで膝が内側に入る
-
階段を下りるときに膝がぶれる
-
走る着地で膝が安定しない
-
片脚で踏ん張ると骨盤が傾く
この状態では、膝の向きが不安定になることで、膝の外側に余計な摩擦や張力が加わりやすくなります。
つまり、見た目には「膝の外側が痛い」だけでも、その背景では股関節のコントロール不足によって膝の軌道が崩れていることがあるのです。
股関節が伸びにくく、歩き方や走り方が崩れるパターン
股関節の硬さは、脚を前に出す動きだけでなく、後ろへしっかり伸ばす動きにも影響します。
この股関節の伸展が出にくいと、歩行やランニングのフォームに乱れが生じやすくなります。
たとえば、股関節が十分に伸びないと、
-
歩幅が不自然になる
-
骨盤が前後にスムーズに動かない
-
太ももの前や外側ばかり使いやすくなる
-
脚を前に出すたびに膝へ負担が偏る
といったことが起こりやすくなります。
ランニングをしている方では、こうした状態が積み重なることで、フォームが少しずつ崩れ、膝の外側にストレスが集中しやすくなります。
日常生活でも、長時間座りっぱなしで股関節の前側が硬くなっている方は、このパターンに当てはまりやすいです。
特に、
-
デスクワークが多い
-
立ち上がると股関節の前が詰まる
-
歩くと脚が前に出しにくい
-
走ると脚が重く感じる
という方は、股関節の伸びにくさが膝の外側の痛みに関係している可能性があります。
骨盤の安定性が低下し、膝へ負担が流れるパターン
股関節は、骨盤と連動して働く関節です。
そのため、股関節が硬い、または股関節まわりの筋肉がうまく働かない状態では、骨盤の安定性も低下しやすくなります。
骨盤が安定しないと、動作中に身体の軸がぶれやすくなり、その影響が膝に伝わります。
よくある例としては、
-
片脚立ちで骨盤が左右に傾く
-
歩くと身体が左右に揺れる
-
ランニング中に上半身がぶれやすい
-
片脚着地で膝が流れる
といったものがあります。
このような状態では、膝単独の問題ではなく、骨盤と股関節の安定性不足の結果として膝の外側に負担が出ていると考えられます。
膝の外側が痛い方の中には、痛い側ばかり気にしてしまう方も多いですが、実際には骨盤の位置や体幹の安定性まで確認しないと、根本原因が見えにくいことがあります。
足首の動きの悪さまで重なり、膝に負担が集中するパターン
股関節の問題だけでも膝には負担がかかりますが、そこに足首や足部の機能低下が重なると、さらに膝の外側へのストレスが強くなることがあります。
たとえば、足首が硬いと、
-
しゃがむ動作で膝の軌道が乱れる
-
着地時の衝撃をうまく吸収できない
-
重心移動が不自然になる
-
膝や股関節で無理にバランスを取ろうとする
といった代償が起こりやすくなります。
この状態で股関節まで硬いと、上と下の両方から膝に負担が集まりやすくなり、膝の外側の痛みが長引いたり、何度も繰り返したりする原因になります。
つまり、膝の外側の痛みは単純に一か所だけの問題ではなく、
-
股関節
-
骨盤
-
足首
-
体幹
-
歩き方や走り方
といった複数の要素が重なって起きていることも多いのです。
膝の外側の痛みは「痛い場所」だけでは原因がわからないことがある
ここまで見てきたように、股関節の硬さが膝の外側に負担をかけるパターンは一つではありません。
同じ「膝の外側が痛い」という症状でも、背景にある問題は人によって異なります。
たとえば、
-
お尻の筋力低下が目立つ方
-
股関節の可動域制限が強い方
-
骨盤の安定性が低い方
-
足首の硬さまで影響している方
-
フォームのクセが大きい方
では、必要なアプローチも変わってきます。
そのため、膝の外側が痛いときは、単に痛い場所だけをマッサージしたり、湿布を貼ったりするだけでは十分でないことがあります。
大切なのは、なぜ膝の外側に負担が集まっているのかを整理することです。
サモーナスポーツ整骨院のように、問診だけでなく、姿勢分析や動作評価、股関節・足首の可動域確認まで行いながら原因を見極めることが、改善への近道になるケースは少なくありません。
膝の外側の痛みと関係しやすい股関節まわりの筋肉とは?
膝の外側が痛いとき、痛みが出ている場所だけを見てしまうと、本当の原因を見落としてしまうことがあります。
特に重要なのが、股関節まわりの筋肉の働きです。
股関節まわりの筋肉は、
-
骨盤を安定させる
-
脚の位置をコントロールする
-
歩行やランニング時の衝撃を分散する
-
膝がぶれないように支える
といった役割を担っています。
これらの筋肉がうまく働かないと、膝の動きが不安定になり、結果として膝の外側に負担が集まりやすくなります。
ここでは、膝の外側の痛みと関係しやすい代表的な筋肉を整理していきます。
中殿筋は片脚動作で膝を安定させる重要な筋肉
股関節まわりの筋肉の中でも、特に重要なのが中殿筋です。
中殿筋はお尻の横にある筋肉で、片脚で立つときや歩くとき、走るときに骨盤を安定させる役割があります。
この筋肉がしっかり働くことで、
-
片脚立ちで骨盤が傾きにくくなる
-
歩行時の左右のぶれを抑えやすくなる
-
着地時に膝が内側へ入りにくくなる
-
ランニング中のフォームが安定しやすくなる
といったメリットがあります。
反対に、中殿筋がうまく使えていないと、
-
片脚立ちでふらつく
-
スクワットで膝が内側に入りやすい
-
階段を下りるときに膝がぶれる
-
ランニング中に骨盤が左右に揺れやすい
といった状態になり、膝の外側への負担が増えやすくなります。
膝の外側が痛い方の中には、実際には膝そのものの問題よりも、中殿筋の機能低下による骨盤と脚の不安定さが背景にあるケースも少なくありません。
大殿筋は股関節を後ろへ伸ばし、下半身全体の安定に関わる
大殿筋は、お尻の中でも大きな筋肉で、股関節を後ろへ伸ばす働きを持っています。
歩く、走る、立ち上がる、階段を上るといった動作では、大殿筋がしっかり働くことで股関節が安定し、膝への負担も分散しやすくなります。
大殿筋には、主に次のような役割があります。
-
股関節を後ろへ伸ばす
-
骨盤の安定を助ける
-
下半身の大きな力を発揮する
-
着地や踏み込みの動作を支える
しかし、大殿筋がうまく使えないと、その代わりに太ももの前側や外側が頑張りすぎる状態になりやすくなります。
その結果、
-
膝主導の動きになりやすい
-
太ももの外側が張りやすい
-
ランニングで脚が前だけで動きやすい
-
階段や坂道で膝が疲れやすい
といった問題が起こることがあります。
膝の外側に痛みがある方では、股関節がうまく使えず、本来お尻で受け止めたい負担を膝で受けてしまっているケースもよくみられます。
大腿筋膜張筋は働きすぎると膝の外側への負担につながりやすい
大腿筋膜張筋は、股関節の前外側にある筋肉で、腸脛靭帯ともつながりが深い筋肉です。
この筋肉は股関節を支えるうえで大切ですが、必要以上に働きすぎると、膝の外側の痛みと関係しやすくなります。
大腿筋膜張筋が過剰に働くと、次のような状態が起こりやすくなります。
-
太ももの外側が常に張りやすい
-
腸脛靭帯が引っ張られやすい
-
膝の外側に摩擦ストレスがかかりやすい
-
お尻の筋肉の代わりに頑張りすぎる
特に、中殿筋や大殿筋がうまく働かない方では、その代償として大腿筋膜張筋が過剰に使われることがあります。
すると、股関節まわりのバランスが崩れ、膝の外側に負担が集中しやすくなります。
このタイプの方は、
-
太ももの外側ばかり硬い
-
フォームローラーをすると外側がかなり痛い
-
お尻を使っている感覚が少ない
-
走ると外ももが先に疲れる
といった傾向を感じることがあります。
つまり、大腿筋膜張筋は悪い筋肉というわけではありませんが、働きすぎる状態が続くと膝の外側の痛みを助長しやすい筋肉といえます。
深層外旋筋は股関節の位置を細かく安定させる
股関節の安定には、表面にある大きな筋肉だけでなく、深層外旋筋と呼ばれる小さな筋肉群も重要です。
これらは股関節の奥にあり、太ももの骨頭を安定させながら、股関節がスムーズに動くよう支える働きがあります。
深層外旋筋がしっかり働くことで、
-
股関節の軸が安定しやすくなる
-
脚のねじれをコントロールしやすくなる
-
動作中のぶれを抑えやすくなる
-
膝へ余計なねじれが伝わりにくくなる
といった状態を保ちやすくなります。
反対に、この部分の機能が低下すると、股関節の位置が安定しにくくなり、
-
脚全体の軌道がぶれやすい
-
片脚動作でバランスを崩しやすい
-
膝の向きが安定しない
-
ランニングや方向転換で負担がかかりやすい
といったことが起こることがあります。
深層外旋筋は自分で意識しにくい筋肉ですが、膝の外側の痛みを繰り返す方では、こうした股関節の深い部分の安定性まで確認することが大切です。
