【腰痛|ぎっくり腰】テニスでぎっくり腰になってしまった・・・
2023年10月28日
江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です!今回は、スポーツの際のぎっくり腰について、実際の症例を合わせてご紹介させていただきます。
ぎっくり腰は、腰痛の分類としては、画像検査や医師の判断で原因が明確とされていない腰痛に分類されます。
『こんなに痛いのに?原因が明確じゃないの?』と思われる方も多いかと思いますが、医学的な分類では、非特異的な腰痛に分類されています。しかし、実際にはぎっくり腰になってしまい、当スポーツ整骨院にお越しになる方は、関節の柔軟性低下や筋力低下、骨盤の歪みなど、さまざまな問題をお身体に抱えていることが多いです。
今回の記事では、テニスをした際に腰が抜けるような感じがし、その後、身体を腰の痛みと恐怖心で身体を動かすことが困難になってしまった方に対する実際の評価とアプローチ方法、施術の効果、結果なども合わせてご紹介させていただきます。
ぎっくり腰の症状とお悩み|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
2週間前にテニスをした際に、腰が抜けるような感じがした。その後、徐々に痛みが増してきて、夜になる頃には身体を動かすことさえ困難になってしまった。起きあがろうとしても起き上がれず、寝返りさえも困難な状態。
1週間安静に、腰の痛みが緩和したので再度テニスをし、その際に再び腰が抜けてしまい動けなくなってしまった。繰り返しぎっくり腰になるのは人生初めて。不安に感じ、近隣の整形外科を受診。加齢に伴う椎間板の厚さの減少は見られたものの、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの異常は見られず。処置をしてもらうも数日経過しても痛みが全く軽減しなかったので当スポーツ整骨院にご来院。
趣味のテニスができないとストレスが溜まり、集中して仕事ができないので早く痛みを改善して、もう二度とぎっくり腰になりたくないため根本的な問題解決をご希望されていました。
ぎっくり腰を放置するとどうなるの?|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
『ぎっくり腰は安静にしていないさい。』という言葉をよく耳にすると思います。画像検査をもとにぎっくり腰の原因や要因を判断した医師でさえ、ぎっくり腰になったら安静にしていなさい・・・という指示を出しているというのを耳にします。
最新の医学的な情報では、ぎっくり腰になった際には、可能な限り早く通常の生活が送れるように、可能な範囲んで身体を動かすことが理想的とされています。
しかし、現実的にはぎっくり腰になった後に身体を動かそうにも、腰が抜けそうになり身体を動かすことは困難な場合が多いです。
ぎっくり腰を経験されたことがある方は、ぎっくり腰になってしまった後、寝返りを打ったり、起き上がったり、体勢を変えたりすることがいかに難しく、恐ろしいことかよくわかると思います。
ぎっくり腰になった後、安静にしていると確かに痛みは軽減しますし、身体を動かすことができるようになります。でも・・・なんか腰が張っている、少し腰が痛いという感覚が残っている方が多いです。エビデンス的にも、ぎっくり腰の後、適切な処置を行わなかった場合、慢性的な腰痛に移行するというデータは出ています。
なので、ぎっくり腰になってしまった後の最善策は『可能な限り身体を動かすこと』です。
『可能な限り身体を動かすこと』が、今後の人生において腰痛と付き合わなくてはならないのか、腰痛が解消するのかの分岐点になると言っても過言ではありません。
ぎっくり腰後のお身体の状態|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
一度ぎっくり腰になると、その痛みを庇うために筋肉や関節が硬直し、骨盤が歪みんだり、背骨が歪んだり、様々な悪影響を全身に及ぼします。そして、そのまま放置することで悪い状態や痛みを庇う動作が身体に定着してしまい、腰痛を長引かせてしまったり、繰り返しぎっくり腰になるリスクを高めてしまいます。
ぎっくり腰だからと言って、腰にばかりフォーカスしても早期回復は期待できません。実際に評価させていただいた内容は、以下の通りです。
- 立位での前屈・伸展動作:痛みのため不可 特に前屈動作
- 立位での片脚立脚:右脚の際に腰が抜ける感じ
- スクワットテスト:腰部に不安定感があり実施困難
- トレンデンブルグ:陽性
- 知覚異常なし
- タイトネス+:殿筋群、ハムストリングス、大腿四頭筋
- 筋力低下:右中殿筋、右腸腰筋、腹斜筋
- スティッフネス+:右腰方形筋
- 右短下肢
- 安静時痛:なし
- 動作時痛:椅子からの立ち上がり、寝起き、日常生活での体位変換
代表的なものを記載させていただきましたが、骨盤周囲の筋肉やその他の部位にも異常な所見が見られたので、スポーツ整体により、ぎっくり腰に対するアプローチだけでなく、全身の問題を改善するようにアプローチさせていただきました。
動作のエラーが慢性的な腰痛を引き起こす|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
ぎっくり腰は、正式な医学名称ではなく俗称ですが、おおよそどのような状態になってしまうかみなさん想像がつくと思います。
ぎっくり腰の特徴は『とにかく腰周囲が痛くて、少しでも動こうとすると腰が抜けそうになる!!』この痛みは経験したことがある人しかわからないと思います。なぜならこちらの記事を書かせていただいている私自身も経験したことがあるからです。
そして、多くの方が、ぎっくり腰になった直後にスムーズにいつも通り動けなくなります。このスムーズに身体を動かせなくなった状態で、なんとか生活しなくてはなりません。
腰の痛みを庇いながら前屈みで移動したり、壁や手すりにつかまって身体を斜めにしながら移動したりなど・・・これらの生活動作によって『変な身体の動かし方』が脳に定着し、痛みがなくなった後もその『変な動き』が継続します。この変な動きを『動作のエラー』と表現しています。
この動作のエラーの影響で、慢性的な腰痛が改善しなかったり、繰り返しぎっくり腰になるリスクを高めている可能性が高いです。
結論・・・エラーの動作の何が悪いのかというと、使うべき時に本来機能しなくてはいけない筋肉が機能しなくなり、その動作で機能しなくてもいい筋肉が無駄に働き、動作を制限したり、関節に負担をかけたりします。
ぎっくり腰に対する施術とその効果|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
姿勢や動作の中心となっている骨盤の歪みがひどく出ていたので、まずは骨盤矯正を実施し骨盤を正常なポジションに整えさせていただきました。結果として、相対的に生じていた左右の脚の脚長差や股関節の回旋可動域が改善し、寝返り動作が可能になった。
また、骨盤を正常なポジションに維持するための筋肉に対してハイボルト治療を実施し、骨盤のポジションを安定させる。結果として、若干の痛みが残るものの立ち上がり動作や腰部の前屈動作、伸展動作がスムーズにできるようになった。
立位での前屈動作も指が床に届くようになった。残存した痛みに対して、広背筋、腹斜筋の緊張をコンプレッションストレッチで改善し、痛みがほぼ消失。
骨盤周囲の筋肉の弱さは、痛みを再び引き起こす可能性があるので、その部位の筋力強化をご提案させていただき、スポーツ整体による施術と同時進行で筋力強化を行なっていくことにご理解していただき、継続的な通院をアドバイスさせていただきました。
ぎっくり腰でお悩みの方へ|江東区大島サモーナスポーツ整骨院
運動中の動作エラーや体の硬さは怪我の原因になります。サモーナでは体を痛めない為に、柔軟性の改善や正しい運動動作を学ぶ事が出来ます。怪我を繰り返す方や、パフォーマンスをもっと上げたい方は是非一度ご相談下さい。
執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹
江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。
江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!
江東区大島サモーナスポーツ整骨院
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)
保有国家資格: