【股関節の痛み|背中の痛み】ランニング中に股関節と背中が痛くなる

2023年10月16日

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です。今回は、ランニング時の股関節の痛みと背中の痛みに対する評価とアプローチ方法、スポーツ整体による効果に関して記事を書かせていただきました。

日常生活動作においても、基礎的な関節の柔軟性や身体を機能的に使うことは非常に大切なことですが、ランニングなどのスポーツにおいては、その重要度はさらに高くなり、可能な限り正確な関節や筋肉の使い方を脳に学習させる必要があります。

エラー動作を長期間続けると、関節や筋肉に負担をかけてしまう誤った動作を行う習慣が変わりません。なので、スポーツ整体で関節や筋肉のコンディションを整えたとしても、ランニングをはじめとするスポーツを再開した際に、痛みを繰り返すことになります。

スポーツを行う際は、マッサージや整体などの定期的なメンテナンスをすることと同時に、関節や筋肉に負担をかけないようにするための動作習得が非常に大切になります。

そうすることで、より長期的に安全に、怪我なくスポーツを楽しむことができます。

では、早速ですが本題に入らせていただきます。

ランニング時の股関節・背中の痛みの症状と悩み|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

日常生活上では、股関節や背中に痛みは感じないが、ランニング時に左の股関節の痛みと背中に痛みが生じてしまう。

自覚的にもストライドに左右差を感じ、特に左脚の股関節の動きが悪い。

マラソン大会に出場することを目標としており、数年ぶりにランニングを再開するも、股関節の痛みや背中の痛みがあり満足に走り込みができない。

股関節と背中の痛みの関係性|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

スポーツをする際は特に、全身の関節や筋肉の連動は重要です。股関節の筋肉が硬いから股関節が痛い、背中の筋肉が硬いから背中が痛いという問題ではありません。

今回の当スポーツ整骨院における実際の症例のように、ストライドの左右差から背骨の左右の回旋動作に影響を与える場合もありますし、それに伴い、左右の肩甲骨の安定性や動きにエラーが生じる場合もあります。

そして、エラーの動作があるということは、その関節周囲に付着している筋肉に対して、時速的にストレスをかけてしまうので、特定のスポーツ動作を繰り返すことで痛みを引き起こす可能性があります。

そこで、股関節の痛みと背中の痛みの関係性をシンプルに考えると、動かしにくい股関節を無理やり動かそうとすると、体幹部分は大きく動揺します。その動揺性の結果として、背中に繰り返しのストレスが加わり、過度に筋肉が緊張し背中に痛みが生じている可能性が高いです。

安定性の中で上半身を上手に動かすことが可能であれば、背部の筋肉に対して過度なストレスをかける心配はありません。なので、最終的にはストライドの左右差をトレーニングするだけでなく、体幹を安定させた上で動作を遂行できるようなトレーニングをする必要があると考えられます。

お身体の状態|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

ランニング動作時に限った痛みという主訴から、全身の運動連鎖に問題があると判断し、全身の股関節や背中だけといった局所的なアプローチではなく、全身のコンディショニングが必要であると判断しました。

  • 既往歴:左半月板損傷、右足関節捻挫
  • 立位テスト:左回旋動作に異常あり
  • TLテスト:右内転筋、広背筋
  • ランジテスト:KITO(knee in toe out)
  • 圧痛:L5/S1 椎間
  • 筋硬結:左脊柱起立筋
  • 右短下肢
  • 可動域制限:右足関節、左股関節
  • 筋力低下:右中臀筋
  • タイトネステスト:広背筋、大胸筋、棘下筋

目立った所見ととして上記のような問題が見られました。

アンバランスを放置するとどうなるの?|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

少しオーバーな表現になってしまうかもしれませんが、局所的な痛みばかりに囚われてマッサージや整体ばかり受けていると、目立たない問題が目立つ問題になる可能性があります。

特に、現在はランニングという特定の動作の際に痛みが生じていますが、最悪の場合、股関節や背中の痛みが歩行時に出現するリスクもあるし、安静時に出るリスクもあります。

決して脅しているわけではなく、国民の数人に一人は筋肉や関節に何かしらの痛みを抱えて生活しています。そして、その関節や筋肉の痛みが全てが整形外科的に証明できる問題というわけではありません。

運動習慣やスポーツ習慣は健康促進にとって大切なことですが、痛みを我慢して行うことで関節が破壊されたり、筋肉が壊れるリスクがあります。そして、結果として運動を楽しめないぐらいの痛みになるリスクを抱えています。

そうなる前に、自分の体にとって大切なメンテナンスや、コンディショニングとして重要なエクササイズを習得しておく必要があります。

施術内容とその効果|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

下半身、上半身の境界である骨盤の歪みを整えるため骨盤矯正を実施。骨盤に付着する周囲の筋群のバランスを整えることで、骨盤を正常なポジションいなる。結果として、腰部から骨盤、股関節周囲の筋肉の緊張が緩和し、股関節の可動域が改善。

整えた骨盤のポジションを維持するために、腸腰筋、筋力低下が認められた中殿筋に対してハイボルト治療を実施。回旋動作のスムーズさを実感するも、左回旋時の違和感が改善されず、右内転筋、左腹斜筋の流れで違和感が残存。そのため、殿筋群、内転筋の筋力の活性化を行い、結果として回旋時の動作の違和感は消失。

しかし、実際に一定時間ランニングをしないと痛みの再発は認められないので、次回までに軽くランニングをし、施術の効果に対するフィードバックをしていただく。

また、肩甲骨周囲の筋肉のタイトネスに対しては、コンプレッションストレッチ、筋膜リリースを行い、可動域改善。

ランニング中の股関節や背中の痛みでお悩みの方へ|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

ランニング中に背部が張る場合、股関節の機能不全が考えられます!
足が接地する瞬間に股関節や体幹部で荷重を受け止められることが出来るようになると、そういった症状は改善していきます!
江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、痛みや可動域の左右差、動作の違和感などに対して、治療だけで無く、筋肉の機能や動作についてもアプローチしています!

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/