股関節の筋肉は単独ではなく、連動して働いている
ここまでご紹介した筋肉は、それぞれ役割が異なりますが、実際の動作では単独で働くわけではありません。
中殿筋、大殿筋、大腿筋膜張筋、深層外旋筋は、互いにバランスを取りながら股関節を支えています。
理想的には、
-
お尻の筋肉がしっかり働く
-
股関節がスムーズに動く
-
骨盤が安定する
-
膝がまっすぐ動きやすくなる
という流れがつくられます。
しかし、このバランスが崩れると、
-
お尻がうまく使えない
-
太ももの外側ばかり張る
-
骨盤が不安定になる
-
膝がぶれやすくなる
-
結果として膝の外側に痛みが出る
という悪循環が起こりやすくなります。
つまり、膝の外側が痛いときに大切なのは、「どの筋肉が硬いか」だけを見ることではありません。
どの筋肉がうまく働いていないのか、どこが頑張りすぎているのかを整理することが重要です。
硬さを取るだけでなく、使える状態に整えることが大切
膝の外側の痛みがある方の中には、「太ももの外側が硬いから、とにかく伸ばせばいい」「張っているところをほぐせばよくなる」と考える方も多いです。
もちろん、硬くなっている部分を整えることは大切ですが、それだけでは十分でない場合があります。
なぜなら、筋肉の問題は単なる硬さだけではなく、
-
使えていない筋肉がある
-
働きすぎている筋肉がある
-
動作の中で役割分担が崩れている
といったバランスの問題が背景にあることが多いからです。
そのため改善のためには、
-
硬くなっている部分を整える
-
使えていないお尻の筋肉を活性化する
-
股関節の安定性を高める
-
歩き方や走り方まで見直す
といった流れで考えることが大切です。
膝の外側の痛みを繰り返している方ほど、痛い部分だけをケアするのではなく、股関節まわりの筋肉の働き全体を見直すことが根本改善につながりやすいです。
こんな症状がある方は、股関節の影響を受けているかもしれません
膝の外側が痛いとき、「膝を使いすぎたのかな」「少し休めばよくなるかも」と考える方は多いと思います。
もちろん、負担のかけすぎが一時的な痛みにつながることはあります。
しかし、痛みを繰り返している場合や、なかなか改善しない場合は、膝以外の部位が影響している可能性も考える必要があります。
特に注目したいのが、股関節です。
股関節の硬さや筋力低下、動きのクセがあると、膝の外側に負担が集まりやすくなります。
ここでは、股関節の影響を受けている可能性がある方によくみられる症状や特徴を整理していきます。
走ると膝の外側が痛くなる
膝の外側の痛みでよくみられるのが、走ったときに痛みが出るパターンです。
最初は違和感程度でも、距離が伸びるにつれて痛みが強くなったり、走り終わったあとに外側が張ったりすることがあります。
このような方では、単に走りすぎというだけでなく、股関節の使い方に問題があるケースも少なくありません。
たとえば、
-
股関節がうまく伸びない
-
お尻の筋肉が使えていない
-
着地のたびに膝がぶれている
-
太ももの外側ばかり頑張っている
といった状態があると、ランニング中に膝の外側へ負担が集中しやすくなります。
特に、
「休むと少し楽になるけれど、走るとまた痛い」
という方は、痛みのある場所だけでなく、股関節やフォームの問題まで確認したいところです。
階段の上り下り、とくに下りで痛みが出やすい
股関節の影響を受けている方では、階段動作で膝の外側に痛みが出ることもあります。
中でも、下り階段で痛みや不安感が出やすい方は少なくありません。
階段を下りるときは、
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片脚で体重を支える
-
骨盤を安定させる
-
股関節と膝を連動させる
-
着地の衝撃をコントロールする
といった働きが必要になります。
このとき、股関節まわりの筋肉が十分に働いていないと、膝が内側に入りやすくなったり、外側へ負担が偏ったりしやすくなります。
その結果、膝の外側に違和感や痛みが出ることがあります。
特に次のような方は、股関節の影響を疑いたいところです。
-
下り階段で膝が不安定に感じる
-
階段を使うたびに外側が張る
-
片脚で踏ん張るとぐらつく
-
膝だけで支えている感じがある
長く歩くと膝の外側が張る・痛くなる
スポーツをしていない方でも、長時間歩いたあとに膝の外側が張る、痛くなるというケースがあります。
こうした場合も、股関節の硬さや身体の使い方が関係していることがあります。
歩行では、毎回の一歩ごとに股関節と膝、足首が連動しています。
そのため、股関節の動きが悪いと、その影響が少しずつ膝へ蓄積していきます。
よくある特徴としては、
-
長く歩くと外側が重だるくなる
-
旅行や買い物のあとに膝が痛む
-
歩き始めより、後半になると痛みが出やすい
-
太ももの外側まで張ってくる
といったものがあります。
このタイプの方は、日常生活の中で少しずつ負担が積み重なっているケースも多く、
「激しい運動をしていないのに膝の外側が痛い」
という場合でも、股関節を含めた全体の動きを確認することが大切です。
膝の外側だけでなく、お尻や太ももの外側も張りやすい
股関節の影響がある方では、膝の外側だけでなく、お尻や太ももの外側にも張りや疲れを感じやすいことがあります。
これは、膝の痛みの原因が膝だけではなく、その上にある股関節まわりの筋肉の使い方にある可能性を示すサインのひとつです。
太ももの外側ばかり疲れる方は要注意
本来であれば、お尻の筋肉や股関節まわりの筋肉がバランスよく働くことで、膝への負担は分散されます。
しかし、お尻の筋肉がうまく使えていないと、太ももの外側にある大腿筋膜張筋や腸脛靭帯周辺が頑張りすぎることがあります。
その結果、
-
太ももの外側ばかりがパンパンになる
-
フォームローラーで外ももがかなり痛い
-
お尻よりも外ももに疲労感が出る
-
膝の外側と太ももの外側がセットでつらい
といった状態が起こりやすくなります。
こうした場合は、単に「硬いからほぐせばいい」というだけではなく、
なぜそこが頑張りすぎているのかを考えることが大切です。
お尻の横が使いにくい、片脚立ちが苦手
股関節の影響が強い方では、お尻の横の筋肉がうまく使えていないケースも多くみられます。
この部分には中殿筋など、骨盤と脚を安定させるために大切な筋肉があります。
ここが弱かったり、働きにくかったりすると、
-
片脚立ちでふらつく
-
ズボンを履くときにぐらつく
-
スクワットで膝がぶれる
-
走ると身体が左右に揺れやすい
といったことが起こりやすくなります。
こうしたサインがある場合、膝の外側の痛みは結果であって、背景には骨盤や股関節の安定性不足が隠れていることがあります。
股関節が硬いと感じる、脚が開きにくい
膝の外側が痛い方の中には、もともと股関節の動きが硬い自覚がある方も少なくありません。
たとえば、ストレッチをすると股関節の前側やお尻の深い部分がつっぱる、脚を開きにくい、しゃがみにくいといった感覚がある方です。
股関節の可動域が狭いと膝へしわ寄せがいきやすい
股関節は、前後左右、さらに回旋といった多方向の動きに関わる関節です。
そのため、どこか一方向でも動きにくさがあると、膝がそのぶん無理をしやすくなります。
特に、
-
あぐらがかきにくい
-
股関節の前側がつまる
-
しゃがむと膝ばかりつらい
-
開脚が苦手
-
長時間座ったあとに股関節がかたい
といった方は、股関節の可動域低下が膝の外側の痛みに関係している可能性があります。
このような状態では、膝が悪いというより、
股関節で処理できない動きを膝が代わりに引き受けている
と考えた方がわかりやすいかもしれません。
ストレッチや湿布で一時的によくなっても繰り返す
膝の外側の痛みでよくあるのが、
「そのときは少し楽になるけれど、また同じ痛みが出る」
というパターンです。
もちろん、ストレッチやセルフケアが役立つことはあります。
しかし、繰り返す場合は、根本の原因が別の場所に残っている可能性があります。
繰り返す痛みは動きの問題が残っていることも多い
たとえば、
-
太ももの外側をほぐすと一時的に楽
-
湿布を貼ると少し落ち着く
-
休むと痛みは軽くなる
-
でも運動を再開するとまた痛い
といったケースでは、痛みのある場所への対処はできていても、
膝の外側に負担がかかる動きそのものが変わっていないことがあります。
このような場合に見直したいのは、
-
股関節の硬さ
-
お尻の筋力や使い方
-
骨盤の安定性
-
足首の動き
-
歩き方や走り方のクセ
といった部分です。
痛みを繰り返す方ほど、表面的なケアだけで終わらせず、身体の使い方全体を確認することが大切です。
痛みの場所だけでは原因を判断しにくいこともある
膝の外側が痛いといっても、原因は人によって異なります。
