【変形性膝関節症|半月板損傷】長年の膝の痛みを治したい・・・手術はしたくない

2023年11月10日

変形性膝関節症|半月板損傷|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院です!今回は、長年続く膝の痛み対するアプローチとその結果に関してご報告させていただきます。半月板損傷に伴う変形性膝関節症で膝に痛みがある方は、参考にしていただけますと幸いです。

結論から申し上げますと『変形性膝関節症だからといって必ず痛みが出るわけではありません』周囲の筋肉の硬さや、関節を支える筋肉の筋力低下、体重の増加によっても膝の痛みは誘発されます。変形性膝関節症が直接的な原因の場合もありますが、先述したように、膝の痛みの直接的な原因が変形ではない場合もあります。その点も含め、実際の症例を合わせてご説明させていただきます。

変形性膝関節症|膝の痛みの症状とお悩み|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

約1年前に膝に痛みが生じ、整形外科に受診したところ右膝半月板損傷と変形性膝関節症の診断を受けた。リハビリに通うも痛みが軽減せず、MRI検査を受け、変形のレベルが高く痛みを直すなら手術かPRPしかないと言われた。しかし、痛みが確実になくなるかは保証できないと言われ不安になり、手術をしなくてもなんとか痛みが改善しないかと当スポーツ整骨院にお越しになりました。

医師による診断を受けたものに対して、否定をすることはできません。しかし、少しでも何かできなか?というご相談だったので、可能な限りアプローチさせていただくことになりました。

お身体の状態と膝の状態|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

変形性膝関節症による痛みに関しては、筋力低下や体重増加に関しても大きな関係があるので、その点も踏まえて検査、評価させていただきました。

  • ここ数年で顕著な体重増加
  • 破行+
  • 右膝関節の可動域制限+:屈曲、伸展
  • 右短下肢(代償動作による骨盤の歪みあり)
  • 右脛骨外旋位
  • 安静時痛なし
  • 圧痛+:右膝関節内側裂隙
  • 腫脹、熱感なし
  • 動作時痛:右膝関節屈曲、伸展
  • 膝蓋跳動なし
  • 右膝蓋骨の可動性低下
  • 各種ストレステスト 陰性
  • 筋力低下:大臀筋、中殿筋、内側ハムストリング、内側広筋、腸腰筋

体重増加や筋力低下を含め、膝に痛みが生じる代表的な所見が多数見られたので、ただ単にマッサージや整体を行うのではなく、体重のコントロールや筋力強化も視野に入れながらアプローチさせていただくことになりました。

体重増加と変形性膝関節症の関係|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

体重の増加と変形性膝関節症に関しては、以下のような報告もあるので参考にしてください。

体重が一定数増えただけでも、変形性膝関節症が悪化し、手術が必要となるリスクが高まると言う、システマティックレビューとメタアナリシスの結果が報告されています。

体重がわずか5kg増えるだけで、人工膝関節置換術(TKR)が必要になるリスクが男女ともに増加し、膝の痛みやこわばりなどの違和感も増加し、全体的な生活の質(QOL)および膝を使う能力の低下が見られたという報告もあります。これは、モナシュ大学(オーストラリア)公衆衛生・予防医学部のAnita Wluka氏らにより、国際肥満学会(ICO 2022、10月18〜22日、オーストラリア・メルボルン)で報告されました

変形性膝関節症では、膝関節でクッションの役割をしている半月板が少しずつすり減って骨の先端が互いに擦れ合い、痛み、腫れ、こわばりが生じます。体重を10%以上落とすことで関節炎が改善することが明らかにされています。しかし、重症化すると膝関節を人工関節にする手術をしなくてはならない場合があります。

今回の研究報告では、体重の増加と変形性膝関節症との関連を検討した20件の研究をレビューしたものになります。その結果、体重増加により、痛み、こわばり、機能性、QOL、臨床上およびX線で目視可能な損傷が有意に悪化することが明らかになったそうです。Wluka氏は、「言い換えれば、変形性膝関節症は体重増加によって発症リスクも、進行が早まるリスクも高まるということだ」と述べています。

また、計25万人以上を対象とした2件の大規模研究の結果を統合すると、5kgの体重増加により、TKRが必要となる確率が男女ともに有意に増加したという報告があります。Wluka氏は、「この結果は特に気にかかる。TKRは医療費が高額であり、5人に1人の患者は結果に満足せず術後も痛みが残る。痛みが続く患者は、再手術が必要となる可能性が高い。その場合、さらに費用がかかる上に痛みをコントロールできる確率は低くなる」と説明されています。

このように、体重増加と変形性膝関節症には密接な関係があることが医学的に証明されています。また、変形性膝関節症に対して人工関節の手術をしたとしても、必ずしも痛みがなくなると断言できないと言うことも大規模な研究により報告されています。

膝の痛み対する施術内容とその結果|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

まずは、膝の痛みにより代償的に傾いてしまった骨盤の状態を整えるために骨盤矯正を実施。結果として立った際に両足に均等に荷重している感覚になった。歩行時の膝の痛みもやや軽減。その後、歩行時の股関節からの脚振り動作がスムーズにできていなかったため、股関節周囲の筋肉を活性化するためにハイボルト治療を実施。結果として、歩行時の股関節の安定性が高まり、膝にかかる負担が軽減し痛みが8割消失。

また、股関節周囲の可動域低下も見られれたため、ハムストリング、内転筋群に対しコンプレッションストレッチを実施。最終的に股関節の可動域が改善し、来院時に見られた破行がほとんど見られなくなった。

患者様から『1年ぶりに歩いても痛みがない!!』と嬉しいお言葉をいただきました。

また、体重増加に関しても、当整骨院が提携している管理栄養士の先生に相談し、食事面から体重をコントロールしていくこともご提案させていただきました。

膝の痛みでお悩みの方へ|江東区大島サモーナスポーツ整骨院

変形性膝関節症の痛みを改善するためには、全身の関節の可動域改善と股関節や体幹部、膝関節周囲の筋力を強化し、体重を適正体重まで落とすことがポイントです。

自己判断で、膝を無理に動かしてしまうと症状が悪化する恐れがありますので、専門家の指導のもと正しく動かすことが大切です。

江東区大島のサモーナスポーツ整骨院では、医師、管理栄養士、パーソナルトレーナーが連携しているため、痛みの改善から、予防、健康促進まで幅広くご対応させていただくことができます。

人生100年時代少しでも早く痛みをなくして、より質の高い生活を送りたい方は、江東区大島のサモーナスポーツ整骨院までお気軽にご相談ください!

執筆者:江東区大島サモーナスポーツ整骨院 院長 山田祐樹

院長 山田祐樹|江東区大島サモーナスポーツ整骨院江東区大島のサモーナスポーツ整骨院院長の山田です!当スポーツ整骨院では、痛みのある局所的な問題だけでなく、全身のバランスを整え、局所にかかる負担を軽減するアプローチから、怪我をしない身体作り、スポーツパフォーマンスアップまで包括的にサポートさせていただく事ができます。

江東区大島の地域の健康増進に貢献させていただきます!!

江東区大島サモーナスポーツ整骨院 
院長 山田祐樹(整骨院勤務 7年以上)

保有国家資格:

柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html

鍼灸師(https://www.harikyu.or.jp/