【背部痛|背中の痛み】起床時に背中が痛くなった

2023年10月24日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です。今回は、朝起きたら背中の痛みがひどく、背中を動かすことが困難な方に対する評価と施術効果に関して、実際の症例を合わせてご報告させていただきます。

腰痛や肩こりならある程度、自分の判断で、整骨院に行くべきなのか、整形外科に行くべきなのか判断できる方も多いかと思います。しかし、突然襲いかかる背中の痛みはどうのように対処したらいいのかわからない方も多いのでは?

背中の痛みの場合は、重篤な内科的な疾患が潜んでいる可能性もあるので注意が必要です。上から下に移動する背中の痛みや楽な体勢が見つからない背中の痛みなど要注意です。先述したような痛みがある場合は、整骨院でも整形外科でもなく、すぐに内科や循環器内科など専門性の高い医師の診察が必要です。それでも、異常が見つからなかった場合は、当スポーツ整骨院でも対応可能なのでご相談ください。

今回、ご紹介させていただく症例は、先述したような命に関わるような初見はみおられなかったので、全身の評価をした上で施術させていただきました。

背中の痛みの症状|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

背中に痛みが生じて約1週間。1週間前に朝起きたら背中に痛みが生じた。安静にしていれば痛みが増すことはないが、動作をすると背中の痛みが憎悪。特に起床時に痛みが増していることが多い。

また、背中の痛みだけでなく、首を動かす際にも背中に痛みが広がる。特に上を向く動作で背中の痛みが増す感じがする。

なんで首を動かすと背中に痛みが広がるの?|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

背中の定義が難しいと思いますが、今回の症例の場合は、肩甲骨の間のことを背中と表現しています。また、背骨の中でも胸椎という、多くの方が背中と表現している部分があります。

その胸椎から、肋骨が生じその肋骨の上に肩甲骨が乗っている形です。肩甲骨は周囲の筋肉によって肋骨に固定されています。

胸椎に限らず、背骨は腰椎、頚椎(首の部分)と連なっており、ぞれぞれの動きに伴い、それぞれの背骨が連動して動きます。なので、首を動かして背中に痛みが生じる場合があります。

また、胸椎と頚椎を結ぶ筋肉や、肩甲骨と頚椎を結ぶ筋肉があるため、首の動きに伴い問題のある背中の筋肉に痛みが生じることも多々あります。

このように、全身の筋肉や骨はどこかしらで繋がっているので、背中が痛いからといって背中だけに問題があるとは限りません。

背中の痛みによるお悩み|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

背中の痛みにより、スムーズに身体を動かすことにストレスを感じている。洗濯や料理などの家事だけでなく、仕事にも支障が出ている。1週間背中に痛みが残ったことがないので少し不安。早く痛みを取って快適な日常を取り戻したい。

背中の痛みを放置するとどうなる?|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

背中には筋肉がたくさん存在しているので、痛みを放置することで肩や首、腰などにも痛みが広がる可能性があります。

  • 僧帽筋
  • 棘下筋
  • 肩甲挙筋
  • 菱形筋
  • 広背筋
  • 大円筋
  • 小円筋
  • 脊柱起立筋

代表的なものでも上記の筋肉が存在しています。そして、それぞれの筋肉が背骨や上腕骨、腰椎、骨盤など様々な骨に付着しています。

背中の痛みにより動きが制限される期間が長くなると、痛みを庇うような動作が脳に染み付いてしますリスクがあります。そのように、通常の身体の使い方とは異なった身体の使い方をする動作のことを『代償動作』と呼びます。

代償動作を繰り返すと関節や筋肉に持続的なストレスが加わり、関節を痛めたり筋肉を痛める可能性があります。

ただの背中の痛みが全身に広がる可能性があるので、背中だけでなくどこかに痛みが生じたら早急に痛みを解消して、通常の動作に戻す必要があります。

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、痛みの解消だけではなく、『代償動作』によって生じた身体の痛みの改善、代償動作の改善、そして痛みの予防まで視野に入れてアプローチさせていただいております。

背中の痛みに対する全身の評価とアプローチ|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

  • ジャクソンテスト、スパーリングテスト 陰性(頚椎の問題なし)
  • HFT、CAT 陽性(肩関節の柔軟性低下)
  • FFD 15cm(体幹と股関節などの柔軟性低下)
  • 腰椎伸展テスト(可動域の低下あり)
  • 左短下肢
  • 左股関節回旋不全

比較的、身体の広い範囲に問題が見られたため、問題が見られた部位に対してアプローチさせていただきました。

まずは、背骨の土台である骨盤の歪みが見られたため、骨盤に付着し骨盤のバランスを悪さを引き起こしている筋肉に対しアプローチ。その結果、骨盤の左右差がなくなり左右の脚長差が消失。体位変換もスムーズになる。

その後、肩関節の可動期を改善するために、筋膜リリース、コンプレッションストレッチを実施しさらに可動域の左右差が改善。背中の痛みも半減。

最後に残存した背中の痛みに対してハイボルト治療を実施。結果、痛みはほぼ消失。

起床時に悪化する背中の痛みに対しては、実際に経過を観察しないと判断できかねるので、翌日に再度来院するようにアドバイス。

背中の痛みでお悩みの方へ|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

痛みを放置すると他の筋肉を使って身体を支えるようになってしまい、身体の色々な箇所に痛みが増えてしまいます。痛みが弱いうちから根本的に治療を行い、痛みを抱えない身体づくりをしましょう!

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/