【肩の痛み】慢性的に肩こり・・・運動不足解消のために野球をやったら肩が痛くなった!

2024年01月16日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です!今回の記事では、『慢性的な肩こりで悩んでいて、運動不足解消のために野球をしたら肩に痛みが出た』実際の症例についてお話しさせていただきます。

患者様自身は、野球は肩関節や肩甲骨周りをたくさん動かすから『肩こり解消にいいいのでは?』と思ったとのこと。

確かに野球では、さまざまな動作が必要になるため、運動不足解消のために効果的なスポーツです。しかし、その反面、運動不足が長期間続き、いきなり思い切りボールを投げるのはリスクが高いです。そして、肩こりの状態があり、肩甲骨や肩関節周囲の筋肉が固まっている状態で行うにはあまりにもリスクが高いかもしれません。

今回の患者様のお身体の状態も合わせてご説明させていただきますので、これから野球をしようと思っている方、すでに野球で肩に痛みがある方は参考にしていただけますと幸いです。

肩の痛みとお悩み|病院では野球肩と言われた・・・|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

高校生の頃は野球部でピッチャーをしていた。高校時代は野球肩で悩まされることなく、3年間活動できた。大学卒業後、社会人になり週末は草野球などで野球をすることもあったが、徐々に仕事が忙しくなり野球をすることがなくなった。

社会人になり数年経過して、肩こりの症状が出てきて、ひどい日は頭痛まで感じるようになった。病院に行き、検査をしてもらうも大きも問題は見つからず『肩こりでしょう。運動不足かもしれませんね。』と言われた。

『運動不足で肩こり』という診断もあり、自分でも思い当たる節があったので昔やっていた野球を再開しようと地元の草野球に参加してみた。

軽くボールを投げている時には大きな問題はなかったが、楽しくなってきてテンションが上がり、高校生時代の感覚のまま全力で投球してみた。その直後から肩に違和感が生じ、練習が終わる頃には服を脱ぐだけでも肩に痛みが出るようになってしまった。

野球をした後に、衣類の脱着だけで肩に痛みが出るのは初めてだったので不安になり、再び病院に行ってみた。関節や関節唇、靭帯などに大きの問題が見つからず、3〜4週間安静にしていれば痛みがなくなると指示を受けた。

せっかく再開した野球を休まないといけないのは辛かったが、4週間しっかり休み野球を再開。衣類の脱着も問題なく行えるようになった。軽くボールを投げても肩に痛みはなかったが、5割程度の力でボールを投げて肩に違和感を感じた。

病院では問題がないと言われたのにどうしていいのか分からず、江東区大島エリアでスポーツの怪我が得意そうな整骨院を検索した結果、サモーナスポーツ整骨院が見つかりお越しいただいた。

上記のような症状とお悩みでお越しいただいたK様。K様の身体の状態や痛みを改善するためにはいくつかのポイントがあります。

  • 高校生時代は投手で痛みなくプレーができた
  • 社会人になり運動不足になった
  • 長時間のデスクワークで肩こり、ひどい時は頭痛がある
  • 久々の野球の再開で全力投球をしてしまった
  • 関節や骨、靭帯、軟骨には異常がないという診断を整形外科で受けた
  • 整形外科に通院し電気を当てるリハビリだけした
  • 4週間休んで再開してもまだ痛みがあった

上記のような話の中に、肩の痛みを改善し再び野球を楽しむためのヒントがたくさんあります。次の章では、お身体の状態と紐付けながら解説させていただきます。

また、アプローチの内容とその効果に関してもご紹介させていただきます。

身体の状態|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

慢性的な肩こりと運動不足、長時間のデスクワークが日常的にあることから、肩の問題だけでなく骨盤の歪み、姿勢不良や筋力低下に伴う背骨のアライメント不良なども考え、検査・評価させていただきました。

以下が検査・評価の結果です。

【立位評価】

  • 体幹前屈、後屈動作時の骨盤の前後シフト不足
  • 骨盤後傾、後方荷重
  • 体幹の左回旋時の可動域低下

【動作評価】

  • 右肩挙上時の可動域制限
  • ランジ動作時のアンバランス
  • 左トレンデンブルグ陽性(左中殿筋機能不全の可能性あり)
  • 右肩インナーマッスルの機能不全

