野球肩?野球肩の原因と種類|どうしたら野球肩は良くなるの?

2021年12月6日

こんにちは!江東区大島駅にあるサモーナスポーツ整骨院です。今回は、当整骨院にも数多くお越しになるスポーツ障害、野球肩について記事を書かせていただきます。

野球やテニス、バレーボールなど、多くのオーバーヘッド動作のあるスポーツで野球肩は見られます。

まずは、野球肩とはどんな症状なのか、原因なども含めてご紹介します。

その後に、野球肩の中でも多く見られるタイプの野球肩についても説明していきます。そして最後に当整骨院で実施している施術内容や予防の方法もご紹介させていただきますので、皆様のスポーツライフにお役立てください!

野球肩とは?江東区大島サモーナスポーツ整骨院が解説!

野球肩とは、野球の投球動作時をきかけに方に生じる痛みの総称を『野球肩』と呼びます。ある特定の一つの疾患ではないのでご注意ください。種類によっては、手術が適応となり、整骨院では対応できないものもあります。

肩関節周囲に付着している筋肉や腱、関節包や関節唇、骨の損傷のことを総称して野球肩と呼んでいるだけなので、同様の疾患は野球だけでなく、バレーボールやテニス、バドミントンなど肩や腕を頭の上から振り下ろすスポーツ選手に多く発症します。

痛みを訴える部位は、損傷している部位によって異なりますが、主に肩の前、後ろ、上腕部分の3箇所のいずれかに出ます。

具体的な野球肩の症状は、肩を上げる際の痛み、投球動作時や投球後の痛みやだるさ、さらには肩を上げることが困難になるほどの可動域制限がかかることもあります。

野球肩の原因

野球肩になりやすい選手の特徴としては、十分な肩のケアをできておらず、酷使し続けてしまう、いわゆるオーバーユース(使いすぎ)の選手に多く見られます。

単に肩の使い過ぎだけが原因ではないのが『野球肩の難しいところ』です。投球動作やテニスやバレーボールの動作、いずれのスポーツも肩の動きだけでなく、体幹や股関節肩のインナーマッスルの機能低下、疲労による不自然なフォームでのスポーツ動作など、さまざまな要素が組み合わさり、野球肩を引き起こします。

なので単に安静にして痛みが緩和したからといって、すぐに野球を開始するとすぐに野球肩による痛みが再び生じます。

野球肩の種類

先述したように野球肩にはいくつか種類があります。原因や痛めている部分によって、ケガの呼び方が変わります。

インピンジメント症候群

『野球肩の中で最多』インピンジメント症候群です。最も多く見られる野球肩の種類です。

投球動作やテニスのサーブ、バレーボールのスパイクなど手を肩より上にあげるたびに、肩甲骨の突起である『肩峰』や肩関節周囲の靭帯や関節包が、上腕骨上部と衝突を繰り返し、肩関節ないに炎症が生じます。

インピンジメント症候群の特徴としては、肩を90度以上あげようとすると肩関節周囲に痛みや違和感が生じそれ以上、肩を上げられなくなることです。

腱板損傷

肩関節を支えている筋肉を『腱板』と呼びます。いわゆる肩のインナーマッスルです。棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉から構成されています。

肩関節を安定させスムーズに動かすために重要な筋肉なので、肩を使うスポーツでは非常に重要な役割を果たしています。

しかし、過度な負担がかかり、腱板と上腕骨を繋いでいる腱が剥がれたり、筋肉が断裂してしまうことがあります。これを腱板損傷と呼びます。

リトルリーグショルダー

リトルリーグショルダーは成長期のスポーツ少年に生じる肩の痛みです。

小学生から中学生にかけて、野球などの投球動作を繰り返すスポーツで生じる野球肩の一種です。成長期には上腕骨の上端に骨端線という成長軟骨という完全に骨になっていない軟骨部分があります。

その骨端線が投球動作の繰り返しにより、離れてしまうのがリトルリーグショルダーです。たった1球の全力投球や遠投など急激に痛みが生じる場合もあります。

主な症状としては、投球動作時、投球後に生じる意ことが多く、腕を捻った際などにも痛みが生じます。

ルーズショルダー

ルーズショルダーは何か害的な要因でなるわけではなく、生まれつき肩の関節が緩く、可動域が広すぎる人に多く見られます。

そのような状態の人が、肩を使いすぎるスポーツをすると、肩関節に過度な負担がかかり周囲の組織が損傷してしまうことで痛みが生じます。

肩を動かすだけでも痛みを生じるようになります。また、投球動作時に肩が抜けるような脱力感があるのも特徴です。

肩甲上神経損傷

肩甲上神経は、首から肩にかけて走行している末梢神経の一つです。肩のインナーマッスル、腱板である棘上筋と棘下筋を動かしている神経で、腕をあげる際に大切な役割を果たしています。

肩甲上神経は、投球動作において、繰り返し、圧迫されたり引っ張られたりすることで、負担がかかり損傷を起こすことがあります。

主な症状は、肩後方の痛みや強い疲労感が生じます。

野球肩の診断

肩関節は、多くの筋肉や靭帯、腱、骨によって構成されているため非常に複雑な構造になっています。そのため正確な診断を得るためには、MRIなどにより専門医に診断してもらう必要があります。

その中でも整骨院でも対応できるものもあるのでお気軽にご相談ください。

野球肩の施術方法

野球肩のアプローチ方法は野球肩の種類によって異なります。大きく分類すると手術療法と保存療法があります。

野球肩の基本は保存療法

基本的には保存療法が選択されることが多いです。まずは、関節や腱に生じた炎症を抑える目的で、アイシングや高周波やマイクロカレントなど特殊な電気を用いて患部の炎症を徹底的に緩和させます。

また、野球肩の患部の安静は保ちつつ、同時進行で股関節や体幹の機能やインナーマッスルを強化するリハビリを行います。

野球肩は、肩の使いすぎだけが問題ではないので、再発防止のためには股関節の柔軟性、体幹のコントロール、肩甲骨の安定性などさまざまな要素をチェックしながら施術とリハビリを進めていく必要があります。

江東区大島サモーナスポーツ整骨院では施術スペースだけでなく、リハビリエリアも完備しているので、野球肩をはじめとするスポーツ障害に対して、包括的にアプローチすることができます。

野球肩の予防方法

一番の予防方法は、オーバーユースを防止することです。投げすぎ、連投を避けることtは当然のことですが、日頃から練習後のケアをすることが一番の予防方法です。

また、投球動作は全身の運動連鎖から構築されるので、肩のケアだけでなく、股関節や背骨の柔軟性を高めたり、インナーマッスルの強化をしておくいことが予防には効果的な方法です。

さらには、日常生活の中でゲームやスマホを触りすぎると姿勢不良になるので、意識的に触らないようにしたり、いい姿勢を意識することも大切です。姿勢の悪いトップアスリートはいないですよね。

最後になりますが野球肩は肩だけにフォーカスをしてもなかなか改善しないスポーツ障害です。野球肩でお悩みの方は全身をしっかりと評価し、リハビリまできちんと行うようにしましょう。

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