数年前から膝が抜ける・・・何とかして治したい

2024年05月14日

江東区大島駅、住吉駅にあるサモーナスポーツ整骨院です。今回の記事では、数年前から膝の力が抜けて、痛みがある方に対する評価とアプローチ方法についてご紹介させていただきます。では早速本題に入ります!

お身体の状態とお悩み|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

こちらの章では、実際の患者様のお身体の状態とお悩みについて具体的にご紹介させていただきます。同じような状態の方も多いと思うので参考してください。

以下、患者様の状態とお悩み・・・・・

75歳・男性

整形外科にも数年前から通っているが、回復の兆しがなく困っている。整形外科の医師からも運動を勧められているが、運動をするにも膝に力が入らずできない。具体的なやり方を聞いても教えてくれずに困っている。

通院している整形外科で、画像検査などの精密検査も行ったが原因は見つからなかった。立ち上がるのも困難になってきて、定期的に病院のリハビリに通っているが全く変化がない。

上記のような状態でお悩みの患者様がお越しになりました。レントゲンやMRIでも異常がみられなかったということだったので、全身の筋力や関節の柔軟性、姿勢なども含めて、検査と評価をさせていただきました。

次の章では、実際に行った検査内容や評価をご紹介させていただきます。

検査と評価|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

【お身体の状態】
◯立位評価
・トレンデレンブルグ(+)
⇨中殿筋の筋力低下の可能性あり

・片足立位時かなりフラフラする
⇨体幹と股関節の筋力低下の可能性あり

・前屈:0センチ
⇨股関節の柔軟性低下と体幹の機能不全の可能性あり

・後屈:30度
⇨体幹前面、大腿部前面の硬さや筋力低下の可能性あり

・回旋:立脚側にウェイトシフトできず
⇨体幹の筋力と可動域、股関節周囲の筋力低下と関節可動域の低下の可能性あり

・左カーフレイズ0回
⇨筋力低下が顕著

◯理学検査
・SLR(+)
⇨MRI検査ではヘルニアの所見が見られなかったが、SLRテストにおいて下半身に痺れが広が
る。おそらく、筋肉の過剰な硬さにより神経が圧迫され痺れが広がったと考えられる

・FNS(-)

・足背動脈拍動(-)

・パトリック(+)

・膝蓋腱反射減弱

・下腿三頭筋反射減弱

・日常での痺れは無し

◯タイトネステスト
・ハムストリング

◯MMT(筋力テスト)
・中臀筋3
⇨筋力低下が顕著。理想は6段階で5。3の状態だと重力に耐えられる程度の筋力しかないため、日常生活における、歩行などでも身体に負担がかかる状態。

・腸腰筋3
⇨理想は6段階で5。この筋肉に関しても重力に耐えられる程度の筋力しかないため、日常生活における衝撃に耐えられない。そのため、何気なく生活をしているだけでも、関節や骨盤に負担がかかり、身体が歪みやすい状態。

・四頭筋3
⇨膝関節をさせるための筋力が顕著に低下している。大腿四頭筋、つまり太ももの前面の筋力が低下すると膝の安定性が低下して、膝が不安定になり抜ける感じが出やすい。また、繰り返し膝の関節に負担がかかる状態になるので、炎症が生じ、痛みが出るリスクが高くなる。

・下腿三頭筋4

・前脛骨筋4

◯歪み検査
・右骨盤下がり、左肩上がり
⇨骨盤の傾きに左右のアンバランスがある。結果として肩の可動域の狭くなっている状態。骨盤が歪むことで、背骨も歪んでしまう。なので、土台から整える必要がある。

施術内容と結果|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

前の章でご紹介したように、骨盤の歪みや、背骨の歪み、股関節や膝関節などをさせるための筋力など全身に問題が生じている状態だった。このような症状に対しては、ただ単にマッサージやストレッチなどをしても症状は変化しない。

関節の可動域の低下や筋肉の硬さなどに対してストレッチやマッサージを行うことは、効果的だが、弱っている筋肉をマッサージしても筋力強化はできない。

なので、今回のケースの場合は、硬くなった筋肉や柔軟性が低下した関節に対してはストレッチやマッサージなどの手技療法を施し、弱った筋肉にはEMSやトレーニングを行い、早急に筋肉に力が入る感覚を作る必要がある。

上記のような流れでアプローチをした結果、来院時よりも歩行動作や立ち上がり動作に安定感が出て、患者さん自身も満足されていた。

ただ、あくまでも一時的な変化であるため、継続的に筋力を強化していく必要がある。個人差もあるが2〜3ヶ月、筋力を強化していけば、自分でも動けるようになる可能性が高い

同じ症状でお悩みの方へ|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

下半身の痺れは、腰部椎間板ヘルニアによる影響だけでなく、神経が通過する筋肉の硬さによっても引き起こされます。

なので、MRI検査でヘルニアが否定されたにも関わらず、下半身に痺れがある方は、痺れを引き起こす神経がお尻などの筋肉の硬さによって、圧迫され痺れている可能性が高いです。

整形外科や他の整体院、整骨院で同じ治療をずっと受けていて症状が変わらない場合は、一度違う視点で身体の状態をチェックした方がいいかもしれません。

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院|江東区大島駅徒歩1分|柔道整復師|鍼灸師江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 8年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/

関連資格|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

お知らせ|江東区大島駅、住吉駅サモーナスポーツ整骨院

サモーナグループから最新のお知らせです。この度、江東区大島だけでなく都営新宿線『住吉駅A1、B1出口』から徒歩1分にもサモーナスポーツ整骨院がOPEN予定です。これまでとは違うアプローチを受けたい方、痛みを改善するだけでなく予防したい方、スポーツのパフォーマンスアップしたい方など場広くサポートさせていただくことができる施設が完成する予定です。OPENの際は追ってご報告させていただきます。