【理学検査】

  • HFT・CAT陽性(筋肉による肩関節の可動域低下)
  • インピンジメントテスト陽性

【タイトネステスト】

  • ハムストリングス(股関節の可動域低下の原因)
  • 大殿筋、中殿筋(股関節の可動域低下の原因)
  • 広背筋、大円筋(肩関節の可動域低下の原因、肩こりの原因、野球肩の原因)
  • 大胸筋、小胸筋(肩関節の可動域低下、肩こりの原因、原因)

【MMT(筋力テスト)】

  • 肩甲下筋、棘上筋、棘下筋(肩のインナーマッスルの筋力低下)
  • 左中殿筋(股関節、骨盤の安定性を高める筋肉)
  • 右腸腰筋(骨盤、体幹の不安定性の原因、姿勢不良や肩こりの原因)
  • 僧帽筋下部、菱形筋(姿勢不良の原因、肩甲骨の機能不全の原因)

上記のような問題が見られたため、今回の肩の痛みは姿勢不良や筋力低下に伴い、肩関節に局所的な負担が加わった結果生じているものと判断し、アプローチさせていただきました。

その他にも問題はありましたが、代表的なものだけピックアップし記述しました。

スポーツなどで肩の痛みがあると肩にだけ注目がしですが『なぜ肩に痛みが出ているのか?』その根本的な問題を検査・評価しなくては再び痛みを繰り返す可能性が高くなります。

特に野球などの投球動作に関しては、フォームを修正する以前の問題として、肩関節の可動域ていかはもちろんのこと、股関節や足関節、指の関節、背骨の関節、頚椎の関節などさまざまな関節の柔軟性や安定性が関係します。

ボールを投げる動作は単純そうに見えますが、全身の関節が連動して動作を構築しているため、どこか一つの関節にエラーの動作や機能不全が生じると、野球肩になりやすくなったり、野球肩の痛みが改善しにくくなるケースがあります。

アプローチ方法とその結果・今後の治療方針|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では『スポーツ整体』において一人一人のお身体の状態に合わせたアプローチをさえていただきます。

肩に痛みがあるからといって『肩だけに』アプローチをしません。

今回の症例においても、判明した問題に対して一つ一つ丁寧にアプローチし、痛みを改善させていただくことになりました。

まずは、土台となる骨盤や背骨のアンバランスを改善するために骨盤矯正を実施。その後、各関節の動作を確認し、骨盤の歪みよる可動域制限が改善したことを確認し、筋肉による可動域制限に対してアプローチを行った。その後、衣類の脱着動作での痛みは消失。

関節の可動機が改善したままでは、痛みは治らないため、投球動作に必要な筋肉に対しリハビリ、筋力活性化のためのハイボルト治療を実施。結果として、投球動作時の痛みは消失。

ただし、一時的な関節可動域の改善と筋力の活性化のため、自宅でもできるストレチ方法やリハビリ方法、筋力強化方法を指導。

継続的に行っていただき、効果判定をさせていただくため、3日後に再度来院していただくことになりました。

関節や筋肉の機能改善、強化には最短で1ヶ月程度の期間がかかるため、定期的な通院をアドバイス。

このように、江東区大島のサモーナスポーツ整骨院ではただ単にスポーツ整体を行うだけでなく、症状や身体の状態に最適なストレッチやリハビリ、筋力強化の方法までアドバイスしています。また、リハビリや筋力強化を行う専用の施設も完備しているので、肩の痛みの改善から予防、スポーツのパフォーマンスアップまでご対応させていただくことができます。

野球肩の痛みがなかなか改善しない、野球のパフォーマンスをもっとアップしたい、肩の痛みを予防したいなどのお悩みがある方はお気軽にご相談ください!

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院|江東区大島駅徒歩1分|柔道整復師|鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/

関連資格|江東区大島サモーナスポーツ整骨院