腰痛とコア(体幹)の機能に関する関係性|マッサージだけでは慢性腰痛は治らない?

2024年02月6日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です。腰痛の有訴者数は非常に多く、日本人の数人に一人は腰痛になったことがあるというデータが出ています。

その中でも慢性的な腰痛、つまり、整形外科などで画像検査などをしても明確な原因が見つからない『非特異的腰痛』の割合が全体で約80%もあると言われています。

『原因がわからないのであれば、腰痛が治らないのでは?』と感じるかもしれませんが、あくまでも整形外科で行う画像検査などでは原因が見つからないだけです。慢性的な腰痛を有する人に共通してみられる所見はたくさんあります。その中でも、科学的な根拠のあるものをこちらの記事でご紹介させていただきます。

また、こちらの記事を読んでいただければ、慢性的な腰痛は『マッサージや整体を受けているだけでは治らない』ということもご理解していただけると思います。

スポーツマッサージや整体で骨格や筋肉の状態を整えつつ、コア(体幹)の機能を改善することで、腰痛の改善や予防が期待できます。江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、スポーツ整体やマッサージを行うだけでなく、正しいコアの使い方の指導までさせていただいております。慢性的な腰痛を改善したい、スポーツで腰痛になりたくない、スポーツのパフォーマンスアップをしたいという方はお気軽にご相談ください。

では、早速本題に入らせていただきます。

マッサージでは慢性腰痛は改善しない|コアトレーニングが必要である科学的根拠|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

私たちの身体は、立つ、歩く、捻る、走る、飛ぶ、しゃがむなど様々な動きお行います。また、スポーツの際だけでなく、日常生活においても先述したような動きを何気なく行っているます。

どの姿勢や動作でも、コアの機能が非常に重要で、その機能が正しく働かなくなることで腰に繰り返し負担をかけ、腰痛を慢性化させている可能性があります。

動かずに立っている時、歩いている時、走る時などあらゆるシーンでコアの機能が非常に大切なります。こちらの章では、慢性腰痛を感じている人に共通している身体の状態をご紹介させていただきます。科学的な根拠のあるものなので、ぜひ参考にしてください。

  • 慢性腰痛を持つ人は、腹横筋・内腹斜筋・多裂筋の発火が低かった
    ⇨(慢性的の人は、お腹の深い層にある筋肉、脇腹にある筋肉、背骨に付着する筋肉の収縮が生じにくい)
  • 仙腸関節の痛みを持つ人は、内腹斜筋・多裂筋・大臀筋の発火が低かった
    ⇨(仙腸関節の痛みを持つ人は、脇腹の筋肉・背骨に付着する筋肉・お尻の筋肉の収縮が生じにくい)
  • 片惻の腰痛を持つ人は、傍脊柱筋(脊柱起立筋・多裂筋)が健側と比べ10〜30%萎縮していた
    ⇨(片側の腰に痛みがある人は、背中の筋肉が痛みがない側と比べ10〜30%サイズが小さくなっている。筋肉の左右差がありアンバランスな状態になっている)
  • 腰痛を持つ人は、姿勢とバランスが崩れ、片足支持に問題が起こる
    ⇨(腰痛を持つ人は、姿勢不良、バランス感覚が崩れ、片足立ちが不安定になっている。方足立は通常歩行時にも行っている動作で、方足立のバランスが崩れることで姿勢が崩れ、腰に負担をかけるリスクが高くなる)
  • 腰痛がある人は、予期せぬバランス変化に対応できず、またその際の傍脊柱筋の反応は、健康な人と比べ顕著に遅い
    ⇨腰痛がある人は、不意にバランスを崩した際に、その変化に対応できない。また、バランスを崩した際に脊柱起立筋や多裂筋などが正しく機能しない。腰痛のない健康な人であれば、傍脊柱筋が正しく機能し、体勢変化の際にも腰に負担をかけるリスクを回避できる可能性が高い
  • 腰痛がある人は、脊柱の固有受容器が変化している
    ⇨腰痛がある人は、背骨に存在し、さまざまな体勢変化などの情報を感知するセンサーの機能にエラーが生じている
  • 両側の股関節伸展筋力不足は、腰痛のリスクとなる
    ⇨両側のお尻や太ももの裏側の筋肉などの筋力低下が腰痛を引き起こす可能性がある
  • 慢性腰痛は、腹部に加え脊柱起立筋の筋力・筋持久力低下と相関がある
    ⇨慢性腰痛は、お腹の筋肉や背中の筋肉の筋力、筋肉の持久力と関係性がある。筋肉を持続的い働かせるためには、筋肉の持久力(スタミナ)が大切。

上記が、慢性腰痛の人に共通している身体の状態です。いずれに関しても、腰痛にはコアの機能が関係していることがわかると思います。少し難しい内容になるかもしれませんが、簡単に説明すると『腰痛がある人はない人に比べて、コアの機能や筋力、筋肉の持久力が低下しています』といったような内容になります。

次の章では、『なぜマッサージだけでは腰痛が治らないのか?なんでコアトレーニングが必要なのか?』についての科学的根拠をご紹介させていただきます。

コアトレーニグと腰痛の関係性における科学的根拠|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

前の章では『腰痛がある人における身体の状態』についてご紹介させていただきましたが、こちらの章では『なぜコアトレーニングが腰痛予防、改善に重要なのか』についての科学的根拠をご紹介させていただきます。

  • コアスタビライゼーショントレーニングは、腰痛を持つ人の多裂筋のサイズ、アクティベート、持久力をもとに戻す
    ⇨コアを安定させるためのトレーニングは、腰痛を持つ人の背中の筋肉のサイズや筋肉の収縮や機能、背骨や骨盤を支えるための筋肉の持久力を正常化してくれる
  • 適切なコアスタビライザートレーニングは、急性・慢性腰痛に対して徒手療法、そしてこれまでの医療的処置、他の典型的なエクササイズよりも効果的である
    ⇨コアを安定さえるためのトレーニングを正しく行うことで、マッサージや整体、整形外科などで受ける処置、他の典型的な体操よりも腰痛改善の効果が期待できる。

上記のようなことが科学的に証明されています。なので、病院に行っても治らない・・・マッサージや整体を続けても一時的には腰痛が消失したかのように感じてもすぐに戻ってしまう方は、適切に体幹周囲のリハビリ、トレーニングを行う必要があります。

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、科学的根拠をもとに腰痛に対してアプローチさせていただきます。スポーツ整体やスポーツマッサージなどで、お身体の状態に合わせてアプローチさせていただきます。さらに、整えた状態を維持するためのリハビリやトレーニング指導まで丁寧にサポートさせていただきます。

人生100年時代、しっかり筋肉をつけて痛みのない身体づくりをしましょう。コアの安定性は、腰だけでなく膝や足首などの痛みの予防改善にも効果があります。お身体にお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院|江東区大島駅徒歩1分|柔道整復師|鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/

関連資格|江東区大島サモーナスポーツ整骨院