そのため、痛みのある場所だけで判断すると、必要な対策がずれてしまうことがあります。
自己判断だけでは見極めが難しいケースもある
特に次のような場合は注意が必要です。
-
痛みを何度も繰り返している
-
日常生活でも痛みが出る
-
腫れや熱感がある
-
引っかかり感がある
-
膝が抜けるような不安定感がある
-
安静にしていてもなかなか改善しない
このような場合は、単なる使いすぎだけでなく、別の原因が関係していることもあるため、早めに状態を確認することが大切です。
また、膝の外側の痛みがあっても、実際には
-
股関節の硬さ
-
骨盤の不安定さ
-
足首の可動域制限
-
フォームの問題
-
半月板や靭帯など別の組織の影響
などが背景にあることもあります。
そのため、膝の外側の痛みを改善するためには、
「どこが痛いか」だけではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか」を見ていくことが重要です。
気になる症状がある方は、股関節を含めて全体を確認することが大切
ここまでご紹介したように、股関節の影響を受けている方には、いくつか共通した特徴があります。
たとえば、
-
走ると膝の外側が痛い
-
階段、とくに下りでつらい
-
長く歩くと張ってくる
-
お尻や太ももの外側が疲れやすい
-
片脚立ちが不安定
-
股関節が硬い自覚がある
-
セルフケアをしても繰り返す
こうした症状がある場合は、膝だけでなく、股関節や骨盤、足首、動作全体まで確認することが改善への近道になることがあります。
サモーナスポーツ整骨院では、膝の痛みがある場合でも、痛い場所だけを見るのではなく、
-
問診
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姿勢分析
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動作評価
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股関節や足首の可動域確認
-
身体の使い方のチェック
を通して、原因を整理しながら改善を目指します。
膝の外側の痛みを何度も繰り返している方ほど、
膝だけではなく股関節の影響も視野に入れてみることが大切です。
股関節が原因かどうかを確認するために見るべきポイント
膝の外側が痛いとき、実際に股関節がどれくらい影響しているのかは、痛みの場所だけでは判断しにくいことがあります。
そのため大切なのは、膝単独ではなく、姿勢や動作、関節の動き、筋肉の使い方まで含めて確認することです。
特に、膝の外側の痛みを繰り返している方や、セルフケアをしても改善しにくい方では、次のような視点で全体を見ていくことが重要です。
-
立っているときの姿勢に偏りはないか
-
動作の中で膝がぶれていないか
-
股関節の動きに制限はないか
-
お尻の筋肉がうまく使えているか
-
足首や体幹の影響はないか
ここでは、股関節が原因かどうかを考えるうえで確認したいポイントを整理していきます。
まずは立っている姿勢や重心の偏りを見る
膝の外側に負担がかかる背景には、普段の立ち方や重心のかけ方が影響していることがあります。
日常的な姿勢のクセが積み重なることで、股関節の動きが悪くなり、結果として膝の外側にストレスが集まりやすくなるためです。
確認したいポイントとしては、たとえば次のようなものがあります。
-
片脚に重心をかけるクセがある
-
骨盤が左右どちらかに傾いている
-
つま先の向きが左右で違う
-
立ったときに片側の膝だけが内側に入りやすい
-
身体の重心が外側または内側に偏っている
こうした姿勢の偏りがあると、股関節まわりの筋肉の働きに左右差が出やすくなります。
すると、歩行や階段動作、ランニングのときに膝の外側への負担が増えることがあります。
そのため、膝の外側が痛い場合でも、まずは普段どのように立っているかを確認することが大切です。
骨盤の傾きや身体の軸のぶれを確認する
股関節は骨盤とつながっているため、股関節の状態をみるうえでは、骨盤の傾きや身体の軸の安定性も重要です。
骨盤が不安定だと、片脚で体重を支える場面で膝の位置が安定しにくくなります。
特に確認したいのは、次のような点です。
-
立ったときに骨盤が左右どちらかへ傾いていないか
-
片脚立ちで身体が大きく揺れないか
-
立位で肩や骨盤の高さに左右差がないか
-
歩行中に上半身が左右へ揺れすぎていないか
このようなぶれがある場合、股関節まわりの筋肉、とくに中殿筋や体幹の安定性が低下している可能性があります。
その結果、膝がまっすぐ動きにくくなり、膝の外側へ負担がかかりやすくなります。
つまり、膝の外側の痛みを確認するときは、膝そのものだけではなく、骨盤から上の安定性まで見ていくことが大切です。
動作の中で膝がぶれていないかを確認する
静止した姿勢だけでは問題が見えにくい場合でも、実際に動いてみると股関節の影響がはっきり出ることがあります。
そのため、膝の外側の痛みを評価するときは、動作の中で膝がどのように動いているかを確認することが重要です。
スクワットで膝の軌道を確認する
スクワットは、股関節・膝・足首の連動を確認しやすい代表的な動作です。
この動きの中で、股関節がうまく使えていないと膝の軌道に乱れが出やすくなります。
見たいポイントは、たとえば次のような点です。
-
しゃがむ途中で膝が内側に入る
-
左右どちらかの膝だけぶれる
-
股関節より膝ばかり使っている
-
しゃがむときに骨盤が安定しない
-
踵が浮きやすい
このような動きがある場合、股関節の可動域不足やお尻の筋力低下、足首の硬さなどが関係している可能性があります。
膝の外側に痛みがある方では、スクワット時の膝のぶれが原因のヒントになることも多いです。
片脚立ちで骨盤と膝の安定性をみる
片脚立ちは、股関節と骨盤の安定性をシンプルに確認しやすい動作です。
歩行や階段、ランニングでは、一瞬一瞬が片脚支持の連続になるため、この確認はとても大切です。
片脚立ちで見たいポイントは、
-
骨盤が横に傾かないか
-
膝が内側へ入らないか
-
上半身が大きく揺れないか
-
足元が不安定すぎないか
-
お尻の横に力が入る感覚があるか
といった点です。
片脚で立ったときにふらつきが大きい方は、股関節まわりの筋肉が十分に働いていないことがあります。
その結果、日常生活や運動中にも膝の外側へ負担がかかりやすくなります。
特に、
「片脚立ちだとぐらつく」「膝が内側に入る感じがする」
という方は、股関節の影響を疑いたいところです。
歩行や階段動作でのクセを確認する
膝の外側の痛みは、普段の歩き方や階段動作の中に原因が隠れていることも少なくありません。
そのため、日常動作を確認することも重要です。
チェックしたいポイントとしては、
-
歩くときに身体が左右に揺れすぎていないか
-
つま先の向きに左右差がないか
-
一歩ごとに膝が内側へ流れていないか
-
階段を下りるときに膝が不安定でないか
-
片脚で踏ん張る場面で骨盤が落ちていないか
こうしたクセがあると、股関節の動きや安定性が十分でない可能性があります。
膝の外側が痛い方では、痛みが出る場面の動作そのものを確認することが原因の整理につながります。
股関節の可動域と筋力を確認する
膝の外側の痛みに股関節が関係しているかどうかを考えるうえで、股関節の動きや筋肉の状態を確認することは欠かせません。
特に、可動域と筋力の両方を見ることが大切です。
股関節の動きに制限がないかをみる
股関節は多方向に動く関節なので、前後左右、回旋の動きまで含めて確認する必要があります。
一方向だけでなく、複数の動きが制限されていることもあります。
特に確認したいのは、次のような動きです。
-
股関節を後ろへ伸ばす動き
-
股関節を外へ開く動き
-
股関節をひねる動き
-
深くしゃがんだときの詰まり感
-
あぐらや開脚のしやすさ
股関節の可動域が狭いと、本来股関節で吸収したい動作を膝が代償しやすくなります。
そのため、膝の外側の痛みを評価するときは、どの方向の動きが足りないのかを丁寧に見ていくことが大切です。
お尻の筋肉が使えているかを確認する
可動域だけでなく、股関節まわりの筋肉が実際に使えているかも重要です。
特に、お尻の筋肉が十分に働いていないと、膝の安定性が落ちやすくなります。
確認したいポイントは、たとえば次のようなものです。
-
中殿筋が片脚支持で働いているか
-
大殿筋が股関節をしっかり伸ばせているか
-
太ももの外側ばかり使っていないか
-
お尻に力を入れる感覚があるか
-
動作中にお尻より膝へ頼っていないか
お尻の筋肉が使えていない方では、
-
スクワットで膝主導になる
-
階段で膝がつらい
