【捻挫】バスケットボールの練習中に足首を捻挫してしまった

2024年03月12日

江東区大島駅、住吉駅の近くのサモーナスポーツ整骨院です。今回の記事では、バスケットボールの練習中に相手の足に引っかかり、足首を捻挫してしまった学生に対するアプローチ方法をご紹介させていただきます。

足首の捻挫を繰り返しており、今回もまた捻挫をしてしまい当スポーツ整骨院にお越しになりました。整形外科では軽い捻挫の診断が出て、靭帯の完全断裂などの重症度の高い捻挫ではなかったことが不幸中の幸いです。

しかし、捻挫を繰り返すのには理由があり、多くの場合が足首の捻挫に対して適切なリハビリができていなことが原因です。どんなに軽い捻挫でも、正しくリハビリを行わないと、捻挫を繰り返す状態になる可能性があります。

足首の捻挫医による痛みがなくなったからといって、すぐに復帰すると捻挫だけでなくその他のスポーツ障害やスポーツ外傷を招くリスクもあるので十分注意しましょう。

では早速、実際の捻挫の症例をご紹介しながら、当スポーツ整骨院で実際に行っているアプローチをご説明させていただきます。

足首の捻挫の症状と悩み|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

バスケットボールの練習中に、相手の足にひっかかりバランスを崩し右足首を捻挫してしまった。練習を休むことができず、右足を庇ったまま練習をしていたら左足首も捻挫してしまった。左足首の捻挫の痛みはそれほどひどくなく、右足首の捻挫による痛みの方がひどい。整形外科に行き靱帯の断裂などは見られず、安静にしていればすぐに痛みが引くと言われたが、全く痛みが改善しなかったため、当スポーツ整骨院をインターネットで検索しお越しになりました。

バスケの練習だけでなく、日常生活における歩行や階段昇降でも右足首の外側に痛みが出るため困っている。

早く練習に復帰したい。

また、捻挫を繰り返さない身体作りを行いたい。

問診と、痛みが出るポイントを確認したところ両足とも内反捻挫(内返しの捻挫)により足首の外側の靭帯を損傷している可能性が高い。

お身体の状態|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

こちらの章では、捻挫に対する評価や捻挫を繰り返す状態を正確に判断するために行った検査、評価をご紹介させていただきます。

【年齢・性別】

  • 10代・男性

【立位の評価】

  • FFD(指と床の距離):約15cm
    →理想は0cm。これにより骨盤や体幹の機能、股関節や筋肉の柔軟性を評価することができる。10代でスポーツをやっていて0cmでない場合は怪我のリスクが高くなる。
  • 後屈:背骨が滑らかに反らず、膝を曲げることで代償的に後屈動作を行っている。
    →骨盤や体幹の機能、背骨の柔軟性の低下、太ももの筋肉の柔軟性の低下の可能性がある。体幹が正しく機能せずに、背骨の柔軟性が低下していると全身の関節が正しく機能せずに、動きのバランスが悪くなる可能性がある。
  • しゃがみ込み:不可
    →しゃがみ込み動作時に尻餅をついてしまう。足首の関節の柔軟性や股関節の柔軟性が低下している可能性がある。捻挫後は背屈制限と言って、足首の柔軟性が著しく低下する場合が多い。特にこの背屈制限は捻挫の治療において絶対に残してはいけないと言われている。捻挫後に適切にリハビリを行わないことで背屈制限を残すケースが多い。
  • 立位回旋:右回旋不全
    →両足を骨盤の幅に開いた状態で、状態を回旋した際に右回旋に異常が見られた。本来回旋動作時に回旋側に重心移動が起き、中殿筋や腸腰筋、外旋筋群などが機能する。しかし、これらの機能が損なわれるとスムーズな回旋動作ができずに足首などの関節にストレスをかけるケースがある。この回旋動作はスポーツ現場だけでなく、日常生活においても非常に重要な役割を果たしている。

【タイトネステスト】

  • ハムストリングス
  • 殿筋群
  • 背屈制限あり

【MMT(筋力検査)】

  • 中殿筋
  • 腸腰筋
  • 股関節外旋筋

【足首の圧痛】

  • 右足関節:前距腓靱帯・前下脛腓靱帯・踵骨後方
  • 左足関節:前距腓靱帯・前下脛腓靱帯
  • 内反ストレステスト陽性

捻挫を繰り返す原因は、断言はできませんが足首だけでの問題ではなく、股関節の機能た体幹の機能、下半身を中心とした関節の柔軟性、筋力なども関係がある可能性が高いです。

捻挫をすると痛みを庇う動作が繰り返されます。痛みを庇う動作が続くと間違った身体の使い方を脳が認識してしまい、関節に負担をかける動作を繰り返してしまうリスクがあります。なので、スポーツなどで足首の捻挫をした場合は、エラーの動作を可能な限り起こさないように、捻挫を受傷した直後から適切なリハビリが必要になります。

捻挫の治療とその結果|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

こちらの章では、前の章でご紹介したお身体の問題に対してのアプローチ方法と、その結果に関してご説明させていただきます。

足首の局所的な問題に対しては、関節のアライメントを整え、消炎処置を行いました。

捻挫を繰り返さないようにするためには、患部以外のリハビリも重要なので、中殿筋や外旋筋群などのリハビリを開始。リハビリを実際に開始する前に、筋肉の機能を活性化する目的でハイボルト治療を実施。その後、歩行時の痛みが8割減少。股関節の機能を活性化し、足首の負担が減少したものによると考えられる。

自宅でも、リハビリを積極的に行い、捻挫の局所的な炎症が消失してから、足首の局所的なアプローチを開始する予定。

繰り返す捻挫でお悩みの方へ|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

捻挫をしたあとの治療・リハビリをしっかりと行わずに運動に復帰してしまうと繰り返し捻挫をしてしまうようになってしまいます。早期に治療とリハビリトレーニングを行うことで再発予防し、痛みや違和感なく日常生活やスポーツへ復帰をしましょう。

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院|江東区大島駅徒歩1分|柔道整復師|鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/

関連資格|江東区大島サモーナスポーツ整骨院