腰痛を専門家の視点から解説!
2022年10月3日
ぎっくり腰 〜目次〜
・ぎっくり腰って何?
・ぎっくり腰にはなんでなるの?
・ぎっくり腰の時は、体操やストレッチはやるべき?
・ぎっくり腰になったときに安静にするのは正解?
・ぎっくり腰になったときは、何をすればいいの?
・ぎっくり越しになった時はコルセットはつけるべき?
・ぎっくり腰にならないようにするためには?
・ぎっくり腰になった時の応急処置はあるの?
・ぎっくり腰になった時マッサージは効果的なの?
・ぎっくり腰の時はお風呂に入っていいの?
・過去に何度かぎっくり腰になっていて、最近ぎっくり腰になりそうな違和感があるけどどうしたらいいの?
・強い腰痛がって病院に行き、レントゲン検査では問題が見られず、『軽いぎっくり腰』と伝えられ、湿布をもらったけどそれだけで腰痛って解消する?
・ぎっくり腰って何?
重いものを持った時や、日常の何気ない動作で突然腰に痛みが出て動けなくなる。ぎっくり腰は突然襲いかかっています。正式には、急性腰痛と言います。
その名の通り、急激に腰に痛みが出る腰痛を指し、欧米ではその突然襲い掛かる激し痛みから『魔女の一撃』とも呼ばれています。
多くのギックリ越しの場合、数日から2週間程度で自然に回復しますが、何もせずに放置することで慢性的な腰痛になる可能性もあります。
また、時間経過とともに痛みが回復しない場合や下半身に痺れや痛みがなどの状態が出現した場合は、椎間板ヘルニアなどが潜んでいる可能性があるので注意が必要です。
・ぎっくり腰にはなんでなるの?
江東区大島サモーナスポーツ整骨院をご利用いただく方から最も多く聞かれるのは、『重いものを低い位置から持ち上げた時』にぎっくり腰になるケースですが、それ以外にも『くしゃみをした時』『洗面台で前かがみになった時』『ただ単に立ちあがろうとした時』など、不意な動作でもぎっくり腰になるケースが見られます。
なんでぎっくり腰になるのか?ぎっくり腰になった時に腰に何が起きているのかは、実はまだわかっていません。
椎間板ヘルニアや圧迫骨折などの痛みをただの痛みと思い、自己判断で放置すると悪化することがあるので、骨が弱くなってしまう病気や持病のある方は、整形外科で医師の指示を仰ぐことがおすすめです。
その結果、骨や内臓に問題が見られないのであれば、江東区大島サモーナスポーツ整骨院でも対応できますのでお気軽にご相談ください。
・ぎっくり腰の時は、体操やストレッチはやるべき?
ぎっくり腰になった時に体操やストレッチをしてもいいのか?に関しては、当整骨院にお越しになる方もよくご質問をいただきます。
しかし、ぎっくり腰と言っても十人十色です。お身体の状態によっては、ストレッチや体操を行うことで状態を悪くすることもあるので注意してください。ここでは、ぎっくり腰に対するストレッチや体操について一般的なことを説明させていただきます。
実は腰痛になってすぐの状態に対し、ストレッチや体操を行った場合と、そうでない場合であまり差がないと言われています。
体操やストレッチをすることで、ぎっくり腰が悪化する可能性は低いので、腰に痛みを引き起こさないストレッチや体操であれば、関節の柔軟性を維持するという視点から行った方がいいでしょう。
腰痛になってから、4週間ほど経過して、腰痛の状態が落ち着いた頃からのストレッチや体操を行うことは、腰痛の回復に効果があると言われているので、専門家の指示のもと積極的に行いましょう。
江東区大島サモーナスポーツ整骨院では、リハビリ専用のスペースもありお身体の状態にあった腰痛解消、腰痛予防のための体操やストレッチの指導を受けることができます。
・ぎっくり腰になったときに安静にするのは正解?
ぎっくり腰になった時は、痛みが激しいのでつい横になって安静にしがちです。しかし、ぎっくり腰になった時は、できるだけ安静にしない方が早く痛みが解消すると言われています。
腰痛に関しての研究は多数ありますが、『ぎっくり腰になった時に安静にしていたグループと、できるだけ普段通りの生活をしていたグループを比べると、痛みを感じながらも普段通りの生活を意識したグループの方が早く良くなることが多い』という報告があります。
ぎっくり腰になってしまった方、全員が同じお身体の状態ではないので、安静にすることが絶対に悪いというわけではありませんが、痛みを感じながらもできる範囲で、できるだけのことをやった方が、実際に当整骨院にお越しになっている方も早く回復する傾向があります。
勘違いしないで欲しいのは、痛くて全く動けない状態で無理に動かす必要はありません。先述したように、もしかしたら椎間板ヘルニアや圧迫骨折などが潜んでいる場合があります。ご自身のお身体に何かしら心当たりがある場合は、早めに整形外科でみてもらうことがおすすめです。
江東区大島サモーナスポーツ整骨院では、整形外科の先生と提携しているので、万が一腰に重篤な状態が確認できた際は、ご紹介させていただいております。
・ぎっくり腰になったときは、何をすればいいの?