-
走ると太ももの外側ばかり疲れる
-
片脚動作が不安定になる
といった特徴が出やすくなります。
そのため、股関節が原因かどうかを見極めるには、単に「硬いかどうか」だけではなく、必要な筋肉が使えているかまで確認することが大切です。
足首や体幹の影響もあわせて確認する
膝の外側の痛みは、股関節だけで説明できないこともあります。
実際には、足首や体幹の機能まで含めてみることで、より原因が整理しやすくなります。
足首が硬いと膝の動きも乱れやすい
足首の動きが悪いと、しゃがむ、歩く、走るといった動作でスムーズな重心移動がしにくくなります。
その結果、膝や股関節で無理に調整しようとして、膝の外側に負担がかかることがあります。
たとえば、
-
足首が硬くてしゃがみにくい
-
踵をつけたまま深く曲げにくい
-
歩行時にスムーズに重心移動できない
-
着地が硬くなりやすい
といった方は、足首の影響も考えたいところです。
体幹が不安定だと股関節や膝もぶれやすい
体幹が安定していないと、下半身の関節はそのぶん頑張らなければならなくなります。
特に片脚動作では、体幹のぶれが股関節や膝に直接影響しやすくなります。
よくあるサインとしては、
-
片脚立ちで上半身が大きく揺れる
-
スクワットで体幹が前後左右にぶれる
-
ランニング中に身体の軸が安定しない
-
疲れてくるとフォームが崩れやすい
といったものがあります。
このような場合、膝の外側の痛みの背景には、股関節だけでなく体幹の安定性不足も関係している可能性があります。
原因を見極めるには「痛い場所」より「負担の流れ」を見ることが大切
ここまで見てきたように、股関節が原因かどうかを確認するには、いくつかの視点を組み合わせてみる必要があります。
たとえば、
-
姿勢に偏りはないか
-
骨盤は安定しているか
-
スクワットや片脚立ちで膝がぶれないか
-
股関節の可動域は十分か
-
お尻の筋肉が使えているか
-
足首や体幹の影響はないか
といった点です。
大切なのは、膝の外側が痛いからといって、膝だけを見て終わらせないことです。
なぜその場所に負担が集まっているのか、身体のどこから負担が流れてきているのかを確認することで、はじめて根本的な改善につながりやすくなります。
サモーナスポーツ整骨院でも、膝の外側の痛みがある方には、膝だけでなく股関節、骨盤、足首、姿勢、動作まで含めて確認し、原因を整理しながら施術や運動指導につなげています。
膝の外側の痛みを改善するための考え方
膝の外側が痛いとき、つい「痛い場所を何とかしよう」と考えてしまう方は多いと思います。
もちろん、痛みが出ている部分の炎症や負担を和らげることは大切です。
しかし、膝の外側の痛みを繰り返している場合や、なかなか改善しない場合は、痛みのある場所だけに対処しても十分ではないことがあります。
大切なのは、単に痛みを抑えることではなく、
-
なぜ膝の外側に負担が集まっているのかを整理する
-
負担が強い時期は無理をしない
-
硬くなっている部分を整える
-
使えていない筋肉を働かせる
-
動き方そのものを改善する
という流れで考えていくことです。
ここでは、膝の外側の痛みを改善するために押さえておきたい考え方を整理していきます。
まずは痛みが強い時期に負担を調整することが大切
膝の外側が痛いとき、最初に大切なのは痛みを我慢して負担をかけ続けないことです。
特に、ランニングや階段の昇り降り、しゃがむ動作などで明らかに痛みが強くなる場合は、そのまま無理をすると炎症や組織へのストレスが長引きやすくなります。
よくある注意点としては、次のようなものがあります。
-
痛みを我慢して走り続ける
-
つらいのに運動量を変えずに続ける
-
階段や坂道を無理に繰り返す
-
痛みが強いのに深くしゃがむ動作を続ける
-
「少し痛いだけだから大丈夫」と自己判断する
もちろん、完全に動かさないほうがよいとは限りません。
ただし、痛みが強い時期には、
-
運動量を一時的に落とす
-
痛みが強く出る動作を減らす
-
負担の少ない範囲で身体を使う
-
炎症が強い時期は適切に休む
といった負担の調整が必要です。
改善への第一歩は、頑張ることではなく、まず悪化させないことです。
痛い場所だけでなく、硬くなっている部分を整える
膝の外側が痛い方では、膝そのものだけでなく、股関節まわりや太ももの外側、お尻の筋肉などが硬くなっていることがあります。
こうした硬さがあると、動作の中で膝への負担が分散されにくくなり、同じ場所にストレスがかかりやすくなります。
特に確認したいのは、次のような部位です。
-
お尻まわり
-
股関節の前側
-
太ももの外側
-
太ももの前側
-
ふくらはぎや足首まわり
こうした部位に硬さがあると、
-
股関節が十分に動かない
-
骨盤の動きが小さくなる
-
膝の軌道が乱れやすくなる
-
歩き方や走り方のクセが強くなる
といった問題が起こりやすくなります。
ただし、ここで大切なのは、
「硬い場所をただ強くほぐせばよいわけではない」
という点です。
痛みが強い時期に無理なストレッチや強すぎる刺激を加えると、かえって状態を悪化させることもあります。
そのため、状態に応じて適切に硬さを整えることが大切です。
ほぐすだけではなく、使えていない筋肉を働かせることが重要
膝の外側の痛みを繰り返す方では、硬い場所がある一方で、本来使いたい筋肉がうまく働いていないことも多くあります。
特に股関節まわりでは、お尻の筋肉が十分に使えていないケースが少なくありません。
お尻の筋肉が使えないと膝が頑張りすぎる
中殿筋や大殿筋などのお尻の筋肉は、
-
骨盤を安定させる
-
脚の位置をコントロールする
-
片脚動作で膝をぶれにくくする
-
ランニングや階段動作の負担を分散する
といった大切な役割を持っています。
しかし、これらの筋肉がうまく使えていないと、
-
太ももの外側ばかり疲れる
-
片脚立ちでふらつく
-
スクワットで膝が内側に入る
-
走るとフォームが崩れやすい
といった状態になりやすくなります。
この場合、太ももの外側をほぐすだけでは不十分で、
使えていないお尻の筋肉を再び働かせることが改善には欠かせません。
筋肉は「ある」だけでなく「使える」ことが大切
筋力があるように見えても、実際の動作の中で適切に使えていなければ、膝への負担は減りません。
特に膝の外側の痛みでは、筋肉量よりもタイミングよく、正しい場所が働くかどうかが重要です。
改善のためには、たとえば次のような段階が大切です。
-
硬さを整える
-
お尻の筋肉に刺激を入れる
-
片脚動作で安定して使えるようにする
-
歩行や走行の中でも使えるようにする
つまり、「鍛える」というよりも、まずは
正しく使える身体に整えていくこと
が重要です。
動作のクセを見直し、膝に負担が集まりにくい身体をつくる
膝の外側の痛みは、日常生活やスポーツの中で繰り返し同じ負担がかかることで起こりやすくなります。
そのため、痛みを改善するには、筋肉や関節だけでなく、動き方そのものを見直すことが大切です。
歩き方や走り方に原因が隠れていることもある
たとえば、次のようなクセがあると、膝の外側に負担がかかりやすくなります。
-
歩くときに身体が左右に揺れやすい
-
つま先の向きに左右差がある
-
走ると着地で膝がぶれる
-
股関節が十分に使えず膝主導になっている
-
疲れるとフォームが大きく崩れる
こうしたクセがある場合、いくら膝まわりをケアしても、原因となる動きが変わらなければ再発しやすくなります。
そのため改善のためには、
-
立ち方
-
歩き方
-
階段動作
-
スクワット動作
-
ランニングフォーム
などを確認しながら、膝に負担が集まりにくい動きへ整えていくことが大切です。
再発予防には体幹や足首まで含めて考える
膝の外側の痛みは、股関節との関係が大きいとはいえ、そこだけ見ればよいわけではありません。
実際には、体幹や足首の機能も大きく関わります。
たとえば、
-
足首が硬いと重心移動が乱れる
-
体幹が不安定だと片脚動作でぶれやすい
-
骨盤が安定しないと股関節も膝も崩れやすい
といったことが起こるためです。
そのため、再発を防ぐには、
-
股関節の柔軟性
-
お尻の筋力と使い方
-
足首の可動域
-
体幹の安定性
-
日常動作やスポーツ動作
まで含めて整えることが理想です。
膝の外側の痛みを「膝の問題」とだけ捉えず、全身のつながりの中で考えることが再発予防には欠かせません。
セルフケアだけで改善しにくいケースもある
膝の外側が痛いとき、ストレッチやフォームローラー、湿布などでセルフケアをしている方も多いと思います。
こうした方法が役立つ場面もありますが、すべてのケースで十分とは限りません。
繰り返す痛みは原因の整理が必要になることもある
