【肩の痛み】体幹の安定性、股関節の柔軟性低下から生じる野球肩の痛み

2023年06月22日

江東区大島にあるサモーナスポーツ整骨院です。今回は、体幹の安定性や股関節の柔軟性の低下から引き起こされる野球肩での痛みに関しての記事です。

野球肩には様々な症状があるのでそちらに関しましては、以下の記事を参考にしてください。

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野球肩|体幹が不安定になると肩に負担がかかる

数ヶ月間安静にしているのに野球肩の痛みが改善しない。安静にして肩の痛みは解消したけど、投球動作によってすぐに肩に痛みが出る場合は、肩の問題だけでなく体幹の安定性にも問題がある可能性があります。

日常生活においても体幹の安定性は重要ですが、野球などのスポーツ動作においてはその重要度はさらに高くなります。

『投げる』という動作は、肩の動きだけでなく、足首や股関節、体幹の機能も大きく関係しています。その中でも『体幹』は文字の通り『体の幹』です。身体の軸の要となっている部分が不安定な状態だと、投球動作を行う際に肩関節に過度な負担がかかり、その無理な動作が繰り返されることで肩の『筋肉・関節包・骨』などに損傷が生じます。

体幹の安定性は、股関節の柔軟性、背骨の可動性にも関係しており、投球動作を行う際に背骨は動作のフェーズによって『反る・曲げる・捻る』などの動きが要求されます。

体幹が不安定になることで、背骨の『反る・曲げる・捻る』などの複合動作がスムーズにできなくなり、肩だけで無理やり投げるような動作になり野球肩になるリスクが高くなります。

あくまでも、当整骨院における症例ではありますが、野球肩と病院で診断された方に対し、体幹を安定させるためのアプローチを行い、投球動作を行っていいただいた際に、痛みが消失するケースもあります。当然それだけでは、損傷している肩の組織は修復しできませんが、高い頻度で体幹の安定性を高めることで痛みが軽減するということがあります。

このように、江東区大島にあるサモーナスポーツ整骨院では、全身の状態を評価した上で、アプローチをさせていただいております。野球肩などの肩の痛みだからといって、肩だけにフォーカスしていては、痛みの解消どころか、すぐに再発して大好きな野球、スポーツを楽しむことが困難になることもあります。

野球肩|股関節の柔軟性低下によっても肩に負担がかかる

股関節の柔軟性低下と体幹の安定性低下には密接な関係があります。股関節は大腿骨頭(太ももの骨の先端)と骨盤から構成されており、股関節の動きや安定性を高めるために多くの筋肉が関係しています。

股関節に関係している筋肉のほとんどは、大腿骨と骨盤に付着しているので、その筋肉が硬くなることで、骨盤の傾きに歪みが生じ、その影響で体幹が不安定になり背骨の動きを制限する可能性があります。また、その逆も然り、体幹の安定性が低下することで、骨盤の傾きに歪みが生じ、股関節の柔軟性の低下にも影響を与えることがあります。

股関節の柔軟性が低下した結果、骨盤に歪みが生じ、体幹の不安定性が引き起こされ、背骨の動きが制限されることで、肩に負担がかかり野球肩のリスクを高めることもあります。

当スポーツ整骨院にお越しになる患者様でも、股関節の可動域を改善したことによって、肩の負担が軽減したことで、野球肩による痛みが改善するケースもあります。

最後に

野球肩に限らず、スポーツによる痛みを根本的に改善するためには、痛みのある患部だけでなく、全身のバランスを評価し、その問題を一つずつ改善することで、痛みを解消することができます。