海外の研究で報告されたもので、ぎっくり腰の方に対し、
- ベッドで安静
- 施術を受ける
- できる限り日常生活を送る
という3つのグループにわけ、回復の早さを比べたものがあります。
その結果、③のできる限り通常の日常生活をすることを心がけたグループが最も回復が早く、①のベッドでの安静は回復が最も遅かったと報告されています。
しかし、できる限り日常生活を送るにしても、どのレベルの動きまでできるのかを自信で判断するのは危険ですし、怖いと感じる方も多いと思いますので、必ず専門家に腰の状態を確認してもらい、施術を受けた上でできる限り日常生活を送るように心がけるようにしましょう。
・ぎっくり越しになった時はコルセットはつけるべき?
ぎっくり腰になった時に、コルセットをすると楽に動くことができる場合が多いです。先述したように、できる限り普段している生活を心がける際に、コルセットをつけることで、腰痛の状態が楽なのであれば非常に有用です。
『コルセットをつけると筋肉が弱くなる・・・』と心配される方も多いですが、コルセットをつけて寝たきりにならない限りは、そう簡単に筋肉が落ちることはないのでご安心ください。
ただし、腰痛が解消した後もコルセットをつけることが習慣化して、自身の筋肉を上手に使うことができなくなってしまうと、長期的に考えると二次的な筋力低下を引き起こすこともあるかもしれません。
コルセットをつけないで、痛みを我慢して痛みを長引かせたり、痛みで日常生活を遅れないことで活動量が低下することの方が身体への害は大きいと考えられます。
コルセットに頼ら図に住むのであればそれに越したことはありません。コルセットを使う際は、痛みと相談しながら少しずつコルセットを外せるようにしていきましょう。
・ぎっくり腰にならないようにするためには?
先述したように、ぎっくり腰の原因は明確になっていません。さまざまな状況でぎっくり腰になるリスクがあります。
なので、『絶対にこれがいい!!』という予防方法は存在しませんが、日頃から姿勢を意識したり、運動習慣をつけたり、関節の柔軟性を維持することが大切です。
具体的には、床にあるものや前かがみになる際は、腰を折り曲げるのではなく、股関節や膝関節を意識して動作を行うことや、腹筋や背筋など体幹の筋肉を鍛えることも効果的です。
いかに腰にかかる負担を分散するかがポイントです。
江東区大島サモーナスポーツ整骨院では、ぎっくり腰の痛みを回復させるだけでなく、腰に負担をかけない身体づくりや、腰を守るために必要な筋力強化までサポートさせていただいているので、腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。
・ぎっくり腰になった時の応急処置はあるの?
ぎっくり腰は数日から数週間で痛みが落ち着いてきます。ぎっくり腰になった直後の激し痛みは耐え難いものです。
そこでぎっくり腰になった時の応急処置はないのか?とご質問をよくいただきます。
ぎっくり腰になってしまった際は、無理やり動かすのではなく、痛みの少ない体勢で、まずは落ち着いてゆっくりお腹を意識して呼吸をするようにしましょう。
ゆっくりと呼吸をするだけで痛みが落ち着く場合もあります。
少し動けるようになったらゆっくり正座をし、骨盤を安定させた状態でお腹を意識して呼吸をしてみましょう。個人差はありますが、過剰に緊張して硬くなった筋肉が緩み、痛みが楽になることがあります。
ただし、この方法で効果が出るのは、骨が折れてない場合や椎間板ヘルニアによる痺れがない場合です。下半身が痺れて全く動かない場合などは早めに整形外科に行き医師の指示を仰ぎましょう。
・ぎっくり腰になった時マッサージは効果的なの?
ぎっくり腰になりたての状態でマッサージを受けるのは、状態を悪化させる可能性があるのでやめておきましょう。
ぎっくり腰は、筋肉や神経、背骨などそれぞれに対して、適したアプローチを行わなければなりません。
マッサージが効果を発揮するのは、筋肉が過度に緊張して、背骨などの動きが悪くなっている場合です。
自身の判断でマッサージを受けることで、腰痛の状態を悪化させる可能性があるので、専門家の判断のもとマッサージを受けるようにしましょう。
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