特に次のような場合は、セルフケアだけでは改善しにくいことがあります。
-
痛みを何度も繰り返している
-
休むとよくなるが再開するとまた痛む
-
お尻や股関節の硬さも強い
-
フォームのクセが自分ではわからない
-
日常生活でも痛みが出ている
このような場合は、単に張っている場所をほぐすのではなく、
-
どの動作で負担がかかっているのか
-
股関節は十分に動いているか
-
お尻の筋肉は使えているか
-
足首や体幹に問題はないか
といった点まで整理する必要があります。
つまり、セルフケアで楽になることはあっても、
原因が整理できていなければ根本改善にはつながりにくい
ということです。
改善のためには「施術」と「運動指導」の両方が大切
膝の外側の痛みを改善していくためには、硬さや負担を整えることと、再び負担が集まりにくい身体をつくることの両方が大切です。
そのため、施術だけ、トレーニングだけ、どちらか一方では不十分な場合もあります。
施術で整え、運動で支えられる身体へつなげる
たとえば、施術では次のような目的があります。
-
硬くなっている部位を整える
-
膝や股関節への負担を軽減する
-
痛みが出やすい状態を落ち着かせる
-
動きやすい身体の土台をつくる
一方で、運動指導には次のような役割があります。
-
使えていない筋肉を働かせる
-
股関節や体幹の安定性を高める
-
正しい動き方を身につける
-
再発しにくい身体づくりにつなげる
この2つを組み合わせることで、
その場の痛みの軽減だけでなく、再発予防まで見据えた改善が目指しやすくなります。
サモーナスポーツ整骨院では、問診・姿勢分析・動作評価を通して原因を整理し、施術と運動指導を組み合わせながら膝の外側の痛みの改善をサポートしています。
さらに、パーソナルトレーニングジム併設の強みを活かし、痛みが落ち着いた後の再発予防まで一貫して対応しやすいことも特徴です。
膝の外側の痛みは「治す」だけでなく「繰り返さない」視点が大切
膝の外側の痛みは、一時的に軽くするだけなら比較的早く落ち着くこともあります。
しかし、本当に大切なのは、また同じ痛みを繰り返さないことです。
そのためには、
-
痛みが強い時期は負担を調整する
-
硬くなっている部位を整える
-
使えていない筋肉を働かせる
-
動き方を見直す
-
再発しにくい身体へつなげる
という流れで考える必要があります。
膝の外側が痛いときほど、痛みのある場所だけにとらわれず、
身体全体の使い方を見直しながら改善していくことが大切です。
セルフケアで意識したいポイント
膝の外側が痛いとき、「まずは自分で何とかしたい」と考える方は多いと思います。
実際に、痛みが強くない初期の段階や、負担をかけたあとの軽い違和感であれば、セルフケアが役立つこともあります。
ただし、膝の外側の痛みは、単に痛い場所だけをケアすればよいとは限りません。
特に、股関節の硬さやお尻の筋力低下、歩き方や走り方のクセが関係している場合は、セルフケアのやり方を間違えるとかえって長引くこともあります。
大切なのは、
-
痛みが強い時期は無理をしない
-
張っている場所だけにこだわらない
-
股関節やお尻も含めて整える
-
ほぐすだけで終わらず、軽く動かす
-
悪化のサインを見逃さない
という視点を持つことです。
ここでは、膝の外側の痛みに対してセルフケアをするときに意識したいポイントを整理していきます。
まずは痛みが強い時期に無理をしないことが大切
セルフケアで最初に意識したいのは、痛みが強い時期に無理をして悪化させないことです。
特に、膝の外側に炎症が起きている可能性がある時期は、頑張って動かしすぎるとかえってつらくなることがあります。
注意したいのは、次のような行動です。
-
痛いのに走り続ける
-
深くしゃがむストレッチを無理に行う
-
痛い場所を何度も強く押す
-
違和感があるのに運動量を変えない
-
「動かしたほうがよくなるはず」と思い込んで無理をする
痛みが強い時期は、
-
運動量を一時的に落とす
-
痛みが強く出る動作を減らす
-
階段や坂道など負担の大きい場面を調整する
-
状態をみながら負担の少ない範囲で動かす
といった対応が基本になります。
セルフケアは「頑張ること」ではなく、まずは悪化させない範囲で整えることが大切です。
痛い場所だけを強くほぐしすぎない
膝の外側が痛いとき、多くの方が気になるのは「痛い場所そのもの」だと思います。
そのため、外側を強く押したり、フォームローラーで何度もゴリゴリしたりする方も少なくありません。
しかし、膝の外側は摩擦やストレスが集中しやすい場所なので、刺激を入れすぎると逆に痛みが強くなることがあります。
特に注意したいのは、
-
痛い部分をピンポイントで強く押す
-
長時間フォームローラーを当て続ける
-
強い痛みを我慢しながらほぐす
-
毎日何度も刺激を入れる
といったセルフケアです。
もちろん、周囲の張りを軽く整えることは役立つ場合もあります。
ただし、膝の外側そのものは刺激に敏感なことも多いため、
「痛い場所を強く攻める」よりも「負担をかけている周囲を整える」
という考え方が大切です。
股関節やお尻まわりもあわせて整える
膝の外側の痛みは、股関節やお尻の硬さ、太ももの外側の張りと関係していることが多くあります。
そのため、セルフケアでは膝だけでなく、その上にある股関節まわりにも目を向けることが大切です。
お尻まわりの硬さをやさしく整える
お尻の筋肉が硬くなっていると、股関節の動きが悪くなり、膝の外側に負担がかかりやすくなります。
特にデスクワークが多い方や、長時間座ることが多い方では、お尻が硬くなっていることも少なくありません。
セルフケアとして意識したいのは、
-
お尻のストレッチをやさしく行う
-
深く無理に伸ばしすぎない
-
呼吸を止めずにゆっくり伸ばす
-
左右差を確認しながら行う
といったポイントです。
「伸ばして気持ちいい」くらいの強さで十分なことも多く、
無理に可動域を広げようとしすぎないことが大切です。
股関節の前側や太ももの外側も張りを確認する
股関節の前側や太ももの外側が硬いと、歩行やランニングのときに股関節がうまく使いにくくなり、膝へ負担が流れやすくなります。
特に次のような方は、この部分の硬さを確認したいところです。
-
長時間座ることが多い
-
立ち上がると股関節の前がつまる
-
外ももがいつも張っている
-
走ると太ももの外側ばかり疲れる
こうした場合は、
-
股関節前面の軽いストレッチ
-
太ももの前外側の軽いリリース
-
無理のない範囲での可動域づくり
などが役立つことがあります。
ただし、ここでも大切なのは、
張っている場所を強く潰すことではなく、過剰な緊張を和らげることです。
ほぐすだけで終わらず、軽く動かして使いやすくする
セルフケアで意外と見落とされやすいのが、ほぐした後に軽く動かすことです。
筋肉や関節を整えても、そのあとに正しく使える状態へつなげないと、元の動きに戻りやすくなります。
お尻の筋肉に軽く刺激を入れる
膝の外側の痛みがある方では、お尻の筋肉がうまく使えていないことが多いため、軽いエクササイズを取り入れるのがおすすめです。
たとえば、比較的取り入れやすいものとしては、
-
横向きでの股関節外転
-
クラムシェル
-
ヒップリフト
-
立った状態でのお尻の意識づけ
などがあります。
こうした運動の目的は、筋肉を追い込むことではなく、
-
お尻に力が入る感覚をつかむ
-
太ももの外側ばかり使わないようにする
-
股関節を使う意識を高める
-
片脚動作の安定につなげる
ことにあります。
セルフケアでは、
「ゆるめる」だけでなく「使える状態にする」
という視点を持つことが大切です。
痛みがあるときは強い筋トレより軽い動きから始める
「筋力が足りないなら鍛えなきゃ」と思って、痛みがある時期からいきなり強いトレーニングを始める方もいます。
ただし、膝の外側に痛みがある時期は、まずは軽い動きで十分なことも多いです。
最初の段階では、
-
痛みが強く出ない範囲で行う
-
回数より動きの質を意識する
-
お尻に入る感覚を大事にする
-
翌日に痛みが強く残らない程度にする
といった考え方が大切です。
いきなり負荷を上げすぎると、膝や太ももの外側ばかり使ってしまい、逆効果になることもあります。
そのため、セルフケアとして運動を行う場合は、
軽く・丁寧に・痛みのない範囲で
進めるのが基本です。
日常生活の負担を見直すこともセルフケアのひとつ
膝の外側の痛みは、ストレッチやトレーニングだけでなく、日常生活の中で繰り返される負担の影響も大きく受けます。
そのため、普段の身体の使い方を見直すことも立派なセルフケアです。
長時間同じ姿勢を続けない
座りっぱなしや立ちっぱなしが続くと、股関節まわりが硬くなりやすくなります。
