【肩の痛み】1ヶ月前から肩周囲から腕にかけて痛みが広がる

2024年01月26日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です。今回は、肩周囲から腕にかけて痛みが広がるという症状でお悩みに対する評価とアプローチ方法、アプローチした結果に関してご紹介させていただきます。

約1ヶ月前から痛みが持続し、痛みが出始めた際に整形外科位に行きレントゲン検査やMRI検査をするも異常が見つからず。痛み止めの薬や貼り薬をもらい使用するも、日に日に痛みが憎悪。仕事にも支障が出ているので痛みを早くなんとかしてほしい・・・とのことでした。

『整形外科で異常がないと言われたから、この腕の痛みは治らないのでは？』と不安に感じられていました。整骨院にお越しいただくのは初めてで、実際にどんな痛みに対してアプローチしてくれるのかわからなかったが、インターネット上の口コミなどでイメージがついたのでご来院されました。

上記に記載したように、江東区大島のサモーナスポーツ整骨院には、病院や整形外科で異常が見つからない、問題がないと診断されたけど痛みが改善しない方が多くお越しになります。

その理由として、『どんな痛みに対して、どんな治療をするのかわからない』といったご意見が非常に多いです。

今回の記事で、肩から腕に広がる痛みに対してどのようなアプローチをするのか？結果として痛みがどのように変化したのか？までご紹介させていただきます。

肩から腕に広がる痛み｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院

日常的に重い荷物を運ぶことが多い。また、仕事でも重いものを運び、フォークリフトなどの運転をする。

1ヶ月前から肩から腕に痛みが広がり、仕事に支障が出てしまっている。

整形外科に行きレントゲン検査やMRI検査をしたが骨などに異常は見られず、貼り薬と痛み止めの薬をもらい使っていたが、痛みが強く、症状に変化が出なかったため当スポーツ整骨院にお越しになりました。

お身体の状態｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、『なぜ肩から腕に痛みが出てしまっているのか？』その根本的な原因を探すために全身の関節や筋肉のバランスなど、痛みがある部分だけでなく、なぜその部分に負担がかかってしまっているのかを究明しアプローチさせていただきます。

今回のケースに関しても同様、痛みが出ている部分の骨や筋肉に異常がないのになぜ痛いのか？が痛みを治すためのキーポイントになります。

痛みが出ている部分を押しても痛みはない（圧痛はない）
安静にしているときは全く痛みが出ない
特定の動作時をした際に肩や腕に痛みが広がる
局所的に痛みがあるわけではなく、痛みが広がっている感じ
動かしても痛みが出ない時もある

問診から上記のようなお話を伺うことができました。痛みを改善するためのキーワードがたくさんあります。これらの情報から以下のような検査、評価を行いました。

【立位評価（姿勢評価）】

FFD（フィンガー　フロア　ディスタンス）：10cm
⇨腰椎骨盤リズム、背骨の動き、骨盤のシフト、ハムストリングス（裏もも）の柔軟性などを評価することができる。理想は、立位で膝を伸ばしたまま前屈みをして手の指先が床に届けばOK。届かない場合は、先述した内容のいずれかに問題がある可能性が高い。背骨と骨盤の状態は、肩や首の症状にも関係がある。
胸腰部伸展動作：10°
⇨この評価の理想値は30°なので約1/3程度の可動域しかない。肩や肩甲骨の動きをスムーズに行うためには、背骨の柔軟性が非常に大切。背骨が硬く、肩甲骨や肩関節の動きが制限されることで肩関節周囲の筋肉に異常な緊張が見られる場合がある。そして、その筋肉の緊張で神経が圧迫され痛みが広がることがある。
トレンデレンブルグ陽性：右中殿筋
⇨股関節や骨盤を安定させるための中殿筋という筋肉の筋力に問題が生じている可能性がある。歩行時や立位の際に正しく機能していないと、骨盤が左右に同様し結果として背骨のアライメント不良を招くことがある。背骨のアライメント不良が生じると、肩甲骨の位置がずれ、結果として肩関節を構成する上腕骨頭の位置にも問題が生じることもある。関節のアライメント不良がある状態で、動作を繰り返すことで関節や筋肉への負担が増大し、痛みを長引かせるケースも少なくない。
アッパークロスシンドローム（上位交差性症候群）
⇨姿勢不良によって引き起こされる障害。姿勢的に緩んで筋力が低下してしまう筋肉と、負担がかかりすぎて硬さや痛みを引き起こす筋肉に分類される。このような、状態の場合、マッサージや整体を行っても効果は一時的になることが多い。緩んで弱った筋肉に対してはマッサージを行うのではなく、適切な筋力強化を行う必要がある。緊張しこり固まりやすい筋肉は『僧帽筋上部・肩甲挙筋・大胸筋・小胸筋・胸鎖乳突筋など』・その逆に弱って筋力強化が必要な筋肉は『菱形筋、僧帽筋下部など』が挙げられる。アッパークロスシンドロームと判断できる、姿勢の特徴としては『頭が前方に偏位、猫背、巻肩』など。

