姿勢不良が悪いと野球肩になりやすい?

2023年04月19日

こんにちは!江東区大島にあるサモーナスポーツ整骨院です!スポーツのパフォーマンスと姿勢には密接な関係があります。姿勢が悪いことで、スポーツのパフォーマンスが低下するだけでなく、走る、投げる、跳ぶ、蹴るなどのスポーツ動作の動きが悪くなり、思わぬ怪我をするリスクが高くなります。

その中でも野球のような、頭の上を手が通過するようなオーバーヘッド動作を伴うスポーツの場合は、姿勢不良が原因によって、肩関節に過度なストレスが加わり、野球肩などの痛みの原因になる可能性があります。

安静にして時間経過とともに痛みが軽減する場合もありますが、根本的な問題の一つとして考えられる姿勢を改善できない限りは、何度も繰り返し野球になる場合があります。

姿勢が悪いとなんで肩に負担がかかるの?

少し難しい話になりますが、肩関節は正式には肩関節複合体と呼ばれ、肩甲骨、上腕骨、肋骨、鎖骨など様々な骨や関節によって構成されています。

皆さんが知っている肩関節は、肩甲上腕関節と呼ばれ、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)で構成される関節です。その他に肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節など様々な関節が野球などの投球動作に関係しています。

姿勢関係ないじゃん・・・と思われがちですが、上記に記載している関節や骨は、姿勢と連動していて、姿勢が崩れることで、肩甲上腕関節や周囲の筋肉に対して過度な負担がかかります。

『背中を丸めてた状態(猫背)でバンザイしてください』

おそらくほとんどの方が、まっすぐ上に手を上げることができないでしょう。このように肩の動きは姿勢、つまり背骨と密接な関係があるのです。

流石に野球をする時は姿勢を良くしている・・・と思う方もいるかもしれませんが、学校の授業中やデスクワーク時、スマホ操作など日常生活の中で、長時間同じ姿勢で姿勢が崩れていると、姿勢を保つための筋肉や、関節を保護するために大切な筋力のバランスが崩れ、いざスポーツをする際に、肩の関節に対して局所的な負担が加わるリスクが高くなります。

また、すでに野球肩になってしまい痛みが長引いている場合に関しても、日常生活における姿勢不良によって、肩の関節の負担が軽減されず、常にストレスをかけたまま過ごすことになるので、野球肩による痛みが治りにくくなる可能性があります。

日常での悪い癖や習慣は、スポーツをする方にとって思わぬ怪我のリスクを高める場合があるので注意が必要です。

姿勢不良と野球肩

前の章を踏まえてさらに細かい話をさせていただきます。

私たちの関節の機能は、あるセオリーにのとって作られています。一般的に肩甲上腕関節は様々な方向に動き、その隣にある肘関節は自由度が低いです。そして、肘関節の隣の手関節は、様々な方向に動きます。

このように私たちの関節は、隣り合った関節がそれぞれ違う機能があります。簡単にいうと『動きの関節』『安定の関節』です。

何かしらの影響で、本来動くべき関節の動きが悪くなったり、安定すべき関節が不安定になることで、肩や腰、股関節など様々な関節に負担がかかるようになってしまいます。

そして、その何かしらの影響として身近なのが『姿勢不良』です。

姿勢が悪く、背骨が丸くなった状態だと、しなやかに動くはずの背骨本来の機能が失われるだけでなく、肩甲骨が外側に開き不安定になり、その不安定さを代償するために、自由度の高い肩甲上腕関節の動きが制限されます。

その結果として、野球肩のような肩の痛みにつながります。

このことは、肩関節だけでなく全身の関節に関係しているので、要注意です。

最後に

姿勢はスポーツパフォーマンスだけでなく、私たちが健康的に過ごすためにも非常に重要です。姿勢が悪ことで肩こりや腰痛、ストレートネックだけでなく、自律神経が乱れたり、内臓の機能の低下にもつながります。

スポーツをしている方も、していない方も今一度ご自身の姿勢を見直して、健康的な生活を送りましょう!

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