特にデスクワークが多い方は、股関節の前側やお尻が固まりやすく、膝への負担につながることがあります。
意識したいポイントは、
-
長時間同じ姿勢を続けない
-
こまめに立ち上がる
-
軽く歩く時間をつくる
-
座っているときも姿勢を崩しすぎない
といったことです。
地味ですが、こうした積み重ねが股関節の動きやすさに大きく関わります。
片脚重心や立ち方のクセに気をつける
普段の立ち方のクセも、膝の外側に負担をかける要因になります。
特に、片脚に重心をかけるクセがある方は、股関節まわりの筋肉の使い方に偏りが出やすくなります。
見直したいクセとしては、
-
いつも同じ脚に体重をかける
-
片脚だけ外へ流すように立つ
-
足を組むことが多い
-
立つときに骨盤が左右どちらかへ逃げる
といったものがあります。
こうしたクセを少し意識するだけでも、膝の外側への負担を減らしやすくなります。
セルフケアというとストレッチや運動のイメージが強いですが、
日常のクセを整えることも非常に大切です。
セルフケアで改善しないときは早めに状態を確認する
セルフケアはとても大切ですが、すべての膝の外側の痛みに対応できるわけではありません。
特に、痛みが長引いている場合や、日常生活でもつらい場合は、自己判断だけで続けるよりも状態を確認したほうがよいことがあります。
こんな場合はセルフケアだけで済ませないほうがよい
次のような場合は注意が必要です。
-
痛みを繰り返している
-
休んでもなかなか改善しない
-
腫れや熱感がある
-
引っかかり感がある
-
膝が抜けるような不安定感がある
-
歩くだけでも痛い
-
痛みがだんだん強くなっている
このような場合は、単なる張りや使いすぎだけではなく、別の問題が隠れていることもあります。
膝の外側の痛みは似たような症状でも原因が異なることがあるため、
セルフケアで様子を見るべき段階なのか、状態を詳しく確認したほうがよいのかを見極めることが大切です。
セルフケアは「その場しのぎ」で終わらせないことが大切
膝の外側の痛みに対するセルフケアでは、痛みを一時的に軽くすることだけでなく、再発しにくい身体づくりにつなげることが大切です。
そのためには、
-
痛みが強い時期は無理をしない
-
痛い場所を刺激しすぎない
-
股関節やお尻まわりも整える
-
軽い運動で使いやすくする
-
日常生活のクセも見直す
-
改善しない場合は早めに確認する
といった視点で取り組む必要があります。
セルフケアは正しく行えばとても有効ですが、やり方を間違えると遠回りになることもあります。
膝の外側の痛みを繰り返している方ほど、
「ただほぐす」だけではなく、「なぜそこに負担がかかるのか」を意識しながら行うことが大切です。
痛みが長引く場合や腫れがある場合は早めの確認を
膝の外側の痛みは、股関節の硬さや筋肉の使い方、歩き方・走り方のクセなどが関係して起こることがあります。
実際に、負担のかかり方を見直したり、施術や運動指導を組み合わせたりすることで改善を目指せるケースも少なくありません。
ただし、すべての膝の外側の痛みが同じ原因とは限りません。
中には、セルフケアだけで様子を見るよりも、早めに状態を確認したほうがよいケースもあります。
特に次のような場合は注意が必要です。
-
痛みが長引いている
-
日常生活でも痛い
-
腫れや熱感がある
-
引っかかる感じがある
-
膝が不安定に感じる
-
安静にしていても改善しにくい
こうした症状があるときは、単なる使いすぎや股関節の影響だけではなく、別の問題が関係していることもあります。
ここでは、早めに状態を確認したいサインについて整理していきます。
痛みを繰り返している場合は原因の見直しが必要
膝の外側の痛みが一時的によくなっても、運動を再開するとまた痛くなる、休むと少し落ち着くけれど再発する、といったケースは少なくありません。
こうした場合は、単に痛みが出ている部分だけでなく、負担がかかる原因そのものが残っている可能性があります。
よくあるパターンとしては、
-
走ると毎回同じ場所が痛くなる
-
ストレッチをしても何度も繰り返す
-
一時的によくなっても再発する
-
練習量を増やすとすぐ痛みが出る
-
階段や長時間歩行でも違和感が続く
といったものがあります。
このような場合は、
-
股関節の硬さ
-
お尻の筋肉の使い方
-
骨盤の安定性
-
足首の動き
-
歩き方や走り方のクセ
などを改めて整理することが大切です。
「繰り返している」ということは、身体のどこかに同じ負担がかかり続けている可能性があるため、
その場しのぎではなく原因を見直す視点が必要になります。
日常生活でも痛い場合は負担が大きくなっていることもある
最初は運動中だけだった痛みが、次第に日常生活でも気になるようになることがあります。
たとえば、
-
歩くだけで膝の外側が痛い
-
階段のたびにつらい
-
立ち上がると痛む
-
少し移動するだけでも違和感がある
-
何もしなくても重だるい
といった状態です。
このような場合は、運動時だけでなく普段の生活動作の中でも負担がかかっている可能性があります。
また、炎症や組織へのストレスが強くなっていることも考えられます。
特に、日常生活に支障が出ている場合は、
-
痛みを我慢して運動を続けない
-
自己判断だけで長く様子を見すぎない
-
状態に応じた確認や対処を考える
ことが大切です。
膝の外側の痛みは、初期のうちは運動時だけでも、悪化すると日常生活にも影響してくることがあります。
その段階では、「少し休めば大丈夫」と決めつけないことが重要です。
腫れや熱感がある場合は注意が必要
膝の外側の痛みで、特に注意したいのが腫れや熱感を伴うケースです。
こうした症状がある場合は、単なる張りや動きのクセだけでなく、炎症が強く起きている可能性があります。
腫れがある場合はセルフケアだけで判断しない
膝の外側に痛みがあるだけでなく、
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触ると熱っぽい
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見た目に腫れている
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左右で明らかに膝の大きさが違う
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曲げ伸ばしで強い痛みがある
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動かさなくてもズキズキする
といった状態がある場合は、慎重にみる必要があります。
もちろん、負担が重なって炎症が起きていることもありますが、腫れや熱感がある場合は別の組織の影響も考えなければなりません。
そのため、こうした症状があるときは、
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強く揉まない
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無理にストレッチしない
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痛みを我慢して運動しない
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早めに状態を確認する
ことが大切です。
痛みだけでなく腫れや熱感がある場合は、
「いつもの張りとは違うサインかもしれない」
と捉えることが必要です。
引っかかり感や不安定感がある場合も早めの確認が大切
膝の外側の痛みの中には、単に「痛い」だけではなく、動かしたときの違和感を伴うケースがあります。
特に注意したいのが、引っかかり感や不安定感です。
ひっかかる感じや膝折れ感は見逃したくないサイン
たとえば、次のような感覚がある場合です。
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曲げ伸ばしで引っかかる
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途中でスムーズに動かない感じがある
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何かが挟まるような違和感がある
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膝が抜けそうで怖い
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力を入れたときに支えにくい
このような症状がある場合は、股関節の硬さや筋力低下だけでは説明しきれないこともあります。