【理学検査】

ジャクソンテスト、スパーリングテスト：陰性
棘上筋テスト：陰性
棘下筋テスト：陰性
1st外旋：痛みあり
ライトテスト：陽性
モーレーテスト：陽性
ヤーガソンテスト：陽性

【タイトネステスト】

殿筋群
⇨股関節の可動域低下の原因になる。硬さによって股関節周囲の筋肉が正しく使えなくなり、動作エラーの原因になる場合もある。実際に筋力を確認する際は、硬さによって発揮が正しくできないのか、純粋な弱さによって筋力発揮が正しくできないのかを判断する必要がある。また、殿部の筋群は骨盤と大腿骨に付着するので、タイトネスがある場合、骨盤の位置異常を引き起こすこともある。
ハムストリングス
⇨裏ももの筋肉の硬さは、殿筋群と同様、股関節の機能を低下させたり、骨盤の位置異常の原因になる。
大胸筋
⇨肩関節の可動域低下の原因になる。
小胸筋
⇨肩甲骨の位置異常や巻き肩の原因になる。
大腿四頭筋
⇨骨盤の位置異常の原因になる。また、過剰に緊張していることで、裏ももや殿筋群の機能不全を引き起こすこともある。

【MMT（筋力評価）】

中殿筋：3（重力に耐えられる程度）
⇨理想は5。重力に耐えられる程度の筋力しかない場合、歩行時に衝撃が加わった際に正しく機能しない。結果としてトレンデレンブルグ徴候が生じる。MMTのチェックによって、この方のトレンデレンブルグ徴候の原因が、中殿筋の機能不全によるものである可能性を高められる。
腸腰筋：3（重力に耐えられる程度）
⇨理想は5。背骨、骨盤、大腿骨に付着し、姿勢をコントロールする際の土台となる筋肉。この筋肉が正しく機能しないと、骨盤と腰椎、股関節の動作がスムーズに行えなくなる場合がある。

【骨盤の歪み】

先述した検査や評価の結果から、筋肉の硬さ、筋力の弱さから骨盤の歪みを引き起こしている可能性が高いと判断できる。実際に骨盤の歪みを検査したところ、右の骨盤が下方に偏位。右脚が相対的に短くなっていた。さらに、骨盤を他動的にサポートし、痛みが出る動作を行った結果、肩から腕に広がる痛みが半減。このことより、局所的なアプローチだけでなく、骨盤や全身のアプローチが必要であると判断し、スポーツ整体を行いました。

施術内容とその結果｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院

検査、評価で問題が見られる部分に対しスポーツ整体を実施しました。具体的なアプローチ内容は以下の通りです。

骨盤矯正（骨盤のポジションを正常化）
ハイボルト治療（深部の筋肉の硬さ改善）
コンプレッションストレッチ（関節の柔軟性改善）
スポーツマッサージ（全体的な筋緊張の緩和）
アスレティックリハビリテーション（弱った筋肉の筋力発揮）

上記のようなアプローチをさせていただきました。江東区大島のサモーナスポーツ整骨院で行うスポーツ整体の特徴は、決まったアプローチを行うのではなく、その時の症状、状態に合わせてアプローチが方法が変化します。

また、正しい姿勢、正しい動作を行うためのトレーニングもするので、各種施術で整えた状態を維持しやすくなります。

最終的に、来院時と比較し痛みのレベルが60％軽減。

日常生活上の注意事項としては、定期的に姿勢を整えるために必要なストレッチを実施する。習慣化している無駄なスマホ操作をしない。といったことをアドバイスさせていただきました。

通院頻度としては、筋肉や関節の性質上48〜72時間に1回の通院を推奨させていただきました。

このように、江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、痛みを改善するためのアプローチから痛みを予防するためのリハビリまで幅広くご対応させていただきます。同じような症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

執筆者：江東区大島サモーナスポーツ整骨院　院長　山田祐樹

院長　山田祐樹｜江東区大島サモーナスポーツ整骨院｜江東区大島駅徒歩1分｜柔道整復師｜鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です！当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。