【肩の痛み】肩の痛みの分類

2023年06月20日

肩こりは、日本において症状を訴える有訴者数が最もお多い身体のトラブルの一つです。しかし、肩の痛みに関しては、肩こりとは明確に異なり、原因が特定できる症状の場合が多いです。

そこで、今回は江東区大島にあるサモーナスポーツ整骨院にお越しになっている、肩の痛みを症状別に分類してみました。

肩こりが重症化して、痛みが出ていたと思っていたら実は・・・なんてこともあるので、今後の身体の健康のためにぜひ参考にしてください。

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そもそも肩の痛みとは?

肩の痛みは、肩関節の疾患のある患者様が表現するものとして最も多いです。しかし、肩の関節を構成している要素は非常に多く、肩の関節を構成しているどの部分がダメージを負っているのかによって原因や症状は様々です。

肩の痛みに関しては『いつごろ、どのぐらいの期間、痛みの増減、何が原因で、肩のどの部分が痛いのか』または『どの動作で痛みが増して、どの動作で痛みが緩和して楽になるのか』『夜間に痛むのか、どの時間帯に痛みが増すのか』についてなど、いろいろな情報を患者様に伺う必要があります。

実際に詳細の検査を行う前に、上記のような情報を問診で伺うことが根本的に問題を解決するために大切です。

肩の痛みを引き起こす原因となる疾患

肩の痛みを引き起こす原因となる疾患は様々ですが、その中で代表的なものとして『肩関節周囲炎(五十肩)』『肩峰下インピンジメント症候群(野球肩でも多い)』『腱板断裂(肩のインナーマッスルの損傷)』などが挙げられます。

こちらの章では、上記の肩の痛みを引き起こす原因となる疾患について説明させていただきます。

肩関節周囲炎(五十肩)

よく五十肩と言われる疾患です。発症年齢が50〜60歳に多く『五十肩』と言われています。以下『五十肩』と記載して説明します。

五十肩は、明確な誘因がなく突然発症することが多いです。英語圏では、肩関節が凍ったように動かなくなる特徴があるので『凍結肩(フローズンショルダー)』と呼ばれています。または、癒着性関節包炎と呼ばれています。簡単にいうと、肩の関節を覆っている、潤滑剤が入った袋が何かしらの影響でくっついて固まって、肩の動きを制限します。

夜間に痛めで目が覚めたり、肩を少しでも動かすと痛いというのが特徴的な症状です。肩を動かしたくても動かせない辛い疾患です。

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肩峰下インピンジメント症候群

肩峰とは、肩甲骨の外端にある突起のことを言います。その肩峰の下には、肩峰下滑液包と呼ばれる、クッション材のようなものがあります。

しかし、肩の動作を繰り返すことで腱板や滑液包にストレスが加わり炎症が生じ痛みを引き起こします。野球の投手に多く発症する疾患としても代表的なものです。

不良姿勢で繰り返し、肩関節を動かすことでストレスが加わりやすい部位でもあります。

鍵盤断裂

腱板はローテーターカフと呼ばれ、肩関節を捻る動作などに深く関わっています。棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の四つの筋肉で構成され、これらの筋肉が断裂し痛みや筋力低下が引き起こされます。

腱板断裂に関しても中高年以降に多く、腱板の加齢性の変性(老化)やスポーツでの使いすぎによっても発症します。