場合によっては、膝の中の組織に問題が起きている可能性もあるため、自己判断だけで長く様子を見るのは避けたいところです。
特に、痛みとあわせてこうした感覚がある場合は、
「ただの使いすぎではないかもしれない」
という視点を持つことが大切です。
膝の外側の痛みでも別の原因が隠れていることがある
膝の外側の痛みというと、ランナー膝や股関節の影響をイメージする方が多いと思います。
もちろん、そうしたケースは多いですが、症状が似ていても原因が異なることがあります。
似た症状でも別の問題が関係することがある
たとえば、膝の外側の痛みの背景には、次のようなものが関係することもあります。
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半月板の問題
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靭帯への負担
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変形性膝関節症
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膝関節内の炎症
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足首や股関節以外の影響
そのため、
「膝の外側が痛い=全部ランナー膝」
「外ももが硬いからほぐせば大丈夫」
と決めつけてしまうのは危険なこともあります。
特に、
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痛みが長引く
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症状が強くなってきた
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腫れや引っかかりがある
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動きに不安がある
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安静にしても変わらない
といった場合は、原因をきちんと整理することが大切です。
早めに確認したいサインを整理すると
ここまでの内容をまとめると、膝の外側の痛みで早めに状態を確認したいサインは次のとおりです。
こんな症状がある場合は注意
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痛みを何度も繰り返している
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日常生活でも痛い
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腫れや熱感がある
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引っかかり感がある
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膝が抜けそうな不安定感がある
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安静にしていても改善しにくい
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痛みが徐々に強くなっている
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歩行や階段に支障が出ている
こうした症状がある場合は、単にセルフケアを続けるだけでなく、早めに状態を確認し、必要に応じて適切な対応を考えることが大切です。
サモーナスポーツ整骨院では膝だけでなく全体を確認しながら状態を整理します
膝の外側の痛みは、膝そのものだけではなく、股関節や骨盤、足首、姿勢、動作のクセなどが関係していることが多くあります。
そのため、表面的な痛みだけを追いかけても、本当の原因にたどり着けないことがあります。
サモーナスポーツ整骨院では、膝の外側の痛みがある方に対しても、
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問診
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姿勢分析
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動作評価
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股関節や足首の可動域確認
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身体の使い方のチェック
を通して、どこに負担が集まっているのかを整理しながら改善を目指します。
また、痛みの状態によっては、単に施術を行うだけではなく、必要な確認や適切な対応の方向性も含めて考えることが大切です。
痛みが長引いている方や、不安のある症状がある方ほど、早めに状態を確認することが改善への近道になることがあります。
気になる症状があるときは我慢しすぎないことが大切
膝の外側の痛みは、軽いうちであれば負担調整や適切なケアで落ち着くこともあります。
しかし、長引いている場合や、腫れ・熱感・引っかかり感・不安定感がある場合は、我慢しすぎないことが大切です。
大事なのは、
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痛みの場所だけで判断しない
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いつもと違うサインを見逃さない
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繰り返す場合は原因を見直す
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必要なときに早めに確認する
ということです。
膝の外側の痛みを「そのうち治るだろう」で済ませず、
身体からのサインをきちんと受け取ることが、長引かせないための大切なポイントです。
まとめ|膝の外側の痛みは、膝だけでなく股関節まで見ることが大切です
膝の外側が痛いと、「膝そのものに原因がある」と考えてしまいがちです。
もちろん、膝の外側に実際に負担や炎症が起きていることはあります。
しかし、これまでお伝えしてきたように、膝の外側の痛みは股関節の硬さや筋力低下、姿勢や動作のクセ、足首や体幹の影響など、さまざまな要因が重なって起こることがあります。
特に大切なのは、痛い場所だけを見るのではなく、なぜそこに負担が集まっているのかを考えることです。
膝の外側の痛みで見落としたくないポイント
今回の内容を整理すると、膝の外側の痛みでは次のような視点が大切です。
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ランナー膝だけが原因とは限らない
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股関節の硬さや機能低下が影響していることがある
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お尻の筋肉が使えていないと膝に負担が集まりやすい
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太ももの外側ばかり張る場合は身体の使い方を見直したい
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歩き方や走り方、階段動作のクセも関係しやすい
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セルフケアだけでは改善しにくいケースもある
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腫れや熱感、引っかかり感がある場合は早めの確認が大切
つまり、膝の外側が痛いときほど、
膝単独ではなく股関節や骨盤、足首、体幹まで含めて全体をみることが改善への近道になります。
改善のためには「施術」と「運動」の両方が重要です
膝の外側の痛みを改善していくには、単に痛みを抑えるだけでなく、負担が集まりにくい身体へ整えていくことが大切です。
