変形性膝関節症の治療と運動療法
2019.02.13
変形性膝関節症で膝の痛みで悩んでいる方が多いので、今回は変形性膝関節症の具体的な症状と治療、また、サモーナスポーツ整骨院でできる施術、運動療法(リハビリテーション)に関してご紹介いたします。
【目次】
1 変形性膝関節症の症状
男性に比べ女性に多く発生します。
年齢が上がるにつれ発生する確率は高くなります。
当院では、30代~80歳代の方が変形性膝関節症の診断を受け、施術を受けにご来院されています。
比較的、若い年齢の方が多いです。
主に、膝に水がたまったり、膝に痛みが出るなどの症状があります。
膝の水腫の影響でお皿が見えなくなることもあります。
症状が進行してくると膝のお皿の動きが悪くなり、膝の曲げ伸ばしに支障をきたします。
1.1 変形性膝関節症の発症からの経過
はじめは、立ち上がろうとすると痛い、方向転換で痛い、など何か動き始めで痛みが出ます。
休めばすぐに痛みは取れます。
症状が悪化してくると、正座や階段の昇り降りなど、膝の曲げ伸ばし動作が困難になります。
最終的には膝の変形が目立ち、ひざをまっすぐ伸ばすことが困難になります。
安静にしていても痛みが取れない状態になります。
2 変形性膝関節症の原因
代表的な原因は、膝関節の関節軟骨の老化によるものといわれています。
関節の軟骨は誰もが老化してしまうものなので、関節周囲の筋肉を強化することが大切です。
肥満や遺伝子なども関与することもあります。
膝関節には歩くだけで体重の3~5倍の負担がかかっています。
肥満が起因している可能性がある方は、早期に適切な方法で減量を実施することがおすすめです。
筋力強化しながら体重を減少することができれば理想的です。
また、骨折などの外傷、化膿性関節炎などの後遺症として発症することもあります。
加齢とともに関節軟骨はすり減ってしまいます。
使い過ぎて関節軟骨が摩耗し、変形してしまいます。
3 変形性膝関節症に対してのアプローチ
サモーナスポーツ整骨院では、全身の評価をもとに、患部に対して適切なアプローチをします。
患部だけを見ていても、歩行時の荷重のバランスや、不足している筋肉の状態はわかりません。
評価、治療、リハビリ、再評価、筋力強化といったプログラムで日常生活動作の痛みを改善することができます。サモーナスポーツ整骨院では、各種施術とリハビリテーションを組み合わせて治療を行います。
変形が大きく歩行困難な状態は、手術療法が必要な場合があります。
変形性膝関節症に対する施術に関しては、動きが悪く癒着してしまった組織に対して、物理療法、徒手療法を実施します。
特殊な機材を用いることで、歩行時の痛みの改善が期待できます。
痛みが緩和してきたら、徐々に荷重をかけてリハビリテーションを実施します。
動きの中での痛みは、動きを改善しない限り根本的に改善しません。
また、さらに股関節、膝関節、体幹周りの筋力強化をすることで体の機能を取り戻します。
変形してしまった膝関節は、残念ながら手術する以外治すことはできません。
しかし、変形した結果生じた動作の不具合や痛みに関しては、施術をすることで変化が期待できます。
4 変形性膝関節症の治療のポイント
変形性膝関節症で重要な治療ポイントは、股関節周りの筋肉、前モモの外側の筋肉、膝のお皿の動き、など膝以外の場所にもアプローチしなくてはいけません。
特に大殿筋(お尻の筋肉)、外側広筋(前モモの外側)に関しては、重点的にアプローチします。
大殿筋と外側広筋の緊張が緩和したのちに、お皿の動きを改善します。
お皿の動きの悪さは膝の曲げ伸ばしの妨げになります。
多くの場合、歩行時の荷重の悪さがみられるので、上記でのアプローチで痛みが緩和したらリハビリテーションを実施します。
変形性膝関節症の症状がある多くの患者さんに、歩行時の膝のラテラルスラスト(横方向へのスライド)がみられます。
この動きを繰り返すことで関節にストレスを与えるので、安定性を出せるようなエクササイズをします。
5 変形性膝関節症の対処法のまとめ
膝患部だけにアプローチするのではなく、患部以外に対してもしっかり対処する必要があります。
快適な日常を手に入れるには、治療とリハビリをしっかり実施することが一番です。
変形が大きく、全く動かすことができない場合は、医療機関でしっかり診察・検査を受けることをおすすめします。
都営新宿線『大島駅』から徒歩30秒
サモーナスポーツ整骨院
住所:東京都江東区大島6-9-12アプツ大島1F
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