そのためには、
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痛みが強い時期は負担を調整する
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硬くなっている部分を整える
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使えていない筋肉を働かせる
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動き方そのものを見直す
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再発しにくい身体づくりにつなげる
という流れで考える必要があります。
その場では楽になっても、身体の使い方が変わらなければ、同じ場所にまた負担がかかりやすくなります。
だからこそ、施術で整えることと、運動で支えられる身体をつくることの両方が重要です。
膝の外側の痛みを繰り返している方は、早めに状態を見直しましょう
もし、次のようなお悩みがある場合は、一度しっかり状態を整理することをおすすめします。
こんなお悩みはありませんか?
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走ると膝の外側が痛い
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階段、とくに下りでつらい
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ストレッチしても繰り返す
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お尻や太ももの外側も張りやすい
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膝だけをケアしてもよくならない
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歩き方や走り方のクセが気になる
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日常生活でも違和感がある
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腫れや不安定感があって不安
こうした場合は、膝だけでなく股関節や姿勢、動作まで含めて原因を確認することが大切です。
大島駅・住吉駅のサモーナスポーツ整骨院では、原因を整理しながら再発予防までサポートします
サモーナスポーツ整骨院では、膝の外側の痛みに対して、痛みのある場所だけをみるのではなく、問診・姿勢分析・動作評価を通して、どこに負担が集まっているのかを確認しながら改善を目指します。
確認するポイントの一例としては、
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膝の状態
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股関節の硬さや可動域
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お尻の筋肉の使い方
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骨盤の安定性
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足首の動き
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歩き方や走り方のクセ
などがあります。
さらに、サモーナスポーツ整骨院はパーソナルトレーニングジムが併設されているため、施術だけで終わらず、
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再発しにくい身体づくり
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お尻や体幹のトレーニング
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動作改善
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スポーツ復帰に向けたサポート
まで、一貫して対応しやすいことが特徴です。
「その場しのぎではなく、痛みを繰り返しにくい身体をつくりたい」
そんな方は、膝だけでなく身体全体のバランスを見直していくことが大切です。
膝の外側の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください
膝の外側の痛みは、早めに原因を整理することで、負担のかかり方を見直しやすくなることがあります。
特に、繰り返している痛みや、日常生活にも影響が出ている痛みは、我慢しすぎないことが大切です。
サモーナスポーツ整骨院では、膝の外側の痛みについても、股関節や足首、姿勢や動作まで含めて確認しながら、お一人おひとりの状態に合わせたサポートを行っています。
大島駅・住吉駅周辺で、膝の外側の痛みやランナー膝、股関節の硬さによる不調にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
この記事の執筆者:中澤 武士(なかざわ たけし)
保有資格:
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柔道整復師(国家資格)
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NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
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NASM-PES(パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)
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中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
プロフィール:
スポーツ現場から医療分野まで幅広く携わる実践型トレーナー・施術者。
これまでに、大相撲の横綱をはじめとする幕内力士、新極真空手日本代表、プロボクサー、デフフットサル日本代表、競輪選手、実業団選手、市民ランナーなど多様な競技者をサポート。
施術による痛みの改善から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫したサポートを行うことを強みに、学生アスリートからトップ選手まで高い信頼を得ている。
現在は、江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」のエリアマネージャーとして、現場での施術・トレーニング指導に従事。スタッフ教育にも力を入れ、後進トレーナーの育成にも積極的に取り組んでいる。
区の行政事業における体操教室、トレーナー専門学校での学生教育、同業トレーナーへの指導、社内研修での講師など、教育・普及活動にも幅広く参加。
「根本改善・再発防止・パフォーマンス向上」を掲げ、身体の本質を見極める全身アプローチを信条に、多くの利用者が長く健康で動ける身体づくりをサポートしている。
この記事の監修者:鮫島 洋一(さめしま よういち)
保有資格:
- 柔道整復師(国家資格)
- 鍼灸師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
- NASMフィットネスエデュケーター
プロフィール:
メディカルトレーナーとして、甲子園大会や世界陸上など国内外のスポーツ現場に帯同。トップアスリートから成長期の学生アスリートまで、競技復帰・再発防止・パフォーマンス向上を見据えた施術・指導を行っている。
スポーツ障害に対する専門的な視点と、根本改善を重視した全身アプローチで、多くの競技者のサポートに携わってきた。
現在は江東区エリアにて「サモーナスポーツ整骨院」「パーソナルトレーニングジム サモーナ」を運営し、地域の運動愛好家・学生アスリートからの信頼も厚い。また、トレーナー教育のための専門学校のコース長として教育の現場でも活躍している。









